笠ヶ岳〜穴毛谷から:山岳スキーの原点;ここには辛さと楽しさの融合が確かにある


- GPS
- 11:56
- 距離
- 16.7km
- 登り
- 2,037m
- 下り
- 2,034m
コースタイム
- 山行
- 9:56
- 休憩
- 1:58
- 合計
- 11:54
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
全域危険地帯。渡渉点の状態は毎年大きく変わる。降雪時は侵入は危険 |
写真
装備
個人装備 |
山スキー標準装備。この時期は短パンマンでもOK。もちろんカバーオールは忘れずに。
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感想
先週の弓折岳から下山した時に見た穴毛谷のデブリの大きさを目の当たりにし、穴毛谷の賞味期限はまだだいじょうぶであろうと、笠ヶ岳を狙った。
今回は、おじさん3名での出動です。
先週は、たくさんの人が入っていた様子で、雪もまだまだ豊富であろうと高を括っていたところ、最終堰堤を超えて右岸の雪壁が巻けなくなった。あっちうろうろこっちうろうろしていたが、最終的に渡渉しかないってことで、思い切って突入。
スタートで濡れるとテンションダウンでしたが、全員無事通過。
この後も、融雪が一気に進みむので、厚手のビニールか、裸足での渡渉が必要になることでしょう。
大滝上部の乗り越しも微妙に雪が少なくひやひやで突破。
下山時は藪を漕ぎました。
七ノ沢を詰め、六ノ沢へトラバース。稜線に出ると本峰がお目見え。でもここからアップダウンもあり、意外と長い。
でも順調に足を運び難なく登頂。四ノ沢方面にトレースがありましたが、ここは地獄のエリアなのですね。
山頂でまったりと過ごし、滑走は安全に来た道を戻ることにした。
それでも大斜面のナイスザラメを堪能。皆さんで写真を撮り合い、どんどん滑っていく。デブリも多かったが、程よく緩んで何ら支障はなかった。
今シーズン笠へ行けるかな〜って思っていたところ、JUNDrさんが自分に配慮して選択していただき、ありがとうございました。
maoさんも連日の2連ちゃんでお疲れモードでしたが、楽しいひと時を過ごせました。ありがとうございました。
昨年4月最終週に続き今年も来ました。穴毛谷からの笠ヶ岳。コース自体は明瞭なのですが、雪の状態で難易度が変わりすぎ、なかなか大変なルートです。昨年は下部に雪が全くなく、藪とへつり、渡渉に苦しめられました。さて5月中旬を過ぎた穴毛谷、今年は雪が多く下から渡渉無しで行けるなどという噂で、行くしか無いでしょうと、来てみました。確かに下部のデブリが多く堰堤突破はいつになく楽でしたが、その後の核心部の渡渉はやはり現れてしまいました。下部も雪がつながってるなんて・・・嘘じゃん!!しっかりRFが必要になり、高巻きを選ぶか渡渉を選ぶか・・・昨年は右岸壁の高巻きでえらくびびった。今年は渡渉をチョイス。沢登りの得意なktn92さんはすかさず渡渉の弱点を発見し、猿飛のごとく激流をかわし越えていった。皆も後に続くがここでドボンしたらモチベーションガタ下がりになるため慎重に・・・何とか越えたが昨年と同様えらく時間が掛かってしまった。その後は、七の沢を登り、稜線に出て比較的楽勝パターンか?と思いきや、なんだか休んでばかりでなかなか先が見えてこない。今日の目標、笠ヶ岳山頂から西面滑走は時間的にタイトになり割愛となってしまった。暑さやここまでのストレスで結構ぐったり状態。山頂で1時間くらいのんびりしてしまい、今日は天国滑走に変更。滑走が一番楽しめる場所へ移動し、雪の良い斜面を拾いながら高度を落とす。苦労に余りある上部斜面。下部の穴毛谷本谷はデブリも緩み比較的楽に滑走でき、満足の山行となった。本日登りで6の沢を登り、4の沢を滑走するという、超絶パティーがあったが、あの時間にあんなところを行動できるのは・・・・あの人しかあるまい、と噂していたらやはりあの人・・・YSHR様ご一行様であった。相変わらずパワフルですが、下から見た四の沢右俣めちゃくちゃ狭く、下部は落石だらけで、スキーがギタギタになったんだろうな〜。ツボ脚はmaco様であった。打込谷滑走を絡めた周回だったようだ。
超人達が集った笠ヶ岳でした。
今シーズンのいろいろな馬鹿話をしながら初夏の陽気の中を左俣林道を歩いて帰る、おじさん3名パティーなのでした。
私は・・・今後の日曜日の所用を回避できず、山スキーはこれにて終了になりそうな感じです。沢に一気にシーズンインするかどうか、岐阜百で時間を稼ぐか・・・悩みどころです。
この後穴毛谷を考えておられる方は・・・沢靴・水陸両用シューズを装備する・もしくは厚手ビニールと布テープでブーツを覆うなどの対策。もしくは高巻き突破のための補助ロープなどがあると便利かもです。次週末はさらに1mは雪が減るので穴毛本谷もさらに雪割箇所が出てくるでしょう。
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