満点の星空と御来光、大蛇ぐらからの絶景 (快晴の大台ヶ原)
- GPS
- 03:53
- 距離
- 7.0km
- 登り
- 392m
- 下り
- 388m
コースタイム
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
大台ケ原ドライブウェイは今年は4月26日に冬期通行止めが解除されましたが、2011年の台風6号によるがけ崩れのため通行止め区間があり、迂回路が設定されています。大阪方面からだと、169号線の本来のドライブウェイ入り口を右手に見ながら通り過ぎ、さらに3km弱進むと (トンネルを2つ抜ける) 左方向に迂回路の入り口があります。ただし、大阪方面からは左折禁になっており、さらに1km弱ほど行ったところでUターンするスペースがあるのでそこでUターンして、元来た道を少し戻り、迂回路へ入っていく形になっていました。真夜中でしたが迂回路の案内表示は分かりやすく、迷うことはありませんでした。迂回路は細く、ところどころにすれ違うためのスペースが用意されていました。小さいながらも落石があり、注意が必要です。また、野生のシカが飛び出すのにも注意が必要でした。 駐車場は約200台駐車可能だそうで、料金は無料です。 http://kinki.env.go.jp/nature/odaigahara/shisetsu/carinfo.html 土日の朝には早朝に満車になってしまうようですが、自分が着いたのは深夜2時前だったため2割程度駐車している状態でした。駐車場を出たのは朝8時でしたが、このときにも2〜3割は空いていました。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
【道の状況】 登山道はしっかり整備されていて歩きやすい道でした。ただし、大蛇ぐら〜シオカラ谷〜駐車場は少し急なアップダウンでした。 【登山ポスト】 大台ケ原駐車場に登山ポストが設置されていました。 【電話】 駐車場周辺も含めて、ソフトバンクは完全に圏外でした。大台ケ原ドライブウェイに入るまでは、ところどころは圏内になっていました。 ビジターセンターには公衆電話があり、24時間利用できるようでした。 【トイレ】 駐車場には公衆トイレがあります。水洗、トイレットペーパーもあり、綺麗なトイレでした。1回あたり100円程度の利用料が必要です。 【地図】 昭文社 山と高原地図 51「大台ヶ原 高見・倶留尊山」 |
写真
感想
連休の天気予報を見ていたら前半は天気がよさそう。特に29日はとてもいい天気みたい、というのを見て、28日の夜になって急遽、大台ケ原行きを決めました。初めての単独山行です。
大阪を28日の夜11時過ぎに車で出発。大台ケ原ドライブウェイは去年の台風で通行止めの区間があり、迂回路を通ります。時々野生のシカが飛び出してきて止まらなくてはならない場面も。
大台ケ原の駐車場には1時45分くらいに到着しました。夜中ですが駐車場は2割ほど埋まっていて、星空を観察している人たちがたくさんいました。駐車してライトを消し、車を降りて空を見上げると、満点の星空!! 雲ひとつなく、ほんとうに見事でした。月の入りが0時半くらいだったので、最高の条件でした。しばらく写真撮影したあと、車内でしばらく仮眠をとりました。
4時すぎ、登山の準備をして歩き始めます。暗い中登山口がすぐに見つかるか不安でしたが、ビジターセンターの左側に見つけることができました。入り口には「熊に注意!」の警告が。熊鈴を鳴らしながら、暗闇の中をヘッドライトの明かりだけを頼りに歩き始めました。道は歩きやすく、ヘッドライトの明かりだけでも危険なことはありませんでした。
日出ヶ岳の山頂には既に10人くらいの人がきていて、御来光を待っていました。条件がよければ富士山まで見えるようですが、この日は見られませんでした。雲海や大峰山系の雄大な景色を見ながら、日の出を待ちます。5時過ぎ、雲海の向こうから太陽が昇りました。天候もよく、素晴らしい御来光でした!
日出ヶ岳を後にし、正木ヶ原へ向かって歩き出します。道はよく整備された木道で、両脇には立ち枯れたトウヒが。ところどころに大台ケ原の自然や歴史を解説した案内板が置かれていて、道も歩きやすく、快適なハイキングでした。牛石ヶ原周辺は野生シカをよく見かける、と地図には書かれていましたが、この日は逃げ去る2、3頭の後ろ姿がちらっと見えただけで、残念ながら写真におさめることはできませんでした。
日出ヶ岳から1時間ほどで大台ケ原の絶景ポイント、大蛇ぐら (だいじゃぐら) に到着です。自分が着いたときには誰もいませんでした。おそるおそる先端まで行くと、その先は絶壁・・・ でも景色は最高。遠くには名瀑百選のひとつ、中ノ滝が見えました。あとからきた方にお願いして記念撮影できてラッキーでした。朝ご飯におにぎりを食べて、駐車場へ向けて出発です。
ここからシオカラ谷へはかなりの下りでした。これまでの道に比べると、石がごろごろしていて、中には浮き石もあり、やや注意が必要でした。沢の音がだんだん近づいてきて、30分ほどでシオカラ谷に到着しました。吊り橋の下の河原に下りることができ、ここで小休止をとりました。吊り橋を渡ると、今度は今まで下ってきたぶんを取り戻すような登りです。約30分で駐車場に戻ってきました。
出発時と比べると車も増え、これからハイキングを楽しもうという人たちがたくさんいました。帰り道はこれから大台ケ原へ向かう車とだいぶすれ違いました。大台ケ原ドライブウェイの迂回路は細く、すれ違いが困難な場所も多いですが、ところどころに待避場所がもうけられているのでそれほど難儀せずに通過できました。
169号線沿いの道の駅でお土産に柿の葉寿司を購入し、大阪市内の自宅に到着したのは昼11時過ぎ。自宅を出てから帰るまでたった12時間でしたが、十分に楽しむことができました。今度は事前申請をして西大台地区を散策してみたいな、と思います。
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