スキー場跡から赤面山〜三本槍岳、霧雨の中で花探し

2019年06月29日(土) [日帰り]

• GPS: 05:34
• 距離: 13.2km
• 登り: 1,051m
• 下り: 1,034m

コースタイム

日帰り

• 山行: 5:16
• 休憩: 0:18
• 合計: 5:34

距離 13.2km 登り 1,051m 下り 1,050m

7:25 スタート地点
8:39 八合目（スキー場跡分岐）
9:09 赤面山
9:31 9:32 前岳
9:52 9:53 赤面山分岐
10:10 10:11 三本槍岳・中の大倉尾根・北温泉分岐
10:30 10:43 三本槍岳
10:58 三本槍岳・中の大倉尾根・北温泉分岐
11:09 赤面山分岐
11:24 11:25 前岳
11:47 11:48 赤面山
12:08 八合目（スキー場跡分岐）
12:59 ゴール地点

この日から、GPSをetrexLEJENDからetrex30に変更。
この時のルートでは、両者に大きな差は出なかったが、やはり後者の方が正確そう。
ログは無修正でアップしています。

天候

霧雨

アクセス

利用交通機関：

自家用車

白川高原スキー場跡には、相当数の駐車が可能。
道路からフェンス内の敷地に入った時は、ガスで何も見えなかったため、車を進めて廃屋が急に見えたときは焦りました。

コース状況／危険箇所等

特に危険な場所はありませんが・・・
・前岳から少し先のトラバース道は、笹で足を滑らせないように注意（復路で滑って、斜面に右足が落ちました）。
・木道は、濡れていると滑ります。

写真

道路からはガスで見えなかった、廃屋脇に駐車。
気にならない程度の霧雨の中、スタート。
ゲイターだけは付けておく。

スタート直後にまず目立つのが、これと・・・

開いていないタンポポ。

ヨツバヒヨドリが、もうすぐ咲きそう。

ウツボグサがポツポツ。

時々出てくる粘土質の道は、濡れていると滑る。
下りでは、ちょっと怖いかも。
往路は右、復路は左を選択。

ネバリノギランが群生。

ベニバナ？タニウツギは、標高が低い所のものは終わりかけ。

下のゲレンデトップ。
本来、景色の良い場所ではなかろうか？

終盤ではあるが、花が多いタニウツギ。
この色は、あまり見なかった。

矢印のゲレンデ跡（左）には行かず、右へ。

マルバシモツケ？

木道に合流。

壊れた水管から水が吹き出す。
根曲がり竹をかじりながら進む。

木道に倒木が覆い被さる。
通行困難に見えたが、案外すんなり通れた。
ただ、木道は滑る。

ギンリョウソウが、良く見られるようになってくる。

マイズルソウ。
この辺りでは、それほど多くは咲いていない。

幽霊屋敷。

ゲレンデからのコースと合流。

ツクバネソウが数株。

開けた所に出たが、視界は悪い。
少し雨量も増えたか？

ツクバネウツギが出てきた。

クロマメノキが多い。

これもマルバシモツケかな？

すぐ近くの赤面山でさえ、スッキリとは見えない。

ハイマツの花？の赤さが目を惹く。

赤面山に登頂。
ここで、ザックカバーだけ付けておく。

コケモモの花がカワイイ。

ツマトリソウの花に水が溜まっている。

この辺りまで来て、やっと最盛期のベニサラサドウダンが出てくる。

ここだけに咲いていた白いシャクナゲは・・・ハクサンかな。

ナナカマドがここだけ満開。
往路では気がつかなかったが、この辺りが前岳の山頂。
ピークに行くには、距離は短いがすごい藪漕ぎが必要で、この日は濡れるので断念。

見頃のイワカガミが出てきた。

マイズルソウが多くなってくる。

ウラジロヨウラク。

トラバース道から右手を見上げる。
視界は悪いまま。

まだこれからのイワカガミもある。

ショウジョウバカマ。

北温泉からの道に合流。
ここまで、雨ではなく濡れた木々のせいで、ズボンが結構濡れた。

スダレ山？

小ピークの大きな岩の上に乗ってみた。
何か見える訳でもなく、横から来る雨に晒されただけ。

マイズルソウ・ツマトリソウと、終りかけのミツバオウレン。

こちらのミツバオウレンはまだマシな状態。

清水平への分岐。
今日は、行っている時間はなさそう。
この先で、今日初めて登山者と会う。

終りかけのヒメイワカガミがあった。

今日、一番見たかった花、オノエラン。

その近くには、ゴゼンタチバナも咲いていた。

ここで薄日が射してきたが、三本槍方面は白いまま。

三本槍岳に登頂。
途中、10人以上とすれ違ったが、今は貸しきり状態。
雨はほとんど降っていないので小休止する。

ゲイターを付けているのに、なぜか靴の中が濡れた。
とりあえず靴下を交換。
山頂は、一瞬かなり明るくなったが、遠望はゼロのまま。
雨が心配なので、さっさと下山を開始する。

まだちゃんと咲いているヒメイワカガミがあった。
往路では気がつかなかった。

そのそばには、終りかけのアズマシャクナゲも。

清水平方面も、見事な白。

直径直4cm近くある。

まだ若いミツバオウレンが咲いていた。

赤面山直下に、オノエランが群生していた。
下りでスピードが出ていたとは言え、気がつかなかったとは不覚。

赤面山山頂から、復路の稜線。
これでも、往路より視界は良い。
しばらく進んだところで、赤面山に向かうグループとすれ違った。

復路はゲレンデへ。
この辺りで、左膝が痛くなってきた。

この辺りで、左膝にサポーターを付けた。
さらに進むと、右膝まで痛くなってきた。

シロバナタニウツギ？

朝は咲いていなかったニガナ。

少し雨量が増えたが、右の樹木のおかげで全然濡れない。
それにしても、足が前に出ない。

痛い足を引きずってゴール。
雨は大したことがなくて良かったが、この膝痛は深刻（汗）。

感想

dappe0409

もう1ヶ月近く山行していない。
単独山行に至っては一ヶ月以上。
天気は良くないが、ここらで行っておかないと、またいつ行けるか分からないし、体力の低下が心配・・・
この日、那須方面なら、午前中なら何とかなりそうな天気予報。
景色は期待できないから花が咲いていそうな場所・・・普通に那須岳が良さそう。
ある程度の標高差を歩きたいのもあり、今年はまだ行っていない三本槍岳に、初となる白川高原スキー場跡からのルートで行ってみることにしました。

当日頑張って早起きするも、自宅付近は強い雨。
しかし調べてみると、那須方面は小雨らしい。
天気予報を信じて出発。
車での移動途中、小雨が降り続いていましたが、現地に到着すると何とかなりそうな空模様。
まぁ、景色は全然ダメそうですが・・・

山行中、結局大した雨は降らずに済みました。
しかし、雨ではほとんど濡れませんでしたが、樹木の露でかなり衣服が濡れました。
それでも、風も大してなく気温もちょうど良かったので、大して苦にはなりませんでした。
期待していた花は、とりあえずオノエランは見れたし、それなりに楽しめました。
ルート自体は、視界が悪かったとはいえ、歩きやすいし適度な標高差と距離で、結構好みな感じでした。

それにしても、下山時に両膝が痛くなったのはショック。
しばらく山行していなかったとはいえ、この程度の標高差・距離で痛くなったことはなかった・・・
次回の山行で、どうなることやら心配です。