和名倉山(テン泊リハビリ山行)
- GPS
- 32:00
- 距離
- 27.9km
- 登り
- 1,200m
- 下り
- 1,183m
コースタイム
5/5(土)0605将監テン場→0625山ノ神土→0830二瀬分岐→0845和名倉山0855→0910二瀬分岐→1135将監テン場(まったり撤収)1420→1530三の瀬→1620作場平(end)
天候 | 5/4(金)雨時々曇のち雷雨&雹、5/5(土)晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2012年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
<将監峠登山口〜将監小屋> 幅2m程度の林道、小屋の軽トラックが通行しており、整備された歩きやすい道。 <将監小屋〜和名倉山> 前回(2007年)歩いた時より踏み跡がしっかりしていて歩きやすかった。高低差も殆どなく快適! |
写真
感想
GW後半の3日は予報どおり雨であったので自宅で過ごし、後も雨だったら奥多摩日帰りするかと妻と言っていたが、後半持ち直す傾向に。
何しろ半年間の怪我によるブランクから復活したばかりなので恒例の奥秩父テン泊縦走はまだ無理であろう。
それならば、一之瀬から上がる楽ちんコースで登ってお気に入りのテン場がある将監か笠取でテン泊し、あとは上でどこか歩くことにする。
なんとなく、笠取〜黒えんじゅ〜唐松尾あたりにするかと思っていたが、妻が、「笠取〜唐松尾は甲武信〜雲取縦走コースで毎度毎度歩いてるから、久しぶりに和名倉山まで行こうよ。」と提案が。
和名倉山は、2007年に一度行っただけ。道中藪が凄かった思い出があり、しかも山頂は鬱蒼とした樹林に囲まれ眺望ゼロ山のため「秩父湖に周回するならともかく、ピストンでは二度と行かない」と思っていただけに消極的。
しかし、妻が、「途中の景色(仙波〜吹上のタル)が良かったじゃない!」と妙に乗り気になってしまったので、そうすることに。
しかし、4日の朝、雨は止まず。。。作場平の駐車場で2時間待機。さすがの妻も「温泉入って帰る??」などと言っていたが、雨が止んで青空が見えたため、久しぶりのテン泊装備で出発。まずは三之瀬登山口までの車道歩き。(ここの民宿にも1日500円で停められるが、GWで本当の宿泊客の邪魔になるのでは?と遠慮した。)さて、登山道入口についた。将監は、いつも縦走の途中でテン泊しているが、下から直接登るのは初めて。たいへん登りやすい。
しかし、残念なことに途中でまた雨が降り出してしまった。しかも雹になってしまった!雨の中、峠に到着。テント先着1名のみ。
雨の止んだので、お気に入りの「お座り石」(妻、命名)がある場所にささっとテント設営。
本当は天気が良かったら、飛竜の見晴らしの良いお気に入りのハゲ岩まで往復してこようかと思っていたが、また雨になってしまったので、今日はもうテントに籠ることにする。
雨は降ったり止んだり。テン泊の方は皆さん小屋前の屋根のある休憩スペースで雨の止むのを待ち、雨が止んだ隙間にそれっーとテントを張っていた。
そして2時頃から物凄い雷鳴が轟き、激しい雹が降ってきた!これは稜線歩いている人達はキツイだろうなあ。
雷鳴と雹は一時間程続いた。そして雨が止んだ隙に外に出てみると、なんとテントの周りがどこも水浸しになっている!!(幸い、グランドシートの上に銀マット二重に重ねている我々はテント内へは浸水していなかったが。)
そばにいたファミリーの皆さんは、テントの場所ごと移動を始めた。他の皆さんも排水用の運河?を作成している。
早速、我々も、排水用の運河作成にかかるが、なかなか土にからみつく芝で難儀してはかどらない。前のテントの男性の方が太い木切れを貸して下さり、テント移動が終わったファミリーの方が小屋から借りてこられたという大型シャベルを渡して下さったので、感謝しながら運河作成にいそしむ。
そんな天気であったが、雲取方面から縦走中の方が何人かやってきて結局16張位のテン場になった。
夜は風が物凄かったが、ペグでしっかり張ってあったのでテントは問題なし。そして朝。昨日とは打って変わって晴れている。縦走の人は早々と出立しているのを見ながらゆったりと朝ごはんを作成して食べてから出発。(このときは、戻ってからもう1泊するつもりであった。)
昨日の雨と雹で道がどうなっているか心配であったが、特に泥ぐちゃでもなく異常なし。
さて、いつも通る山の神土から久しぶりの和名倉への道に入る。あれ??以前来たときより道がすごく良くなっている。藪も全然無い。5年の間にかなり人が入るようになったのか??半ば唖然としながら進む。妻も「すごい、全然前と違う!」を連発。さらに以前来た時は同じような季節であったが、北側の日陰道は雪もあり、ツルツルに凍結していて軽アイゼンが要る感じであったが、全くなかった。
しかし、ルート上に生い茂っていた藪が殆ど無いので、歩きやすいことこのうえなし。しかも東仙波から間違って直進してしまいそうなカバアノ頭へはテープで遮断してあって間違えないようになっていた。(現に前回は、本当に間違えて行ってしまったお兄さんがいた。前後して歩いていたのに突然いなくなってどうしたのかと思っていたら帰りにお会いして「間違ってカバアノ頭に入ってしまった」と言っていた)
ビックリしながら快調に進む。仙波から吹上ノ頭あたりは(妻の思い出どおり)非常に気持ちのよい道。以前より目印も多くなっており、本当に歩きやすくなった。途中に石楠花の木のトンネルもあり、石楠花の季節は綺麗だろうなと思う。
前回残雪に覆われていた山頂への道は、雪のかけらもなく、しかもかなり伐採されて開けた感じ。頂上も眺望無いながらも前より少し広くなったような感じもする。眺望の無い点では飛竜山頂と似ている。
それにしても気持ちのよいルートに変貌したし、主脈縦走コースではないため人も少なく、気持ちがいいので、すっかり山の印象が変わってしまった。
青空散歩が似合う気持ちのいい道でした。
楽しい山歩きを終え、将監に戻ってきたらまだ11時半。そこで、妻が隠し背負ってきていたというお気に入りのノンアルコール飲料を出してきてくれた!
冷たい流水に少し浸しただけでキンキンに冷え、とても美味しかった。
ぽかぽかした日差しにゆっくりお昼ごはんを食べて、ぼっーとする。と、目の前にいらした単独の方が戻られた。飛竜までかと思ったら、雲取までピストンされてきたとのこと!凄い!ここから雲取ピストンする方はそういないのでは?そもそも縦走の方が多いし。そして、我々がお座り石に座ってぼっーとしている間にあっという間にテントを撤収して素早く下山されていった。
なんとなくその素早さを見ていたら、下りようかなあと思い初め、十分まったりも満喫したし、と突然下山を決める。
撤収を始めたところ、テント下がかなり浸水していおりビックリ!干しながら撤収作業開始。
撤収作業中で水場に行ったとき「PENGINさんですか?」と男性の方にお声掛け頂きました。ヤマレコユーザーさんと思われますので、お名前を伺おうと思っているうちに下山されてしまいました!人見知りなもので失礼しました。妻がその場にいたらお話できたと思うのですが、向こうの方で盛大に干しもの中だったので・・・。
最後に下りてからの車道歩きがキツカッタ。(三之瀬から作場平へはほぼ登り)
帰りはお決まりの「のめこい湯」でさっぱりして帰宅。
車内から「スーパームーン」だったという満月が綺麗に見えた。
新緑も満喫できたし、気持ちのよい尾根歩きで満足。後は通常にテン泊縦走できるまで妻の足首の怪我が復活するのを期待。(それと同時にもう少し痩せるのと筋力はつけねば・・・)
Pengin22さん
はじめまして、naotosasと申します。
昨日、将監小屋の水場で声を掛けさせていただいたのは私です。
最初は全く解からなかったのですが、Penginさんのレコは
愛妻家なのがひしひしと解かるもので、常に奥様中心で、「いつも虫よけをかぶって…」と
言う文言を思い出して、遠目から拝見しておりました。
人違いだと笑われてしまいますし
(いきなりペンギンさんですか?って聞くのは勇気が結構いりました )
テントまで行ってお訊ねするのも失礼ですから
下山後の楽しみにと、歩き出そうとしたその瞬間にご主人様が水場に…
Pengin22さんのレコには何時も感銘を受け、
あれだけ早くご夫婦で歩けたらどんなに楽しいのか?と
嫁と一緒に行くこと自体が叶わない私には羨望でもあります。
鹿島槍-五竜などいくつかお気に入り にも登録させていただき、
実際に参考にさせて戴いたりもしておりましたので、お会いできて感動しています。
私も人見知りなので、山でも談笑するのは苦手ですが
次回何処かの山域でお目にかかった際には
もそっとお話しができたらと。
奥様のリハビリが進み、以前と変わらない
パワフルで楽しいレコ!ホントに楽しみにしています
コメントありがとうございます
こちらこそ、お名前を伺っておけば良かったと思っておりましたので、とても嬉しいです!
(妻の怪しい網網ネットが決め手でしたとは )
Naotosasさんのレポにもお邪魔させていただきますね。
今後ともどうぞよろしくお願いします!
このルート、昨年奥多摩主脈の縦走をした際に気が付きました。
和名倉山、意外と地味そうなルートですが、何となく気になってて。
このルートを日帰りで行けないかなって思ってたんです。
新緑の頃、近い内に歩いてみたいなぁと考えてます。
リハビリ山行の中で初テント、完全復活にまた一つ近づいてきましたね。
和名倉は、NOBORUNDAさんであれば、十分日帰りできますよ〜!
それにしても5年前と比べて和名倉へ行く登山者がかなり増えている感じで道が凄く良くなってました
今度は秩父湖起点で周回してみたいなと。
NOBORUNDAさんは北アだったのですね。
あの天候での撤退は本当に的確なご判断でしたね!
将監でもものすごい雷雨でしたし・・・。
妻は、まだまだ怪我前の状態には戻れてないと言っていますので、地道にやってこうと思います
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