備前楯山(78/栃木百):花は咲かねど圧巻の展望、半袖隊長、人に触れ歴史に触れ自然に親しむ
- GPS
- 04:44
- 距離
- 18.9km
- 登り
- 904m
- 下り
- 851m
コースタイム
- 山行
- 4:32
- 休憩
- 0:10
- 合計
- 4:42
累積標高(上り): 971m /累積標高(下り): 920m
(標高グラフ機能の「SRTM標高」値を採用)
★EK度数:33.24=18.93+(971÷100)+(920÷100÷2)
→→→判定「●●EK32〜40未満 日帰りとしてはきつい」
EK度数=合計距離+(累積標高上り÷100)+(累積標高下り÷100÷2)
Thanks to murrenさん⇒
http://www.yamareco.com/modules/yamanote/detail.php?nid=142
【参考文献】
分県登山ガイド08栃木県の山(山と渓谷社/2018年7月1日初版)
30備前楯山(びぜんたてやま)1273m:
町の背後にそびえる足尾銅山発祥の地
天候 | 晴れのち 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
【復路】通洞駅1517寝過ごして1636桐生駅16461652相老駅1730太田駅館林駅久喜駅北千住駅代々木上原駅2030頃地元駅 (注)わたらせ渓谷鉄道…一日乗車券1,850円がお得⇨乗換える相老駅で購入(車内購入不可)…水沼駅併設の温泉施設も割引になる |
コース状況/ 危険箇所等 |
コース状況【emj:158]】 ●歩行距離は19km弱とやや長いが、そのうち登山道(土道)は3km弱だけ。残りの約17kmは関東ふれあいの道コース。 ●危険箇所はない。鎖場や梯子は皆無で、岩場もない。 ●向原駅から銀山平(国民宿舎かじか荘)までバス便があればと思うが残念ながらない。 ●クルマであれば舟山峠から往復2.8kmのみ。全線快適な広葉樹のなだらかな道で初心者・初級者でも安心して登降できる山道。 ★水場:県道沿いにコップが添えられたホースから水が流れ出ていた ★渡渉箇所:なし ★泥濘状況:なし ★積雪状況:なし ★蜘蛛の巣 :なし ☆半袖 タイム:終日全行程 ★半袖 出会い指数:計測休止中 ☆半袖 驚かれ指数:計測休止中 ★入山者: 々駝噂票砲じか荘で庚辰山から下山直後の女性2人組 備前楯山に登降中に3人(男女ペア+シニア女性ソロ) |
その他周辺情報 | ★登山ポスト:原向駅ホーム(⇨備前楯山だけでなく、皇海山・庚辰山など足尾山地全般) ★駐車場:舟石峠登山口(無料、非舗装…50台くらいは) ★トイレ:原向駅、舟石峠登山口(⇨仮設)、古河橋、間藤駅、足尾駅、通洞駅 ★携帯 :基本的には圏内 ★食料調達処:ファミリーマート北千住駅上りホーム(⇨開店6am) ★酒類調達処:ヤマザキショップ通洞店、クスリのアオキ相生店 ★お土産処:買わず ★飲食店:寄らず ★温泉:寄らず(⇨行くとすれば、わ鉄水沢駅温泉センター「すっぴん美人の湯」) ★宿泊施設:日帰り |
写真
感想
今回は栃木百名山シリーズの備前楯山へ電車日帰りで行って来ました。
ちょいと前までは、「わたらせ渓谷鉄道に乗ってだと到着時刻が遅いし、おまけにバスはなく、ぐるっと大回りする道」…なんて日帰り対象外!!!
しかし最近、あれ?電車日帰りレコがあるぞ…と思って赤線を引っ張ってみたら…行けそうだな。
先日、塩原の弥太郎山へえっちらおっちら林道歩きをしたことを考えれば「屁の河童」です。
さて片道5時間をかけて無事、わ鉄・向原駅へ到着。
確かに周辺には何にもない駅だ…飲食施設を探し歩く番組(帰れマンデー)でちらっと見たことはあるが、こりゃ、大変だ…と実感。
銀山平(国民宿舎かじか荘)へは、足尾銅山の歴史に触れる社会科見学の道です。
ようやく銀山平から山道か…と思ったら、またすぐに舗装林道舟石線。
舟石峠登山口まで広葉樹の日陰を選んで歩きます。
途中で備前楯山へ通じる尾根道が見えると、ようやく山登りに来たのだと実感します。
舟石峠にはクルマがポツンと一台。
なんだ…ここから往復するハイカーもいるんだ。
山頂までは片道1.4km…それに険しいところは一つもなく、基本的にはなだらかな山道を辿るとてっ辺です。
噂には聞いていた山頂展望は見事でした。
足尾山塊を中心に山並みが連なり、北には奥日光・前日光の山々。
著名なのは男体山くらいで、皇海山は頭の先っぽが見える程度ですが、西から北方面に180度の広がりです。
そして目を凝らせば…中倉山の孤高の一本ブナが見えた…ような気がしました。
帰宅して写真を拡大すると…やはりそうだったようです。
下山時にすれ違った(=行きで追い抜いた)山ガールと和やかに四方山話。
一昨年はアカヤシオ、昨年はアカシアの花が咲いていたのに、今年は咲いていないで残念だと。
もう今年が最後だと思って登って来たのに…と。
去り際に失礼ながらお年を伺うと…「80歳です」と。
お〜、これはこれは…。駐車場に止まっていたクルマの主。
と言うことは、舟石峠までクルマを運転してきたのか!
そんな年になっても登れるなんて素晴らしいですね…と言ったら、2年前に90歳の爺さんを案内したことがあるのだと。
「今年花が咲いていなかったのは、また来年も来てね…と山が呼んでいるからですよ」とお別れしました。
再び足尾銅山の盛衰に触れながら舟石林道を下ります。
赤線繋ぎの都合上、最低限でも足尾駅まで歩くのが目標でしたが、調達のため、通洞駅まで。
これで宇都宮・鹿沼や日光から通洞駅までだった赤線が向原駅まで伸びました…がこの先の展開は難しいな。
歴史に触れ、自然に触れ、人と触れ、そして寝過ごして…好い山旅でしたヽ(^o^)丿
【今回登った主な山】
★備前楯山(びぜんたてやま)1273m:初…栃木百78座目
お疲れさんどした<m(__)m>
コメント
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隊長、お疲れさまでした!
かめむら別館、廃業ですか!
実は去年の6月に泊まって庚申山にコウシンソウ を見に行きました。
昭和な感じの寂れ感がいい味出していたのに。。
庚申山の翌日に備前楯山に登る予定が、雨のためにそのまま帰って来たんですよ。
登山口までが遠くて大変ですよね。
こちらは、週末になると雨が降るので欲求不満気味です。
すいません…かめむら別館…外観からてっきり廃業していると即断しました。
神社に寄るためすぐ近くを歩いたのですが、人気がないので廃業したのかと…。
調べてみたら、まだまだ営業中のようです。
「足尾町内に本館がございます。
お客様のご予約に応じてお部屋をご用意させていただきます。 」
とあるので、予約がない場合は不在なのかもしれません。
⇒⇒⇒すぐに修正しました
銀山平・かじか荘でちょうど下って来たご婦人二人組と一緒になりましたが、前夜に庚申山荘に宿泊し、庚申山と沼巡りをしてきたとのことでした。
拙者は庚申山が未だなのですが、考えてみれば、庚申山に登っておいて、その後に備前楯山を歩くのは効率的ですね。
往復するだけで10時間も掛かる訳ですから。
今週末も…雨っぽいですね
拙者も日曜にスペシャル企画(⇒但し、お山ではありません)があるので、晴れないまでも雨でないことを願っています。
隊長
”備前”楯山?岡山の山 へ遠征 ?
と思ったら足尾の山でしたか。
栃木の山で、なんで”備前” 、も解説読んで納得です。
故郷のお隣の国ゆかりの山なので行ってみようと思っても、軟弱化著しい今の小生では、”山ガール”と同じく、峠まで車 でピュン、でしょうね 。
さて、本題。
写真26、ノイバラの蜜吸う「カメムシ」 ?
どう見てもカミキリでしょうが ‼
真紅のマントに黒紋二つがポイントの「ヘリグロベニカミキリ」君です。
写真には上半身が写っていませんが、胸部にも紅に黒斑点、頭部は黒くて、完全なツートンカラーです。
希少種というわけではないけど、そこここで簡単に見かけるものでもありません。
よく見つけましたね〜。よっ、名探偵 !?
「見た目は二色(赤・黒)!
頭部は真っ黒‼」(コナンかよ…)
毎度すいません m(__)m
PS 国民宿舎かじか荘、まだ健在なんですね。
拙者もなぜ「備前」楯山なのか?…気になっていました。
登山口での解説文を読んで…なるほど。
他にも奥武蔵の伊豆ヶ岳、愛鷹の越前岳、房総の伊予ヶ岳など、他の諸国名が付いた山がありますね。
さてカメムシ…いやヘリグロベニカミキリ。
odaxさんの突っ込みを期待していました。
拙者には「どうみても」との感覚が備わっていないのですが、カメムシにしては美し過ぎるな…とは思っていました。
見付けた…と言うより、花を撮ろうとしたら、たまたまそこに居たってだけなんですけどね。
国民宿舎かじか荘、「まだ健在」どころか、昨年?改装工事を終えて、新たに営業再開したはずですよ。
まだまだこれから盛り返すってところですよ。
隊長
さま
北高尾山稜で83歳の山ガール と遇った時に私もと思ったものです。
週3日の仕事(シルバー人材)をしているうちは「 」も
頑張りたい。 80歳まであと2年・・・どうでしょうか。
備前楯山のおばば様、足尾で生まれ育ったとのことで、90歳のご老公からその後も山案内の依頼があるけども、「老老ガイド」になるのでお断りしているそうです。
山に行きたいとの願望と、実際に身体がどこまで応えてくれるかの現実には、次第にギャップが生じてくることになりますね。
拙者など OBABAさまの足下にも及ばぬ若輩者ですが、次第にそのギャップを色濃く感じるようになりました。
身体を動かしてばかりだと壊れるし、休めてばかりだと衰える!
その案配が難しくなったと強く感じる今日この頃です。
あと2年……そりゃ、頑張らなくっちゃ
隊長
yamabeeryuさん、こんにちは。
足尾はマイカーでも時間が掛かって遠いな〜と思います。
電車利用なら尚更ですね。
かじか荘は一昨年の秋にリニューアルされたと記憶しています。
リニューアル直後の12月と1月に続けて行きました。
今年も先月行きましたよ。
ヌルっとするお湯でとても気持ち良いです。
週末だけでもコミュニティバスで、わ鉄駅と銅親水公園やかじか荘などを回ってくれれば登山にも便利なのにと思います。
備前楯山のアカヤシオはGWの頃が綺麗だと思うので、80歳の山ガールさん来年は時期を遅れないといいなと願います。
孤高の1本ブナ、見えてますね〜
中倉山と庚申山を一緒にぐるっと巡るとかお考えでは?
この辺、紅葉も綺麗ですよ!
足尾には電車バス利用でも日光から回りこむ手がありますが、所要時間はそんなに変わりはありませんね。
往路に5時間・山歩きに5時間・復路に5時間…トリプル5の山域でしょうか。
遠いのは遠いのですが…だんだん慣れてしまって…それが一般化しつつあります
今回の拙者のコースと逆回りにして、帰りにかじか荘の温泉に入って、1時間半ほどぷらぷら歩いて向原駅に戻れますね。
足尾地域のバス運行本数は多いのですが、双愛病院が起点となっている地域密着型なので、観光(含む登山)には使いずらいかも。
米寿の山ガールは、アカシアが咲いていた昨年と同じ時期に来たのに…とこぼしていました。
その年によって咲く時期がズレるし、当り外れもあるので、ぴったんこカンカンは難しいですよね。
孤高の一本ブナは1959さんのレコで初めて知りました。
そう言えば…と思って一帯をジロジロ見ていたのですが…あれかな?っと。
拙者、目の手術以後、いまだに画像がぼやけるので確信は持てないんです。
帰宅後に拡大してみて「当り〜〜!」だと分かった次第です。
中倉山と庚申山を一緒にぐるっと…行けるんですか?
まずは銅親水公園から中倉山に行って、 75 の消込み「+1」が先かなぁ
隊長
こんにちわ。
わたらせ鉄道に乗ってみたいですが、片道5時間とは、すごい遠いですね。ローカル鉄道の旅のつもりで覚悟を決めないとなりません。
桐生では寝過ごし?ですか。朝が早いので、睡眠不足になりますね。
お疲れ様でした。
緯度的には宇都宮の少し上、沼田とはほぼ一緒なので、とびきり遠いわけではないのですが、回り込んで行く分だけ、時間がかかるので「遠い」んですよ。
無理に日帰りせずとも、国民宿舎に泊まれば、わ鉄沿線のハイキングも一緒に楽しめますよ。
温泉がある水沼駅を過ぎると急に眠気が襲ってきて…気付いたら終点・桐生でした。
ゴトゴト揺られていい気分になってしまったようです。
そのまま「桐生⇒足利足利市⇒北千住」でも好かったのですが、費用節約+ヤマレコ受けを狙って、相老駅に戻りました
隊長
隊長殿
参りました。
片道電車4時間半かけて、栃木わたらせ渓谷へ行き、20キロ近く歩いて、その日の内に帰ってくる。さすがです。
私の家からも、始発に乗ると隊長と同じ行程が辿れることが分かりましたが、今の私には真似出来ないですねえ。
いやいや……恐らく大丈夫ですよ。
コース概況に書きましたが、85%は舗装道路です。
備前楯山に限定すれば平易な登山道がたかだか3kmのみ。
ハーフマラソンを完走できる脚力があれば日帰りは十分に可能です。
自らでは思い付かない・考えつかないコース取りや交通手段を気付かせてくれるところがヤマレコを利用する利点の一つだと思います。
また旬の情報(開花情報や登山道状況)を仕入れるのもその一つですね。
但しマネできるのか?できないのか?……己の実力と照らし合わせる作業が重要ですね
隊長
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