リベンジ焼山沢から美ヶ原 今回もなぜか焼山山頂到達ならず
- GPS
- 07:20
- 距離
- 18.8km
- 登り
- 1,225m
- 下り
- 1,207m
コースタイム
08:50トチの親木08:55
09:00焼山の滝09:05
11:00王ヶ頭
11:15王ヶ鼻
11:45自然保護センター11:55
12:20王ヶ頭12:55
14:10焼山の滝14:15
15:10登山口
歩行時間6時間20分
天候 | 敗者復活戦には最高の日和!文句なしの快晴でした |
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過去天気図(気象庁) | 2012年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
岩鼻トンネル、平井寺トンネルを抜けて左折 国道152号線に入り 信号「武石口」を右折、県道62号線に入ります そのまま道なりに走ると美ヶ原へ通じる道が左側にあります(美ヶ原公園沖線) 行き過ぎて1km程で左側に焼山登山口の標識があります 駐車場は手前左道路脇に数台の余地、標識付近に2台ほどの余地があります 登山ポストはありません トイレは美ヶ原公園沖線分岐にある「武石観光センター」にあります コンビニは国道152号線と県道62号線との交差点に |
コース状況/ 危険箇所等 |
登山口から数分で一旦林道に出ます 軽トラックなら走れそうな平坦道を行くと 橋が流されたのか、丸木橋が渡してあり、車道はここで終わりです 橋を渡ってしばらくは平坦な広い道ですが 徐々に道が狭まり登山道らしくなります 時に高巻きもありますが、焼山沢川に沿って道が続きます 「トガの親木」の標識を見ると、「焼山の滝」は数分です 「焼山の滝」から山腹に取りつきます 高巻きする道での崩落個所は道が細く、苔むした石が滑りやすい為、 雨後は落石、崩落、滑落に注意が必要です また渡渉も何回もありますが、 水量の多い場合は濡れた岩に足を取られないよう注意してください 牧場から自然保護センターの間に危険箇所はありませんが、 牧場に牛が居た場合は、興奮させないよう注意してください 今日は一頭も見かけませんでした 視界のない日は、道迷いを防ぐ為、柵に沿って歩いた方が無難でしょう 標識は予想以上に沢山設置されており 木にも目印のテープが付けられているので 見落とさないように歩けば、迷う心配はありません 県道62号線沿線の「武石温泉 うつくしの湯」に寄りました 入浴料大人500円、露天風呂から武石村の家並が見渡せる高台にあります |
写真
感想
先週の「黒滝山」リベンジ成功に味をしめ、
気になっていた焼山沢から美ヶ原へのリベンジ、
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-177478.html
更には焼山山頂、武石峰へと決行の思いを巡らせてきました。
なかなか週末が晴れないこの頃ですが、今日は大正解の予報、
敗者復活戦にふさわしい、この上ない天気に気分も高揚してきます。
通いなれた「岩鼻トンネル」、「平井寺トンネル」(有料200円)を通過、
地図もカーナビのセットもなしでスムーズに登山口に到着です。
と書けば、順風満帆のごとしですが、寝坊して一時間遅れ、
武石村のあちこちに咲く盛りの花に見とれ、鹿さんに見とれという具合で
不覚にもかなり後れをとりました。
負け惜しみになるかもしれませんが、敗退して良かったというのは
こんな天気に恵まれたから思うのでしょうか?
それに、全く予想しなかった整備に苦心された後の偲ばれる登山道のあちこち。
旧武石村の方々が随分時間をかけてご苦労なさったのではと思います。
石段を踏みしめながら感謝しておりました。
美ヶ原へは思い立ったら車でさっと行けてしまう時代ですが、
こんな快適な素晴らしい登山道のあることを
少しでも多くの人に知っていただいて、
健康増進、幸福感の増進に役立てていただけたらと
拙筆を大変申し訳なく思いながらも、書いております。
「焼山の滝」までは焼山沢川の渡渉を数回繰り返しますが、
川に沿って緩やかな散歩するような道。
危険箇所は焼山の滝の上の崩落部分くらいです。
きつい登りもジグザグに切られていて歩きやすく
眺望のない沢を退屈に感じるかもしれませんが、
谷間のせせらぎの音に耳を傾け(雪解けで、結構うるさいくらいでしたが)
鶯の声に聞き惚れながら散歩する気分で歩け、幸せな気分に浸れました。
原生林の中に入ると先程まで轟々と音を立てていた川はすっかり静かになり
厚く苔むした岩の陰をひっそり流れる小川に変わっていました。
やがて、川もすっかり岩の下に入り、音が聞こえるだけになり、
ちょっと急坂を登り終える頃、林の中に俄かに眩しい日が差し込み
美ヶ原高原の牧場の白く塗られた鉄製の出入口に到着です。
空は青く、まるで天が自ら近寄ってきたかのように周りを満たしています。
空の青とまだ牧草の茂らない枯れた草原の色、そして数本の木、
無風で、音は一切なく、耳を澄ませても何も聞こえてきません。
完璧な非日常の世界がそこに存在していました。
この季節にここに来たのは初めてです。
余計な物は何もない、こんなに素晴らしい世界だったのかと改めて感動しました。
さて、まずは王ヶ頭を目指します。
本日は、焼山の滝を無事通過して、牧場に到達できれば、
その先は人工物だらけの現地で情報が豊富に入手できるだろうとの
実に甘い確信に基づいて行動しています。
参考に見たガイドブックも滝までの往復日程で、
資料が他に見つからなかったことも原因です。
とにかくマイナーであることに間違いありません。
日差しは真上から、真夏のように照りつけます。
樹林帯のない(火事で焼失して以来)テーブルマウンテンですので
だだっ広く、変化に乏しい景色がけだるさを誘います。
日本百名山が30座以上見えるという超豪華な景色を見ながら
そんなことを思うのはおおいに恐れ多いのですが…
シンデレラではないですが、12時迄に到達した地点で引き返そうと決めます。
これから先の時間が全く読めませんから。
王ヶ鼻に寄ると更に30分の時間のロスになるとは思いつつ
折角来た快晴の日だから!とばかりに勢いづいて行ってしまいました。
案の定、王ヶ頭よりも北アルプスが間近に望める王ヶ鼻は
じっくりと腰を据える登山者で賑わっていました。
北アルプスの大パノラマに言葉もありません!
自然保護センターの事務所の方にお聞きすると
焼山山頂は牧場の中にあり、登山道はなく
今の時期、牛を興奮させるので11月以降に登山してほしいとのこと。
武石峰迄は往復二時間とのことですので、潔く引き返す決断をしました。
残念ですが、焼山は11月までお預けです。
疲れた足を引きずり、「天狗の路地」から王ヶ頭に登り返し、やっと昼食を広げます。
どちらを見ても名だたる山々の広がる空間、至福の時を過ごしました。
リベンジのリベンジはこの秋にもつれこみました。
焼山登頂、今からどうやって登ろうか、作戦をじっくり練らないと。
ここまで読んでいただいた皆様にはご退屈様でした。
コメント
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美ヶ原なつかしいです
学生時代よく車で登りました 深夜流れ星を見に行くんです
山口から来たので、あの星の多さにびっくりしたのを覚えています。
空が星で真っ白で、3秒に一度は流れ星が降ってくるあの光景は、今でも忘れられません
nakkangさん コメント有難うございます
以前は車で登るのが自分の中での常識でしたから、今回のように歩いて登るなんて、どうしちゃったの?という感じですね
歩きながら、この夏は是非とも美ヶ原で満天の星を眺めたい と閃いてしまったので、近くの山に登りながら、メインテーマを満天の星と北アルプスのサンセットとして計画しようかなとわくわくしているところです
流れ星なんて聞いては、もっとテンション上がってしまいそうです
信州の山はデカイですね。
素晴らしい景色の連続です。
穂高連峰から表銀座 いつ見ても格好いいですね。
私のホームグランド鈴鹿はそろそろ山蛭の季節。
これからはどんどん北上する予定です。
恵那山 御嶽山 雪が無くなる頃に北アルプスに挑戦です。それまではトレーニングに励むつもりです。
いつもご訪問有難うございます
お仕事お忙しいようでしたが、一段落しましたか?
これからハイシーズンですから、仕事で山に行けないなんて、がっくりしてしまいますね
鈴鹿は山蛭が出るのですよね
長野県では南アルプスに出ますので、6月頃からは蛭対策を忘れないようにしないと…
南アルプスをパスしてどんどん北上していただけば蛭には遭遇したことがないので、大丈夫かと
行きすぎて新潟県の山には出る山もありますが
息子さんとご一緒のレコ拝見しました
和やかな雰囲気が伝わってきました。羨ましいですね
息子さんと北アルプス、なんていうのも計画していらっしゃるのでは?
どうぞ、初夏の北アルプスをお楽しみくださいませ
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