仮想幌尻岳？！ 塔ノ岳を幌尻岳＠新冠ルートに見立てて歩いてみた

2019年05月25日(土) [日帰り]

• GPS: 13:14
• 距離: 51.8km
• 登り: 1,802m
• 下り: 1,790m

コースタイム

日帰り

• 山行: 12:20
• 休憩: 0:54
• 合計: 13:14

距離 51.8km 登り 1,805m 下り 1,808m

5:45 JR二宮駅
7:07 秦野中井インターチェンジ
8:04 湯花楽（人工温泉）
8:54 8:58 大倉バス停
9:03 どんぐり山荘
9:05 大倉山の家
9:07 丹沢クリステル
9:20 観音茶屋
9:31 雑事場ノ平
9:34 9:36 見晴茶屋
9:45 9:46 一本松
10:00 駒止茶屋
10:08 堀山
10:14 10:16 堀山の家
10:30 天神尾根分岐
10:50 10:59 花立山荘
11:07 花立
11:11 金冷シ
11:26 11:50 塔ノ岳
12:02 金冷シ
12:09 12:10 大丸
12:18 小丸尾根分岐(二俣分岐・平二山)
12:25 小丸
12:30 鍋割山稜
12:41 鍋割山荘
12:45 12:46 鍋割山
13:06 13:07 1,000m地点
13:22 後沢乗越
13:39 ミズヒ沢渡渉点
13:42 本沢渡渉点
13:58 14:07 二俣
14:10 尾関広氏の銅像
14:23 黒竜の滝
15:10 大倉バス停
16:03 湯花楽（人工温泉）
17:32 秦野中井インターチェンジ
18:59 JR二宮駅

アクセス

利用交通機関：

電車

コース状況／危険箇所等

二宮から大倉まで約17km。全て歩道はありました。

写真

5/25 5:41

最寄り駅から始発でやってきました。

5/25 5:46

いつも通っている県道71号に合流します。

5/25 5:55

こんな所からでも富士山が見えるのですね。
徒歩で歩いて初めて気が付く事実です。

5/25 6:22

丹沢山塊が見えてきました。

5/25 6:39

バイバスにも歩道は完備されていました。

5/25 7:00

東名入り口まで来ました。
圏央道は相変わらずの渋滞です。

5/25 7:12

62号へ進みます。

5/25 7:28

ここら辺も小高い位置にあって丹沢山塊がよく見えます。

5/25 7:47

住宅の間から富士山が、、、、

5/25 7:51

246まで来ました。
感覚的にはもう着いた気になりましたが、ここから大倉までが長かった・・・・

5/25 8:23

大倉へ行く前にいつも立ち寄るセブンです。
バイクだとすぐですが歩くと246からかなりの距離がありました。

5/25 8:27

ようやく大倉入口です。

5/25 8:38

八幡宮り立派な木が。

5/25 8:49

いや〜〜〜遠かった。
ですが思ったより元気です。

5/25 8:54

渋沢からバスが到着します。
そのくらい歩けよ！！！
と身勝手な私はグチってみましたw

5/25 9:03

登山道突入です。

5/25 10:07

いつもながらの爽やかな大倉尾根。

5/25 10:39

景観が開けて来たところで、、、、

5/25 10:44

ようやく花立山荘まで来ました。

5/25 10:47

花立山荘と言えばこれしかないでしょう！！！！！
この暑さの中、たった400円で味わえる最高の快楽！！！
思わずおかわりしたのは内緒ですw

5/25 11:01

5/25 11:21

思ったより空いてますね。

5/25 11:22

登頂〜〜〜〜！！！！
10度目となる記念登頂です。
二宮からここまで約24kmでした。

5/25 11:29

山荘で冷えたビールをGET!!
今日は節約無視でバンバンお金を落としていきます。

5/25 11:45

あの見える果てまで歩くのか・・・・

5/25 11:47

たっぷり休憩もしたので鍋割山を目指します。

5/25 11:57

分岐です。

5/25 12:00

この道は人も少なくとても快適でしたね。

5/25 12:18

人も少なく天候にも恵まれて爽やかなトレイルを堪能できました。

5/25 12:37

2度目の登頂になります。

5/25 12:38

山頂から念願の富士山も見えましたが、、、
何しろ人が多いのにビックリ。
塔ノ岳と大して変わらない量の人がいました。
かき氷を食べたかったのですが、鍋焼きうどん渋滞で注文すら
させてもらえず素直に下山しました。

5/25 13:15

前回も思いましたが、ここの下りかなり急ですよね。
ちょっと登る気がしない急登ですが、あの山頂での混雑を見ると皆さん鍋焼きうどんを食べるが為にこの苦行をしているのかなと想像してしまいます。

5/25 13:31

だいぶ降りてきました。

5/25 13:33

ようやく林道に到着。
これから長い長い車道歩きが始まります。

5/25 13:56

ザックに仕込んでおいたオリオンビールを冷やせるここで頂きます。もう車道歩きに突入したのでここからはこまめに休憩を取りながら進みました。

5/25 14:35

とってもとっても退屈な林道歩き・・・

5/25 14:52

ようやく里まで帰ってきました。

5/25 14:58

大倉到着〜〜〜！
とりあえずコーラを補給。

5/25 15:27

まったく皆貧弱だ！、バスなんかに乗るんじゃねぇ！！！
と、キチガイがグチってましたw
渋沢までも結構距離があるので私も歩く気はしないですw

5/25 15:33

いつものセブンが見えてきました。

5/25 16:02

あまりにも暑いので246までの途中にあるセブンに寄ってガリガリ君をパクつきました。
北海道幌尻の僻地では不可能な暴挙ですが、プチ熱中症気味の私にとってまさにオアシスとなりました。

5/25 16:10

ようやく246まで来ました。

5/25 17:01

写真はありませんが、この手前でさらなる暴挙に出て手打ちそばとビール大瓶を頂きました。
見た目煤けた蕎麦屋でしたが（失礼）、とても美味くて感激しました。

5/25 17:17

ようやく71号まで帰ってきました。

5/25 17:28

歩道橋から東名インター入り口を見下ろします。

5/25 17:31

二宮まであと7km。
既に40km以上歩いて感覚が麻痺して、
「もうすぐじゃん！！！」
と思いましたが、ここから急激に足の疲労が襲い掛かってきました・・・・

5/25 17:48

たった25万のメルセデス。
ある意味良心的な値付けですが、一体どんないわくがあるのでしょうか？？

5/25 17:57

人通りも少ないであろう草ボウボウのパイパス歩道を歩きます。

5/25 17:59

陸橋の横にこんなレリーフが。
最初この陸橋に鉄道があったのか」！！！！！
と感激していましたが、そう言う訳ではないようです。

5/25 18:10

見事に未整備です。

5/25 18:15

この街道三つ目のレリーフですが、最後は人力車までスケールダウンしています。
汽車ならともかく、そりゃ人力車位そこらで走っていただろう！！！と言いたくなりますが、このマンネリ超ロング歩道歩きにとっては、こんな謎のレリーフが清涼剤になります。

5/25 18:35

だいぶ二宮まで帰ってきました。

5/25 18:55

お疲れ様です。
流石に最後は足も痛くて嫌になってきましたが、思ったより車道歩きが退屈せず歩き切る事ができました。

撮影機器：

Canon IXY 630 Canon

感想

pinkDJEBEL

この全くもって阿保な企画、構想は2年前からあったのですが、その時は足の故障もあり幌尻岳は回避。2年たってようやく今年長期連休が現実味を帯びたここで実行する決断に至りました。

幌尻岳は総合的に考えて日本100名山の中でダントツの最難関でしょう。
まぁ、登山道自体は危険でないのですが、そのアクセス具合に問題がありその座を揺るぎないものにしています。

幌尻岳には主な3つのルートがあります。

一つ目はチロロ林道ルートで、日帰り登山者はこのルートを利用している人が多いようです。ただしコースタイムは18時間、途中山小屋はありません。
当然超早朝出発が必須となりますが、私にとってのネックは移動手段がバイクである事です。このCTを考えると最低でも朝4時には出発したい所。しかしバイクで暗闇の中ヒグマ密集地帯を20km近く運転する気にはなりません・・・・

二つ目はクラシックルートである幌尻山荘方面から向かうルートです。
このルートが一番楽なのでここから挑みたいのですが、、、
ここのルートは悪名高いシャトルバスを利用しなくてはならず、山荘に一泊するにしてもその予約は困難を極め、噂によると繁忙期はツアー団体が抑えていて本当に取れないらしい（未確認）。
日帰りも不可能ではないのですがバス時間によるタイムリミットもあるので相当の自信が無いと厳しいでしょう。
しかし最大に厄介なのは本格的な渡渉の存在でしょう。一昨年に増水による死亡事故がありましたが、このルートの厳しさは、事前の予約が必要にもかかわらず天候に左右されやすいと言う点にあります。

最後に残ったのは新冠ルートで、このルート特に規制も無く無人ではありますが山小屋もあり、天候に左右される渡渉も無い、、、、といい事だらけなのですが、、、
最大のネックは往復36kmの単調な林道歩きにあります。あのグレートトラバースで使用されて田中陽気ルートなんて最近では言われているようです。


正直どのルートもイマイチですがw、私はその中で私にとって最も可能性が高いのは新冠ルートと決めて今回の予行練習を実施しました。
新冠ルートは約7時間の登山+36km林道歩きなので、二宮から大倉まで往復34kmに塔ノ岳大倉ピストンではちょいと登山時間が足りないという事で、さらなる負荷を付けるために鍋割経由としました。当然最後の林道歩きの存在も大きかったです。


終えてみての感想は、、、、、
ん〜〜〜〜、やっぱり最後相当足に疲労が来ました！w
まぁ、50kmも歩けば当たり前ではありますが、それでも45km位まではそれ程疲れは無かったのですが、最後は足の裏も痛くてもう歩きたくねぇー状態でした。
私の過去最高疲労度は剱岳早月尾根日帰りですが、精魂尽き果てた剱岳と比べればそこまでではありませんでした。まぁ足の裏の痛みは今回の方が上でしたが、アップダウンの無い車道歩きと登山道を歩行距離の物差しで比べても意味が無い事がわかりました。
あと気が付いたのは林道歩きの単調さによる精神的な苦痛です。
林道も上高地から横尾までの景観の良い林道なら気もまぎれるのですが、単なる山中で景観の変化もない林道歩きはただただ苦痛なだけという事が身に沁みました。
今回、舗装の車道を30km以上歩きましたが、車道は風景に変化があって全然飽きません。
それに比べて鍋割から大倉へ向かう西山林道のなんて単調なことよ・・・・

幌尻岳に似せる為に組み込だ林道歩きでしたが、入れていて良かったです、大倉ピストンよりは味がでました。


最後に、、、
行動時間が13時間を超えたのは初めてです。そして一日の歩行距離が50km超えたことは結構自信になりました。
とりあえず今年の夏は北海道幌尻岳へ行くでしょう。
ルートは新冠からになりそうですが、今回の経験を踏まえて日帰りはないかなぁ・・・・・
チャレンジしてみたい気はありますが、流石にもう若くは無いので身の丈に合わせた登山をしたいと思います。

でも、この新冠ルート、昨年の大地震で登山道が崩れたなんて話があったような・・・・