両神山(日向大谷ピストン)、四阿屋山、薬師の湯
- GPS
- 09:55
- 距離
- 15.1km
- 登り
- 2,095m
- 下り
- 2,068m
コースタイム
日向大谷10:02→会所10:31→清滝小屋11:50→両神神社12:50→両神山山頂13:20
両神山山頂13:27→13:45両神神社(昼ご飯)14:00→清滝小屋14:43→15:40会所、(小休憩)15:50→日向大谷16:15
[2日目]四阿屋山
両神郵便局前10:20→ふるさと歩道(入口迷い)→鳥居山コース登山口10:45→柏沢分岐11:30
→山居分岐→両神神社奥社11:45→四阿屋山山頂12:05
四阿屋山山頂12:10→両神神社奥社12:30→薬師コース分岐12:55→薬師コース入口13:45→13:55道の駅・薬師の湯
天候 | 1日目:曇り 2日間:小雨のち本降り (><。)。。 |
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過去天気図(気象庁) | 2012年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
往路:西武秩父8;28(本当は8:24発のはずですが。。)-町営バス-8;59小鹿野町役場 (乗換え)小鹿野町役場9:05-町営バス-9:47日向大谷 復路:日向大谷16:36-町営バス-17:17小鹿野町役場 [2日目] 往路:両神郵便局前10:15 復路:薬師の湯17:20-町営バス-18:00西武秩父 小鹿野町町営バス http://www.town.ogano.lg.jp/menyu/basu/top.html 小鹿野町方面は西武バスも出ています(平日8:30、土日8:25)。 しかし小鹿野町役場で町営バスの日向大谷行き9:05へ接続はビミョー。 脇目もふれず町営バスを目指しましょう。西武秩父駅で乗り場をお間違いなく。 バス停は4番です(1番が西武バス)。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
◇両神山 ・町営バスが西武秩父駅の出発時間が遅れたり、途中のバス停で地元の方と運転手 が楽しく会話したり、知り合いの方や家を通る途中で「プッ」とクラクションを 鳴らしながら挨拶してのんびり走ってたり。 でもしっかり日向大谷には予定時間前には到着しました。 さすが〜。まさか会話の時間も含んでいるのか・・ ・町営バスはパスモ等は使えません。 両替機は車内にありますが、日向大谷で即効スタートしたい方は小銭ご用意を。 ・日向大谷バス停から階段を上がったところに両神山荘のトイレがあります。綺麗です。 利用協力金100円をちゃんと箱に入れました。 ・登山コースはこれと言って迷うことは無いかと思います。 沢渡りは対岸の赤テープが目印になります。 両神神社からの稜線上で、小さな「登山道⇔」看板が時々出てきますが 旧道を示している場合もあるので、踏み跡がしっかりついた道をたどれば問題ないです。 ・クサリ場はチビッコの相方がクリアできたので、しっかり手がかりを見つければ難しくないかと思います。 ・多くの方のコメントにもありますが、昼食休憩場所は山頂が狭いですが無理すれば10人ぐらいは座れそうです。 それ以外は山頂直下にテーブル席が1つ、両神神社にテーブル席が2つあります。 両神神社はその他座る場所もあるので、ここが無難かもしれません。 ◇四阿屋山 ・四阿屋山ハイキングマップを町営バスの車中や小鹿野町役場の停留所内でゲット できます。 但し、このマップでラッキーだった点と「やっちまった」点があります。 コースは短いアプローチのわりに多岐に渡っており、気を抜いてバンバン 歩いてしまうと思っていたコースからあっと言う間に外れてしまいます(我々だけ?)。 ・往路は「鳥居山コース」を利用。 ハイキングマップを頼りに両神郵便局の裏から登山道入口につながってそう。。 な道を求めて、近くの「ふるさと歩道」なる道から入りましたが、どうもこれは不正解。 鳥居山コースは薬師堂バス停から両神神社の西側車道を歩いて右に見えてくる入口を忠実に守った方が良いです。 ハイキングマップに誘われて郵便局北側からの道は時間をロスします。 柏沢分岐まで苦も無いのですが、そこから両神神社奥社までの道は登り傾斜も比較的にあり、小雨だったのでズルズル滑りました。 柏沢分岐から先、山居分岐の直登コースは禁止でした。 ・両神神社奥社から山頂までクサリ場と岩登りが続きます。手がかりはしっかりしています。 雨で濡れているせいもあり、登りより下りが相当ビビリましたが、慎重にたどれば大丈夫かと思います。 ・山頂は狭いです。ここでお弁当は。。無理すれば5人くらい。やはり両神神社奥社を昼食場としたほうが良さそうです。 ・復路は両神神社奥社を山居広場方面へまっすぐ階段を下りました。 ガイド本には出ていなく、ハイキングマップに書いてある「薬師コース」を選びます。 「薬師堂コース」ではありません。「薬師コース」です。 薬師堂コースは鳥居山コースの入口方面に行きますが、この薬師コースは道の駅・薬師の湯の裏側にでてきます。 登山道もしっかりしていて、道標はひたすら「薬師堂」へ・・しか書いてなく 不安になりますが、ちゃんと着きます。 下山でそのまま温泉に入りたい方はこの薬師コースをお勧めします。 ◇薬師の湯 ・1人600円で時間制限無し。とっても良心的です。 ぽかなび.jpのクーポン利用で600→540円になります。 ・限定1日30食の薬師そばは、ざる蕎麦に天ぷらが付いて800円。 ・アルカリ性のヌルヌル系温泉。お肌にも良さそう。。露天風呂はありません。 食事処、脱衣所、お風呂、休憩室ともに綺麗な施設です。 ・大広間では地元の方がカラオケ真っ盛り。 中広間もありテレビ見ながら畳の上に座布団ならべてのんびりできます。 ・薬師の湯のバス停は建物の目の前にあります。 時間きっちりに町営バスはきました。 ・薬師の湯で四阿屋山の山バッジを売ってました。400円。 両神山のバッジも売ってたのですが当然、両神山荘のものとは違います。 |
写真
感想
今年の山行始めは結局ゴールデンウィークのこの時期になりました。
奥武蔵でどこにしようか考えていましたが、以前より行きたかった
両神山に決定。
我々「帰りに酒を飲みたいが為だけのバス族」にとって、両神山の
日帰りはバス時間とのタイムトライアルになります。
5/1に日向大谷からの往復でその夜は小鹿野町辺りの温泉宿に泊まって、
次の日は軽く四阿屋山(あずまやさん)登って。
今回のテーマ(実は後付けですが。。)は両神神社巡りとクサリ場体験。
天気予報も5/1、2は比較的良さそうだし。今年最初の山行に相応しい〜
とウキウキ状態で計画したのですが。。
なんだよぉ〜天気予報。コロコロ変えるんじゃない!!曇り?雨?
オイオイ聞いてないぞ。意気消沈しながら朝8:00に西武秩父駅へ降り立ちました。
1番の西武バス乗り場ではない!と早々に気が付いて8:24発の小鹿野町町営バス
4番乗り場で待っていると程なくバスがやってきました。乗客は我々入れて4人。
小鹿野町役場で一旦降りて、5分ほどして日向大谷行きのバスがきました。
と〜ってものんびりしたバスで、乗る方や通り道が全て知り合いみたいで
臨時の駐停車タイムがところどころにあります。
「んん。。1分でも早く日向大谷をスタートしたいのに。。」
な〜んて、はやる気持ちをよそにマイペースで進みます。
でも日向大谷までの細い山道(絶対にすれ違いなんかできない)をバスが
絶妙のコーナーを切りながら進んでいくのはさすが!です。
ちょっとでもハンドル切り方間違えるとお尻こすりそうな箇所ばかり。
一種の職人技ですね。
(団体さん向けのバスが一台来てましたが、この運転手さん「二度とここは来たくない」とおっしゃってました。とっても共感できます)
日向大谷から、トイレを利用後に10:00に両神山荘脇から登山道に入ります。
っと。。ナント!団体さん(20名くらい?)が出発始めてしまいました。。
というわけで、団体さんの一部となり、最後尾で会所まで歩くことになりました。
「この人数でクサリ場はマズイ。会所での休憩無しだ」と相方に話して、予想通り、会所で抜かさせて頂いて。
よ〜し、登りズンズン行くぞ〜!と進み始めたのですが。。
んん? 登りストイックな相方がどうも進みが悪い。
いつもなら「お前、ペース速すぎ〜」と言ってるのですが、今日はいまひとつ。
「登りばっかり」「何この段差」とか文句多いし。
「大丈夫かぁ?休憩する?」の問いにも、「・・・」
え〜無言かよ。
確かに会所から清滝小屋まで登り一辺倒で嫌になりますが、どうやら本当に
調子が悪かったようです。八海山辺りで休憩して励ましながら、何とか小屋
まで到着しました。
原因は「お腹空かない」としょうもないこと言って行動食を食べなかったことによるシャリバテとアンダーウエアの締め付けで腿の血流が悪くなったらしい。
(本人曰く、「太ったんではない」と言ってますが。。ハイハイ)
気を取り直して小屋から尾根までのジグザク道を登り、クサリ場も「足が届かないよぉ〜」と誰かに訴えながらも無事に両神神社まで到着。
でも周りはますますガスってきて、チョー怪しい天候状況。
行動食を取りながらまずは山頂までを目指します。
クサリ場は小雨で岩が濡れ気味でしたが、手がかりはあるので慎重に登り降りすれば問題なかったです。
霧雨程度なら何といけそうです。
頂上は。。見事な「雲海」じゃなくてガス。
全然見えないし。
あそこが武甲山、あそこが八ヶ岳方面。。とか心の目で堪能して(してない)、早々に下山開始しました。
山頂で4人ほどの方が食事中でしたが、天気悪いし、心の目も威力が無くなっているので、両神神社まで戻って昼食としました。
両神神社までの途中で例の団体さんとすれ違いましたが、バス時刻タイムトライアル中の我々にはクサリ場でぶつからなくて良かったかなと思っています。
下山時には相方の体調も治り、快調に降りてこられました。
頂上付近で霧が強くなったのですが、それ以外は何とか雨も降られずに無事に
日向大谷に到着。
両神山荘で山バッジを購入し、有名な犬「ポチ」「ポンちゃん」見ちゃいました。
ポチはダンボールの中で気持ち良さそうに寝てました。。
帰りのバスは5人。
小鹿野町役場で宿泊先の方に迎えにきてもらい、1日目終了〜
温泉とビールが最高!と叫んで幸せ満喫です。
2日目は朝から「雨か?」「いや止んでる?」「でもきっと雨だぜ」など
決断できないまま、うだうだ時間過ぎて。
でも「やっぱり、雨具着ても登ろう!」と予定通り四阿屋山に向かいました。
ゲットしたハイキングマップを見て、両神郵便局近くから鳥居山コースの
入口を探します。
「薬師堂・両神神社」の道標がある山道を見つけてズンズン登ります。
でも。。どうも違う。。変な車道は出てくるし、方向がどうもおかしい。
「何か違うなぁ。。」「でもこっちにも道あるし」
結局、鳥居山コース入口まで山中の道通ってたどりついたのですが。
この道はただかったるいだけでやめたほうが良いですね。
ちゃんと薬師堂バス停側からアプローチしたほうが無難です。
途中で小雨になり、傾斜のある粘土層っぽい山腹道はみるみるうちに足元が
滑り出します。
二人でほぼ無言状態で黙々と登る、「きゃぁ!」と前を行く相方の悲鳴。
落ちたか?と思いきや、「カモシカが横切った」
「ああー、うさぎ!」
はぁ?野うさぎ?うっそだぁ〜
「絶対見た」。。相方は強情です。
そういえば昨日の行きのバスでもおサルさんがいたりと、かなり自然豊かなん
ですね。
変な筋肉を沢山使ってやっとのことで両神神社奥社。
先着で1組の方がいましたが、簡易的なカッパ装備。
どうも奥社で折り返して帰られるようで、昼食中でした。
奥社の横をすぎると、道にロープが張ってます。
「あれ?」と思いながら何の迷いも無くそれを潜って、歩くとすぐに
おお!クサリ場と岩場の世にも恐ろしげな道がぁ〜(大袈裟)
雨降ってて、岩場はバリバリ濡れてるし。イワガツルツル
相方を見ると。。笑い顔は消えていて。。
「本当にここ行くの?」的な、でも「プライド的にここで残るとは言いたくない」的な顔が半分ずつ。
「おっしゃぁ〜気合入れていくぞ!」の問いにも、「うん・・」
確かに雨濡れの岩場くんとクサリくんはツルツル状態でビビリまくりでしたが、
逆に慎重に気を抜かなかった分、良かったかもしれません。
実際に楽しいですよ、ここのクサリ場。
頂上は。。やはり今日も心の目で景観を楽しんで(ませんけど)、下山開始しました。
本当は近くに昨日登った両神山が見えるはずだったんだけど。。
岩場&クサリくんが終わって、二人のホッとした顔。良い経験になりました。
ツツジ新道も興味をそそられたのですが、さすがに雨だし、温泉にそのまま
入りたいし。
相方の「チビッコには親切じゃないこの道」とか訳わからん愚痴を聞きながら
下山道ハイキングマップにある「薬師コース」を選択。
ところが階段上の道を軽快に飛ばしていたら、途中でコース間違えて車道歩きになってしまいました。
さらに再度登山道に入ったらハイキングマップにある「薬師堂コース」と「薬師コース」の分岐がでてこない。
「戻る?」「いいよ、どこに出ても車道歩けばいいし」「車道は雨強いからヤダ」
とかブチブチ二人で話してると。。
「あれ?この道でいいんジャン」って、結局、薬師コースを歩いてました。
途中の道標はコース名など書いてないので、ひたすら「薬師堂」のみ。
「薬師堂へ・・って薬師堂コースなのか?薬師コースなのか?わからん!」
状態。
登りはどちらのコースも迷うことないのですが(全部、四阿屋山へ。。なので)
下りは逆に薬師堂コース行きたい方はそのまま薬師コースにいっちゃいそうですね。
畑と民家の脇の道に出て、車道を少し歩くと薬師の湯に着きました。
到着してすぐに本降り。いやぁ〜良かった、良かった。
さすがに本降り中にあの道を下るのはしんどいですし。
薬師の湯で薬師そばを食べて、温泉入って。休憩所でビールで乾杯して
ひと寝入りして。
薬師の湯、空いてました。地元の方が大広間でカラオケ大熱唱してましたが、
中広間はガラガラ。
売店で四阿屋山の山バッジを見つけてゲットしました。
17:20発の町営バスに乗るころにはかなり強い雨になっており、西武秩父駅前の
居酒屋でさらに反省会で秩父錦を飲んで帰路につきました。
今年の山行始めが百名山、さらに気を使った下りのお陰ですっかり筋肉痛です。
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