諏訪から伊那へ(青柳駅〜入笠山〜釜無山〜高遠)
- GPS
- 12:38
- 距離
- 46.0km
- 登り
- 2,321m
- 下り
- 2,448m
コースタイム
- 山行
- 11:38
- 休憩
- 0:58
- 合計
- 12:36
天候 | くもり時々晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス 自家用車
高遠〜伊那市(バス;520円)、伊那市駅〜青柳駅(電車;970円) |
コース状況/ 危険箇所等 |
・鹿嶺高原〜道の駅はバリルートを想定していましたが、 サインはないものの実線レベル。 倒木1本もない、しっかり手入れされたルートです。 ・釜無山は藪山と聞きますが、この時期はきれいに刈り払われていました。 ・青柳駅〜入笠山は1ヶ所バラ系+コアジサイの藪区間(10分程度)があった他は、 歩きやすい登山道+林道です。 ・入笠山〜鹿嶺高原はハイキングコースになっており、1kmごといサインあり。 小刻みなアップダウンが多いです。 |
写真
感想
入笠山は星をよく見に行った山。
車が故障して富士見駅まで歩いたこともある思い出深い山です。
山頂まで30分もかからず登れてしまうので、
最近はすっかり登山の対象から外れていましたが、
1年前のtailwindさんの「鹿嶺高原〜入笠山」のレコを見て、俄然やる気に。
伊那側からこんなに長いハイキングコースがあるとは全く知りませんでした。
諏訪側からの青柳駅から入笠山を目指し、伊那側の高遠への下山を試みます。
青柳駅から入笠山は廃道のようなルートを想像してましたが、意外と普通の登山道。
クリンソウやレンゲツツジを見ることができ、気持ち良く歩けました。
ゴンドラで手軽に登れる時代ですが、今でも歩く人がいるのでしょうか?
入笠湿原に着くと早速日本すずらんが出迎えてくれました。
葉の面積が大きいので群落感は薄れますが、可愛らしい姿に癒されます。
入笠山までは一登り、山頂は八ヶ岳の展望台というイメージが強かったですが、
今回は甲斐駒ヶ岳&鋸岳の姿が印象に残りました。
山頂で昼食中に、そういえばドイツすずらんを見ていないなあ、と気づき、
一旦戻って警備の方に聞くと、ドイツすずらんはゴンドラ乗り場近くとのこと。
完全にリサーチ不足でした。
今日はロングルートなので泣く泣く断念し、釜無山に向かいます。
藪を覚悟していた釜無山ですが、きれいに刈り払われて藪は皆無。
長年訪れることのなかった地味な山頂にようやく登頂です。
いずれは鋸岳への稜線と繋げたい所ですが、
鋸岳方面の藪の背丈はそれほどではないものの、藪密度が高くて、
相当時間がかかることを覚悟して挑む必要がありそうです。
この後、大阿原湿原を経由してテイ沢に向かいますが、ここはおすすめポイント。
雰囲気あり花も多く、入笠山にこんな所があるんだ、と驚きです。
テイ沢を後にしていよいよ鹿嶺高原へのハイキングルートに合流。
高座岩から鹿嶺高原まで11kmとのサインがあります。
高座岩と鹿嶺高原は標高がほぼ同じなので楽勝かと思いきや、
小刻みなアップダウンがボディーブローとなり体力消耗。
豊富な食料と水で何とか乗り切りました。
鹿嶺高原から車道を歩けば安全に下山できますが、車道歩きを潔しとせず、
最短となる急な尾根ルートで下山を試みます。
ルートの状況が全く分からず本日最大の懸案区間でしたが、
驚くほどにきれいに整備された実線並みルートがありました。
一体どこへ向かっているのかと、現在地を確認しながら慎重に下りますが、
当初狙った尾根上を忠実にたどっています。
倒木は皆無、枝の散乱もないほどきれいに整備されており、うれしい誤算でした。
ゴールの高遠から青柳駅へは、バスと電車を乗り継いて約2時間。
乗り物でもそれなりに時間がかかる所を、歩いて踏破できた満足感に浸ります。
今回の機会を作ってくれたtailwindさんに感謝とともに、
あまり知られてないルートがある信州の奥深さを実感しました。
コメント
この記録に関連する登山ルート
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hirokさん、こんばんは。
入笠山から高遠方面、つなげられるかなと漠然と思ってはいましたが、
尾根ルートで踏破してしまうとは、ただただ驚くばかりです。
入笠山は、スキーも含めて冬しか行ったことないですが、
この時期、花が多くていいですね。
特に、ズミの花が輝いています。
ゴンドラで上がれば楽ちんなので来年の候補にします。
テイ沢がおすすめですか?
となると、高遠側から登ったほうがいいのでしょうか。
satfourさん、こんばんは
諏訪から伊那まで移動すると、旅行した気分になれますね。
車の回収にたっぷり2時間半、電車待ちの間に飯も食べて、1日遊んだという感じです。
ちょうど1年前のtailwindさんのレコを見て、1年後に登るぞと思ったものです。
入笠山の6月は、すずらん、ズミ、クリンソウ、レンゲツツジ他、
花が多くていい季節です。
釜無山を省けば他の季節でも問題なく歩けそうですが、
欲張ったため、日の長い季節に決行しました。
諏訪側も高遠側も登山口の標高はほぼ同じ、大展望ポイントは入笠山&鹿嶺高原と、
どちらから登っても最初のピークとなるので、あまり差はないと思います。
私は単純に車の運転時間が短くなる諏訪側を登り口としました。
テイ沢は今回の他のルートとは異色の区間なので、取り入れてはいかがでしょうか。
hirokさん、こんばんは!
少しはお役に立てたようで、何よりです
でも、これ程の行程を追加されると、私の立場がありませんよ
タイトルを拝見した時に釜無山とあり、別ルートかと思いました。
鹿嶺トレイルはパスされたと思い込み、一瞬凹んだ私です。
まさか、釜無山ピストンの後に歩かれるとは、恐るべし
その後、鹿嶺高原から一般道を使用せず下られましたか!
そのルートは知りませんでしたよ
円座松?恥ずかしながら行ったことありませんねぇ〜
ルートを探し出す、その嗅覚に脱帽であります。
実は本日の午後、バイクツーリングで
杖突峠〜入笠山〜仙流荘〜分杭峠と周回して来ました。
ノンストップでしたので、道端のクリンソウを愛でただけです。
ゴンドラ乗り場付近では、アツモリソウ2種、クマガイソウ
が見られますよ
うしお!有名なのでしょうか?よく食べに出向いたお店です。
でも、帰路の電車内で、ニンニク臭が気になりませんでしたか?
あっ!飯田線は乗客がまばらでしたね
見応えのあるレコ!歩き甲斐あるルート!
本当にお疲れ様でした
tailwindさん、こんばんは
少し役立ったどころか、あのレコがなければ存在しなかった計画なので、
大変感謝してます
あのレコを見た瞬間に、これで諏訪側と伊那側を繋げるかなあ、と期待が膨らみました。
そして1年待って、ようやく計画実現。
入笠山の6月はいい季節ですね。
ルート選びで力尽き、ゴンドラ乗り場近くの希少種を見逃したのは痛かったですが
唯一心配だったのが鹿嶺高原からの下山路ですが、行ってびっくり
実線でもかなりハイレベルな整備されたルートがありました。
この登山道を使う人はそれ程いないでしょうから、
一体何のための登山道?と首を傾げつつ下山。
どこに導かれるのか不安を感じながら、でもこの道に賭けるしかないなあと思いました。
直前か近々にトレラン大会が開催されるのでは、というレベルでした。
バスだったので、伊那市駅近くの「うしお」に入りましたが、混み合っていましたね。
tailwindさんもわざわざ訪れたことがある店なのですね。
バス・電車の移動中だったので、思わず を注文しそうになりました
笹藪で足元が見えず、何度倒木を蹴ったことか。二度と行くことは無いと思った程ですが、綺麗に刈り払われてるとは・・・。 とほほです
hirokさんも釜無山から先をターゲットにしてますかぁ。
釜無山周辺の笹藪が一番ひどいので、先にここを通過すれば後は楽かと思います。
鹿嶺高原トレイル、私もtailwindさんのレコで存在を知り、昨年行く予定だったのですが雨で中止。今年は行く予定なので参考になりました。
こんな長く歩く予定ではないですが
qwgさん、こんばんは
そうですよね、釜無山は本当は厳しいはずなのに、
あまりに普通の登山道で拍子抜けでした
昨年秋に刈ったものと思われますが、行くタイミングによって運・不運ありますよね。
以前鋸岳のレコを上げた時にqwgさんから鋸岳〜釜無山の稜線の存在を教えていただき、
その後研究はしたものの、なかなか踏み出せないエリアです。
そのうち、誰か笹刈ってくれないですかね
鹿嶺高原からの明瞭な下山路は、偶然とはいえ驚きの発見でした。
1143三角点付近から明瞭な踏み跡は2方面に分かれていました。
私は少しでも高遠に近づける北西方面に向かいましたが、
南西にも明瞭な踏み跡が続いていたので、使えるかもしれません。
ロングが得意なqwgさんがどんなルートを歩かれるのか、楽しみにしてます
hirokさん、こんにちは。
平日山行でしたか
私もtailwindさんのレコはお気に入りに登録し
いつか(最近遠出を控えているので、近々はないなあと)
と思っていましたが、今回のレコも登録させて
いただきます
すずらんが可愛らしいですね。入笠山はまだ登った
ことがなく、アツモリソウ、クマガイソウの頃に
と考えていたので、行くとすると同じ時期になる
と思います。
山越えして、旅情を感じる。最近ご無沙汰の感覚で
ここに一番グッときました。
さすがのロング、お疲れ様でした。
youtaroさん、こんばんは
信州のtailwindさんが入笠山初登頂というのも驚きましたが、
これだけ山を歩いているyoutaroさんの未踏も、とっても意外です
簡単に登れてしまうので、皆さんターゲットにならないのでしょうね。
かくいう私も多分30年ぶりぐらい
せっかくアツモリソウ、クマガイソウの開花時期に登ったのですが、
リサーチ不足で咲いている場所を通り過ぎてしまいました
ちょっとショックでしたが、今回は諏訪側から伊那側まで歩けたので、
満足感が得られました
やはりロングコースはいいものですね。
入笠山は平日にも関わらずそれなりの登山者がいましたが、
飯田線に乗った時、ちょうど通勤・通学ラッシュ時間にあたって、
平日だなあと実感しました。
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