白馬鑓ヶ岳
- GPS
- 11:32
- 距離
- 19.4km
- 登り
- 2,267m
- 下り
- 2,246m
コースタイム
- 山行
- 8:37
- 休憩
- 2:49
- 合計
- 11:26
天候 | 快晴 |
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過去天気図(気象庁) | 2019年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
・猿倉〜小日向のコル 最初は登山道を歩くが、多少倒木もある。途中から雪が出始め、登山道はわからなくなる。藪をさけながら進み、台地に出る。途中からスキーハイクで進む。小日向のコルへは急登もある。 下りは縦溝が激しく、滑れるところを探して滑走していくと登路を外れて東側に行ってしまったが、またトラバース気味に降りて登路に復帰した。台地は藪なので、スキーを外してシートラで降りた。 ・小日向のコル〜鑓温泉 シールオフで滑り降りるが、縦溝が激しく、滑走に難儀した。一部10m程度雪が切れており、そこでスキーを脱いで土が露出している部分を越えてからはシールハイク。しばらく進むと温泉に到着。 下りは無難に滑り、あとはスキー手持ちで雪切れ部分を越えて、コルまではシールハイク。縦溝斜面もシールハイクでは問題なく登ることができた。 ・鑓温泉〜山頂 斜面は比較的良い状態。落石が多少あるし、実際登行中に左岸からカラカラと音がして落石もあった。大出原に出ると開放的な素晴らしい光景を楽しめる。途中から夏道に入り、シートラに換装して、山頂に到着。 下りは山頂直下の夏道の西側の斜面を滑走し、シートラで少し登り返し、大出原を気持ちよく滑走した。斜面は安定しており、これぞ春スキーという感じで、ナイスザラメであった。 |
その他周辺情報 | 今日は倉下の湯に入った。600円なり。白馬の山並みを見ながら露天風呂に入ることができる。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
長袖インナー
ズボン
靴下
グローブ
アウター手袋
予備手袋
防寒着
雨具
ゲイター
バラクラバ
日よけ帽子
毛帽子
着替え
ブーツ
ザック
ビーコン
スコップ
ゾンデ
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
針金
ガムテープ
常備薬
日焼け止め
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ツェルト
ウイペット
ナイフ
カメラ
ビンディング
スキー板
シール
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感想
今回は日帰り組三名(タカノスさん、581さん、私)と鑓温泉宿泊組(ニシデンさん、シンモンさん)とのコラボで、白馬鑓ヶ岳に行ってきた。6時過ぎに猿倉の駐車場で合流して、ご挨拶。シートラでスタートして、みんなで会話しながら登山道を進んでいく。宿泊組は当たり前だが荷物が重そうだが、二人ともとても早く、さすがである。
コルからは縦溝に苦労するが(実際私は一度転倒した)、シンモンさんはボディバランスが良く、スーッとルーファイしながら進んでおられた。雪が切れている箇所を越えたらあとはシールハイクで鑓温泉に到着。ここで宿泊組はテントを設営し、荷物を減らす。我々日帰り組はのんびりと大休憩。暑いので水分の消耗が激しい。
全員スタンバイして、さらに標高をあげていく。山頂まで標高で900m登ることになる。暑いし、明日もこの谷を登る宿泊組はあまり無理をせずに途中で引き返すことになり、お別れした。日帰り組は適度に休憩しながら標高をあげていく。途中からは夏道に入り、山頂までシートラで登った。
山頂では360度の大展望を堪能することができた。青空とゼブラのコントラスト、最高のシチュエーションだ。久しぶりに白馬鑓ヶ岳に来たが、なかなか良い山である。先週の白馬はホワイトアウトだったが、今日は風も強くなくて、のんびりと休憩することができた。
暑くて登りで時間がかかったが、休憩して復活。さあ、滑走だ。タカノスさんの発案で山頂のハイマツ帯下から南下する一枚バーンの斜面にエントリーした。剣岳に向かって、三人で写真を撮りながら気持ちよく滑走した。
200mほど滑走して、稜線に戻り、今度は大出原を滑走した。ここもナイスザラメで、これぞ春スキーって感じで大満喫だ。ガンガン滑っていると、水を汲んでいた宿泊組と再会。鑓温泉に戻って、五人で入浴タイムとなった。火打や黒姫を見ながら、青空と新緑、そして仲間との会話、露天風呂冥利につきる至福の時間を過ごした。
楽しい時間はあっという間に過ぎて、帰る時間となる。名残惜しいが、宿泊組とお別れして、我らはさらに滑走していく。小日向のコルへの登り返しは暑いのでなかなかしんどかった。途中からシートラに換装して、台地の藪を抜けながら、登山道に復帰した。
猿倉に無事に戻り、長い一日が終わった。距離のわりに疲労感があるのは、やはり暑さのせいだろう。その分充足感もある。仲間と楽しい時間を共有できて、楽しい一日だった。タカノスさんは板納とのことで、お付き合い頂き、ありがとうございました。心強かったです。581さんは縦溝も軽快に滑り流石でした。おみそれしました。宿泊組のお二人は楽しい夜を過ごされたと思います。また一緒に行きましょう。
白馬鑓ヶ岳も以前から行きたいと思っていたところ、泊り組と日帰り組で登ることとなった。鑓温泉に浸かるのも楽しみだ。先週、白馬岳に上る途中、分岐付近には雪が全くなかったのでしばらく歩くのは覚悟していたが、台地に上がってからもしばらくは藪がひどくシートラが続いた。そろそろ賞味期限が間近に迫っている。
下界では20℃を超えるので今回は夏のズボンとTシャツで暑さ対策をしてきたので割と快適に登ることは出来たが、水分の消費量は多く、持ってきた水分がギリギリだった。次回はもっと余裕をもって用意しなければいけない。温泉にもコーラを仕込んでおいて冷えたコーラと温泉を満喫したらよかったと次回への反省とした。
鑓温泉からは雪はまだまだどっさりで、ワイルドな風景を満喫しながらハイクアップしていく。途中、落石のガラガラ落ちる音が聞こえ、大声で「ラークッ!」下まで落ちることはなかったが、かなり大きな岩だったので焦った。大出原まで登り上げると広大な風景に圧倒された。空気が澄んでいるので白馬村もきれいに見えて最高の気分だった。
最後は夏道をしばらく歩き、無事登頂できた。久しぶりにへとへとになった。先週はガスでまったく遠望がなかったので今回は360度のパノラマに感動した。毛勝や猫又もいいけど、やはりこの界隈はスケールがでかい。シートラしてきたのは山頂から滑降して一旦登り返し、鑓温泉方面に滑り込む計画のためだ。タカノスさんの提案されたこの斜面がは、夏道から正面に見えた瞬間にかなりお楽しみだった。素晴らしい一枚バーンで最高の滑りだった。
第二ラウンドも存分に楽しんで、泊り組と合流し、温泉に浸かる。先客は水着を着ていたが、僕らは素っ裸で入浴。するとそれをみた別の方も安心されて素っ裸で入浴された。最高のロケーションだった。これは泊りだと最高の日の出が見れるので羨ましい。
鑓温泉を後にし、デコボコの斜面をこなして登り返す。我慢の登り返しを終えると、もう下るだけ。しかし、ここで痛恨のルートミスで全く違う方向に進んでいた。軌道修正し、正規のルートに戻っても下りはルートがわかりにくかった。また陽が沈んでくると肌寒くなってきた。雪が多いとあっという間に下れるんだろうけど、今は我慢の歩きをこなすとやっと猿倉荘が見えてきた。充実した一日だった。タカノスさん、今シーズン何度かご一緒させていただいて経験値あがりました。ありがとうございす。また来シーズンもよろしくお願いします。チカさん、もう少しだけ山スキーお付き合い願いますね!
下界は、30℃を超える予報。山中は、雲ひとつない蒼空、木々の芽吹き、雪渓に吹き下す涼しい風。滑走時は、雪質も柔らかいながらも快適だった。鑓温泉でみんなで楽しく入浴。ロングルートで、とても疲れたけど、スキーシーズンの幕を降ろす、いい1日でした。
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