飯士山(昨年のリベンジ山行)
- GPS
- 06:40
- 距離
- 7.7km
- 登り
- 651m
- 下り
- 654m
コースタイム
- 山行
- 6:30
- 休憩
- 0:10
- 合計
- 6:40
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
昨年の6月、今回と同じメンバーで飯士山を目指した。天気も良く快適な山行になるはずだったが天気が良すぎて高温多湿だった。出足から山菜採りに熱中して女性陣が熱中症気味となりリタイアとなった。今回はその時と同じメンバーでのリベンジ山行である。しかし、今回も高温の予報である。まだ五月なのに真夏と同じような状況が続いている。北海道で、全国最高の気温を観測したところもある。異常とも思える天候が続く。暑さ対策として、水を多めに持参する等のほか、ルートを変えることとした。今回は、岩原スキー場の管理用道路を登ることにしたのである。管理用道路は、九十九折に続くがその分勾配は緩やかになるから体への負担は軽くなる、との考えである。
登山口に着くと、すでに登り始めているグループがある。広いスキー場を思い思いに進んでいるようだ。ビニール袋を持っている人たちはワラビを採っているのであろう。ゲレンデには「ゲレンデ内は事業用地のため個人の責任で歩いてください」という趣旨の看板が設置されている。ただし「山菜採取は禁止」とは書かれていない。ゲレンデ下部はなだらかでどこでも歩ける状態なのである。実際にビニール袋を提げてワラビ採取に励むグループも三つは下らない。我々もゲレンデ内を登る。ワラビがあちらこちらに生えている。この状態では「採るなという」のは野暮というものである。女性陣が早速採り始める。ああ、これでは昨年の二の舞になりかねない。まあ、それでもいいか。
計画では管理用道路を進むことになっているが、私とTさんはゲレンデを直登する。神さんだけが管理用道路を進む。行き着くところは同じ。それぞれ流で登る。しかし、まあ、いいワラビが出ているのだ。私は、帰りに採ることにして上を目指す。九十九折の管理用道路を登って来る神さんの姿は見えなくなった。私たちの登っているルートから管理用道路は見えないのだ。そっちのほうも心配になったので、途中から進路方向を管理用道路の方向へ変更する。管理用道路に出てザックを置いてから下って行く。すると下の方に神さんの姿らしきものが見えた。声を出して呼んでみるが応答は無い。それが神さんで無ければ戻ったか、そうで無ければ時間はかかっても登って来るだろう。いずれにしろ問題は無いと判断し、そこから登り返した。
Tさんは、待ち合わせの場所とした登山道の分岐で待っていた。彼女は久しぶりの山行で厳しい状況だといい、ゼンマイを採ってきたので、そのワタを取りながらここで待っているという。今年も山頂までは届かずか。まあ、それもやむを得ないだろう。するとTさんが「山頂まで行って来たら」と言いだす。往復一時間はかからないであろう。空身で行ってくるか。空身なら30分そこそこで行ってくる自信はある。ザックをTさんに託し空身で出発する。
イワカガミが多い。タムシバの白い花。初夏の風景だ。苗場山・谷川岳の連なりは万太郎山のピラミッド型の山容を基準にすると分かりやすい。そうして次々と山名が分かって行くのは、名探偵が難事件解決に至る過程に似ていて登山の楽しみの一つでもある。登るものあれば下るもの有り。数名の下山者と交差する。山頂には先客が数名。静かな山頂である。山頂に石碑一体。山頂の直ぐわきに石像が二体ある。何かしらの神様なのだろうが不明である。先日登った魚沼アルプスの笠倉山が眼前である。山腹に設置された林道と山の形がそっくりだ。しかし、いくら何でもそれは無いだろう。魚沼アルプスがあるのは小出だ。思いこんで誤った方向へ進んでしまったら、重大事故につながりかねない。何ともいいかげんな記憶、方向感覚で要注意である。
リフト降り場に戻るとTさんと神さんが一緒に休んでいた。神さんは登山口まで戻ったんだろうと思っていたが、計画通り管理用道路を登って来ていたのだ。その頑張り、根性は健在である。まだまだ老けこむ年では無い。幼い子供と一緒に登って来た若い家族連れの微笑ましい光景もある。老若男女が楽しめる山でもあるが、この暑さは尋常ではない。体が暑さに慣れていない影響もあるとは思うが、腰に根が生えた。思う存分風に吹かれ気力回復をはかり下山にかかる。広いスキー場のゲレンデをルートは思い思いに下る。重くなったレジ袋を提げながら。
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