白馬鑓ヶ岳 ちょっと清水谷 -鑓温泉テン泊-
- GPS
- 20:34
- 距離
- 23.4km
- 登り
- 3,222m
- 下り
- 3,188m
コースタイム
- 山行
- 6:22
- 休憩
- 1:52
- 合計
- 8:14
- 山行
- 7:22
- 休憩
- 3:01
- 合計
- 10:23
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1864702.html
清水谷滑走中から電池切れで鑓ヶ岳登り返しまでの記録なし。GarminInReachで確認すると2732mまで降りていた。
天候 | 晴れ晴れ晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
猿倉上の登山道のある台地は、1/3ほど登山道、残りは藪こぎのような雪道。帰りはトレースがたくさんあり逆に迷う。 小日向のコルから登り返しまでの区間も、ところどころ雪切れ・沢露出ありルーファイ必要。帰りは1度板を外して沢をまたいだ。 |
その他周辺情報 | おびなたの湯。600円なり。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
長袖インナー
ズボン
靴下
グローブ
アウター手袋
予備手袋
防寒着
雨具
ゲイター
バラクラバ
日よけ帽子
毛帽子
着替え
ブーツ
ザック
ビーコン
スコップ
ゾンデ
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
針金
ガムテープ
常備薬
日焼け止め
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ツェルト
ウイペット
ナイフ
カメラ
ビンディング
スキー板
シール
ポール
テント
テントマット
シェラフ
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感想
2年前の5月21日、日帰りでテカポさんと、大雪渓から白馬鑓、大出原を滑降して鑓温泉を通って下りて来た。その時から、この次は鑓温泉テン泊で春残雪の山のスキー・温泉・山酒の三極楽をやりたいと思っていた。2年越しでシンモンさんを誘って実現の運びとなり、初日は日帰り3人組と一緒に行動する賑やかなものとなった。
猿倉をシートラで歩き出し、林道から鑓温泉方面の登山道に入り、標高1400mほどから雪上歩きになって行くが、まだスキーは履けない。標高1550mほどでスキーが有効な積雪状態と樹間になってシールモードのスキーに換装、小日向のコルを目指していく。コルからは滑走モードで縦溝を乗り切りながら200m落とし、50mほどの雪切れ箇所を乗り越えたところから鑓温泉への登り。標高2000mの、小屋はまだ畳まれて雪の下なので、唯一の露出人工物の浴槽には湯が溢れ、直ぐ横の沢も湯気を立て、回り中雪の特異な温泉地に到着。貴重な露出平坦地にテントを設営した。
待っていてもらった日帰り3人組と共に、5人で白馬鑓を目指して登り始めるが、ここで僕はなぜか調子が出ない。荷物は日帰り組より軽いくらいになってハンディーはなくなった筈なのに、登り続けていられず、立ち止まると却ってしばらく息が荒いと言う状態。体調の問題か、テン泊荷物で頑張り過ぎたか、良く分からない。完全にみんなと離され誰も見えなくなるが、標高1900m位でシンモンさんが待っていてくれ、2000mまで上がった安全地帯で休ませてもらった。ここで30分ほど、強烈に眠くもなって半分は寝ていた。これでやや回復してまた登り出し、標高2700m、夏道がでたところから戻りの滑走とした。
滑走は快適で、標高2200mまであっと言う間に下りて来て、雪解け水が流れる岩場で水汲み。そこへ日帰り3人組が滑り降りて来た。5人揃って200m下の鑓温泉へ。そして5人揃って温泉へドボン。僕とシンモンさんはここでビールが空く。3人はまた下山行動、頑張ってね。
翌朝、ご来光を拝み、シンモンさんは朝風呂。5時半の時点で雪も硬くないので出発。先ずは昨日と同じルートで稜線直下の夏道露出地までシール登行。僕は、昨日に比べれば体調は大分増しだが、シンモンさんには離されていく。しかしシンモンさんにシール剥がれのトラブル発生。水拭き取るが接着力は回復せず、テープ巻きで対応。僕にとっては、シンモンさんにハンディーが付いて差が少し縮まった。
標高2700mの夏道露出地点でシートラとなり、一登りで鑓温泉分岐の道標のある稜線。もう一頑張りで鑓ヶ岳山頂へ。この間に黒部側には、毛勝三山が見え、そして剱・立山が見えてくる。鑓の山頂に着けば目の前に杓子・白馬本峰が大きく、さらに360度の大展望である。
景色を堪能したら、次は清水谷を滑降する。鑓山頂から少し杓子方向に夏道を下り、雪田に入る。標高差50mほどで僅か雪が切れるが、その下は広く、斜度最適なスノーバーンが続いている。縦溝も落石もなく、やや軟めだが素晴らしいザラメ雪。雪がある限り、どこまでも滑って行きたいところだが、登り返して来なければ行けない。標高2700mと少しの所で協議。その場所から下は少し急になって、2600m位のところが底になっている。ここが一番滑って面白い所かも知れないが、ニシデンさん体調はどうかとシンモンさんにたしなめられ、自重してここから戻ることにした。
途中雪切れの所までシールで登り、夏道にトラバースして歩いて再び白馬鑓へ。ちょっと休んで今度は南へと少しだけ歩いて下り、標高2850mで雪に乗ってドロップイン。今回の滑降ルートの中ではおそらく一番急な部分を楽しんだ。温泉まで順調に滑り降り、ここでまた温泉にドボン、そしてテント撤収。
さて重荷になったところで鑓温泉から標高差400mの下りはやんわりとこなす。さぁ小日向のコルへの登り返し、今日一番の頑張りどころだ。昨日の下りルートを辿っているつもりだが、途中雪切れの沢越えがあったりする。昨日より雪が落ちたのか?
標高1800mのコルから今日最後の滑降、標高1500mまでまずまず快適に滑って来たが、ここでシートラ・ズック靴になって夏道に戻る藪越え、トレースとリボンを辿り、1400m位で夏道露出の方が多くなり、1300mの林道分岐に到達。コルから林道まで滑り16分、換装と藪越え18分、歩き35分の計約70分だった。2年前の時は、林道到達点が少し違うが、林道寸前まで殆ど滑っており、コルから林道まで20分ほどだった。雪の減り方でこうも違うのだ。
板納め山行の予定。やわやわ軍団の面々とツアーがしたかった。
takanosuさんとChikauさんと581さんは日帰りで、Nishidenさんと私はテン泊で、白馬鑓温泉を絡めての山行となった。
出だしから杓子沢(湯の入沢)のボトムまでは何とかなったが、そこから鑓温泉までの登り返しでずいぶん消耗。暑さとテン泊装備は堪えます。
結局Nishidenさんと私は白馬鑓温泉分岐(稜線)下の雪渓末端までで1日目は終了。
日帰り組はずいぶん前にピークを取りにシートラ行動になっていたのだが、なかなか降りてこない。これは杓子沢にでも飛び込んだか???とも思ったが、鑓温泉への帰路で水を汲んでいる時に暴走(失礼!)3人組が降りてきた。いや楽しそうでした。
そのままの勢いでみんなで温泉にジャブン!!
爽快!!
おじさん5人の裸体は見るに耐えないかもしれませんが…
時間も押しているので日帰り3人はまた滑走へ。
ここでも暴走(失礼!)3人組はあっという間にボトムまで滑って行きました。
ありがとうございました。
残されたNishidenさんと二人で早めの宴会を開始し、少し飲んで食べたら、もうありがたーくなって(酔っ払ってという意味)早々に就寝へ。何度か夜に目を覚ますたびにもう1度月夜で入浴…と思うもののまた寝落ちの繰り返し。
気付いたら3時でした。快晴だったのに。
そろそろ夜明けの準備と思い、コーヒーで無理やり覚醒させて軽く朝食。
ブルーアワーを撮影し、時間を見計らって入浴撮影となった。
隣には水着女子がいるが、それにはもちろん目もくれずひたすら撮影に集中。
そう集中です。
絶対集中です。
いやもうそりゃ集中です。もちろん朝日に。
おかげさまでご覧のような写真となりました。
満足したので、のんびりと準備して二日目の行動開始です。
昨夜の相談では、,泙困惑鯒鰐のピークを踏む、⇒祥気あれば清水谷の斜面に飛び込む、どこまで行くかは斜面の状況と体力次第、となってました。
稜線までの最初の斜面の途中でシールトラブル。ダクトテープと結束バンドで何とかなりましたが、ここで大きくスピードダウン。
何とか持ち直して稜線からシートラ。昨日3人が滑ったトレースを確認しつつ、白馬鑓ピークを踏みました。
2年前にソロで来たときは稜線が強風で撤退。秋に栂海新道を登り白馬岳まで来たときは腹痛で三山めぐりを断念。
ようやく白馬鑓のピークを踏みました。残念ながら杓子岳が残ってしまいましたが。
ゆっくり休んで次のステップへ。
清水谷側に進むとまぁそれなりにつながっています。対面の杓子岳直下の斜面に登り返せるかもしれないですね、と言いながら飛び込んでみました。
雪割れはところどころあるものの快適なザラメを堪能。
それでも登り返しを考えて高度損失は200mほどに留めて登り返しました。
2度めのピークを踏んであとは戻るのみ。登山道から入れる一番上の斜面からエントリー。
まぁまぁ高度感と斜度はありますが、もうシャバシャバな雪なので怖くない。岩場だけ注意して写真を取りつつ突っ込んでみました。
緩みすぎてはいるものの、これで今シーズンのまともな滑走は最後。堪能しました。
鑓温泉でもう一度入浴し、テントを撤収する頃にはまた汗だく。
小日向のコルに着く頃には更に汗だく。
猿倉台地をシートラしながらうろうろしての下山となりました。
やわやわの皆さん。今シーズンもありがとうございました。
また夏場も沢などで遊びましょう!!
ニシデンさんシンモンさんこんばんは!
温泉付き泊まり山スキーいいですね〜
それはともかく露出オーバーな写真が多いです(笑)
もしかしたら人間って本能的に露出する習性があるのか?
それとも露出好きな性格の方が遺伝子を残しやすいのか?
…と真剣に思ってしまいました
幸い露出スキーの写真がなくて安心しました。
変態は私一人で十分ですので
モモちゃん、おはようございます。
「セクシー登山部」という名前のHPがあります。ほとんど更新がありませんが。
こんなページを見ていると、あぁ仲間に入りたいなぁと思ってしまう自分は間違いなく変態だと自覚します。
凄腕の方ばかりなのでもちろん仲間にはなれませんが…
しかしこの世の中何をしてもハラスメントと言われかねないので、
一応露天風呂では周囲の女子の視線を気にして過度な露出は控え(どのみち恐れをなして縮こまってますが)、
静かに入浴するよう心がけたつもりではあります。
天候的にはまっぱでも滑れそうな日でした。そこまで気が回りませんでした(笑)。
カズミさん、おはようございます。
カズミさんが行くと言うと全国何十万の読者がおしかけて湯船が壊れてしまいそうですので、
そーっと行ってそーっと満月の夜にでもお湯に浸かることをオススメします。
今回も夜中に入ろうと画策していたのですが、どうしても睡魔に勝てませんでした。
二シデンさん、シンモンさん♪
お疲れさまでした
まだ入ったことのない鑓温泉
憧れてまーーす
みなさん開放的に?楽しんでますね
浸かりながらビールなんて最高でしょうね
いいな、いいなぁー
良い板納めになりましたね
カズミさん、鑓温泉本当に良いですよ。
山小屋営業してなくても温泉入れるのも凄いですが、これまで僕が行った山の露天風呂、高天原温泉、本沢温泉、蓮華温泉、どれもお湯がぬるめで流入湯量も少なく、浴槽も小さいのですが、鑓温泉は熱い湯がたっぷりとかけ流し、泳げる大浴槽ですから。
雪でビールは冷やせるし、もう最高。
女性陣も何人も入ってましたよ。近くのテントの人が、濡れた水着で(雪の上を歩いて)帰ってくるともう寒くなってる、とこぼしてましたから、しっかり羽織って来るとか工夫が要るようですね。
登って、滑って、かいた汗を夕日を眺めながら温泉という贅沢!!
やっぱり鑓温泉いいですねぇ〜
下界は早くも猛暑日が続いているけれど、山の上はまだまだ雪の世界。
早朝は氷点下近くまで下がっているでしょうけれど、
そこは朝から温泉に入れば、もうヌクヌク〜♨
いや〜想像してしまいます。
日本広しけれど、山スキーの途中で♨に入れるのは
ひょっとしてここだけなのかなぁ〜 いい湯でしたね
テカポさんにさそってもらった日帰り大出原・鑓温泉でしたから,この泊りでも来られたら良かったのにと思いました.またの機会に.
クマさん「新年会」は本気でないと承知しながら確認しましたが,ヤマレコで見る限り1-2月の鑓温泉は皆無ですね.4-5月にやるなら中古年会か.
来シーズンの
IMP新年会の
場所にしては?
参加しがいがあるな〜
クマ
tekapoさん、遅レスすんません。
昨年Nishidenさんとの周回三山に参加できず残念だったのですが、ここはやはり日帰りよりは酒も持ってのんびり入浴ってのが合うと思いました。
またお近くで勤務の際には出動しましょう!
kuma-san、コメントありがとうございます。
3月くらいまでは「新年会」という名目で飲み会があることは世の中しょっちゅうあることですが、5月となるとかなりな酒好きな新年会ですね~
忘年会が9月になります
でもこのような場所での例会ってのは盛り上がって楽しいでしょうね。
この時期ならツボってもそんなに時間は変わりませんし。
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