芦生原生林・三国峠〜杉尾峠〜地蔵峠
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- GPS
- 06:35
- 距離
- 12.5km
- 登り
- 766m
- 下り
- 770m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
●この時期はシーズン前になるのか、登山口に至る林道、登山道などがまったく整備されておらず、その点は留意しておいた方がいい。今回も林道は通行止めだったが、解放されていたので入輪したが、落石や倒木でかなり荒れていた。 ●三国峠〜野田畑峠間、シンコボ〜杉尾峠間も、倒木や落葉によってルートファインディングが難しい。視界のきかない場合はかなり困難となると思う。 ●この時期は上谷下流部にも残雪が多く、迷うことはなさそうだが、ルートから外れると踏み荒らしになるので注意がいる。 また芦生原生林については以下、入山における利用案内も参照のこと。 ●芦生研究林利用案内 http://fserc.kyoto-u.ac.jp/asiu/priyo.html ●三国峠、林道情報 針畑ルネッサンスセンター 0740-38-5727 |
写真
感想
5年ほど前にも歩いたことのある、三国峠から杉尾峠への優しくなだらかな稜線。
芦生原生林(京大演習林)は、京都大学が管理する研究林で、手つかずの自然林が見られるということもあって、シーズンになると多くの登山者が訪れる。
聞くところによれば、年々増加するこれら登山者によって原生林の生態系にも変化が起きつつあるのだとか。
現在は車が入れる場所にも制限があったり、多人数の場合はガイドを付けることなど、緩やかながら規制もされている。利用案内(上にリンクあり)を十分に熟知した上で入山されることが必要だろう。
稜線上は下草の無い疎林で、登山道の判別が難しい箇所もある。晴れていれば目標物の特定も容易だが、ガスがかかると複雑な地形の中は迷路になるだろう。地図コンパスは当然のこと、GPSなどの準備もあると心強い。
この時期はシーズン前ということで、登山道整備がまったくされていない。部分的にも残雪があり、ルートがまったく消えてしまっていた。入山するのであれば、シーズンが始まる6月以降がいいのではないだろうか。
三国峠からいよいよ縦走である。
ほんとうは若狭側の永谷川支流の沢に降りて、そこから遡行して再び稜線に戻るという変則ルートで挑んだが、稜線から望む南面にもまだ雪渓が残っており、北面ならさらに量が増えるだろうということで遡行予定を変更して、縦走一本に切り替えた。
この時期、訪れる登山者はほとんどいなく、森は僕ら二人の独占状態だった。稜線上には春の陽光がさんさんと降り注ぎ、新緑のシャワーをいっぱいに浴びて歩くことができた。
望む稜線、眼下に流れる上谷源流部など、どれをとっても様になる素晴らしい景色が広がっていた。北陸の景色にはない、この特異な地貌に目も心も奪われっぱなしだった。
コメント
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こんばんわ
もう随分前に春・秋と2度歩きましたが、懐かしいルートです
5月終わり頃から沢山の花と新緑がまぶしい季節となり秋は紅葉が綺麗でした
今はこんな感じなんですね。。。
また、行きたいと思いつつ再訪が出来ません
>ウルイ(ギボウシ)の群生
と書かれているのはバイケイソウでは
間違ってたらゴメンなさい
以前、ここに関東のお姉様たちと行ってましたよね?
前回は初夏、今回は春。秋にも行ってみたい山域ですね。心が洗われるという言葉がぴったりの場所です。
文章にも書きましたが、この時期はルートファインディングが難しくて、とくに上谷は踏み荒らすことにもなるのでハラハラでした。
で、ウルイですが、どう見ても葉の付き方がウルイなんですよ。バイケイソウとは葉の出方(大きなものもあった)が違ってたんです。一見バイケイソウかな?とも思ったんですが、そう言われるとバイケイソウに見えてきました・・・・
今、検索すると「ウルイ」出てきました
葉っぱもよく似てますね
http://image.search.yahoo.co.jp/search?rkf=2&ei=UTF-8&p=%E3%82%A6%E3%83%AB%E3%82%A4#mode%3Dsearch
写真だけで判断するのは難しいですね
失礼しました
僕なりの、ギボウシとバイケイソウの見分け方なのですが、ギボウシは茎の同じ箇所から葉が出るのに対し、バイケイソウは互い違いに出ます。大きくなるとそれがよくわかります。
オオバギボウシ http://j.mp/JdqOmt
バイケイソウ http://j.mp/JdqTX9
どちらも似たようなところに生え、しかも群生する植物なので、毎年食中毒事故が起きるのだと思います。
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