チャリミネンコ-薬師岳
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- GPS
- 10:40
- 距離
- 59.2km
- 登り
- 3,571m
- 下り
- 3,560m
コースタイム
01:40 折立
04:30 太郎平小屋
06:20 薬師岳
08:00 太郎平小屋
10:00 折立
10:40 亀谷料金所
天候 | 快晴微風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
自転車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
1,750から上はほぼ雪道。 |
その他周辺情報 | 下山後の温泉は吉峰。むしろ吉峰に入りたいから山を登っている的な。 そのくらい気に入っている。 |
写真
感想
今シーズン行けなかったチャリミネンコをやろう。薬師を目指すか黒部五郎を目指すかは決めていない。雪の状況がわからないので現場で判断しよう。気合いの23時半起床の0時発。昨晩の亀谷は暑くて暑くて寝苦しい夜だった。あまりちゃんと眠れていないが行くしかない。気温が上がって雪がユルユルになるとつらいので今日はスピード勝負だ。下山は早ければ早いほど良い。涼しいうちに上まで行きたい。支度をして料金所を元気に出発。お一人様で0時出発は眠たくてつらい。頑張ってペダルを回す。トンネルは向かい風で泣きたくなってくる。えっちらおっちら登り続けていつの間にか有峰ハウスを過ぎた。あとはつづら折りを頑張れば終わりだ。と思いきやこのつづら折りがめちゃキツい、キツすぎる。ペダルおっも。こんなにキツかったっけ。ファイナルギア23Tも使い切ってしまった。渾身の力で立ち漕ぎだ。フレームをミッシミッシ言わせながらペダルを踏んづけて折立に辿り着いた。おかしいなあと思ったら去年は対激坂ギア28Tを装備していたらしい。ああ、そうだった。次に有峰に来る時はちゃんとギアを替えておこう。
去年折立に自販機があったのを確認したので今日は現金を持ってきたが6/1の自動車開通前は自販機の電気が入らないようだった。まあ予想していたが冷たい炭酸が飲めたらいいなと思っていたのでちょっと残念。山登りウェアに着替えて登山口へ。さて雪はいつ出てくるのか。去年の同時期はえらい雪が少なかったので太郎平小屋までほぼ夏道だったが、今日は樹林帯の1,750で早くも雪が出てきた。こりゃ大変だ。黒部五郎まで行くと帰りは厳しいな。この時点で薬師ピストンに決めた。
雪は締まって固いので埋まらない。軽快に高度を上げてゆく。昨日か一昨日の下りトレースがある。小屋の準備の人が一旦降りたのだろうか。樹林帯はトレースがはっきりしていたので頭を使わなくてよくて助かった。太郎平小屋の手前で空が紫色になってきた。左手には剱岳と立山が見える。今頃みんなは岩と雪と闘っているのだろうか。太郎平小屋に着くと空はすっかり明るくなった。人の気配は無い。さあ薬師岳へ行ってみよう。薬師峠へ一旦下りて登り返すが、ここがなかなか雪が固く斜度もあるので慎重に登った。薬師峠の登り返しは今日一番難しかった。雪が緩めばどうってことないが早朝深夜の通過はスパイク類があると安心だ。薬師岳山荘に着くとようやく太陽の光を浴びた。長かった。あたりを見渡せば名峰揃い。去年薬師岳に登ったときは北アルプスのことを全然知らなかった。今は自分の歩いた山や尾根はわかるのでとても感動した。山がたくさん見れて良い山だな薬師岳は。山頂に着いたら山を眺めながらおやつを食べたり昼寝(まだ朝だが)をしてのんびり過ごした。
さてあまりのんびりはしていられない。気温はぐんぐん上がっている。早く引き返さないとバリズボ地獄だ。幸い太陽は雲に隠れてまだそれほど暑くない。意外と埋まらなくて楽ちんだった。薬師峠を登り返して太郎平小屋に帰ってきたら長大な尾根の雪庇の上をぺたぺた歩いて樹林帯まで高度を落とす。樹林帯の雪もまだ陽が当たらなくて固いので快適。1,750mで雪が無くなって夏道に。高山植物と新緑に癒されながら折立に戻ってきた。春蝉が元気よく鳴きまくっていた、再びサイクルウェアに着替えたらお楽しみのダウンヒル。しかも去年と違って開通前なのでクルマが全く走っていない。貸切の有峰林道は超快適だった。あまり調子に乗ると橋の切れ目やトンネルの出入り口の段差でパンクするので慎重に。亀谷まで下りてくると気温は30度近い。今日も下界は真夏のようだった。5月最終週のチャリミネンコは良いな。来年もやろう。
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