箱根外輪山トレイル
- GPS
- 34:42
- 距離
- 22.3km
- 登り
- 915m
- 下り
- 987m
コースタイム
day2 0630芦ノ湖キャンプ場-0700芦ノ湖展望公園-0800富士見ヶ丘-0845長尾峠-0900富士見公園-0830丸岳-0900乙女峠-0925乙女口バス停-0950桃源台バス停-1000芦ノ湖キャンプ場1130-1250箱根湿生花園1550-1600仙石案内所バス停
天候 | day1 曇り時々晴れ day2 晴れ時々曇り |
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過去天気図(気象庁) | 2012年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
復路/仙石案内所〜小田原行き箱根登山バス |
コース状況/ 危険箇所等 |
全体的にとてもよく整備されていました。 芦ノ湖キャンプ場はレストラン/お風呂があるのですがこの日の営業はなし。 近隣の箱根高原ホテルの温泉立寄入浴は1530受付終了と早いため注意。 道の駅箱根峠と山伏峠のレストハウスでは食事ができます。 芦ノ湖キャンプ場から仙石原まではアップダウンもほとんどなくゴルフ場の合間を突っ切ってのんびり歩けるサイクリングコースかつ遊歩道になっています。 |
写真
感想
春夏シーズン最初のハイクは、箱根がいい。かといって金時山に明神ヶ岳じゃありきたりだしどこ行こう。月末の九州遠征に備えて、ボッカトレーニングも兼ねたいしなあ。
という訳で選んだのが、箱根カルデラをとりまく外輪山の西半分、箱根峠から三国山、丸岳を通って乙女峠までの尾根を歩くルート。途中、芦ノ湖畔に降りてキャンプしたいから、1泊2日のユルめの行程でいこ。
そんなわけで同僚のワンゲル仲間を誘ったのだけど皆忙しくて反応薄く、まあいつも通りで一人でやるか、と思っていたところに偶然田村さんから別件で連絡があり、軽く誘ったら二つ返事で乗って来た。さすが元山岳部。
前日は大雨だったにもかかわらず、当日は予報通りカラリと晴れた。平日だというのに、9時10分小田原発箱根町行きの登山バスはすぐに席が埋まった。新緑やつつじが見頃だからかな。
関所跡あたりから東海道を少し登っていくと箱根峠という道の駅。ここでもう最初の休憩。5時起きした私は歩く前からすでにお腹ペコペコ、田村さんは何とザックからパソコンを取り出した!どうしても仕事メールを一本書かないといけないといって、私がそばをすする横で仕事してるし。。。(汗
その後ようやく登山道に入る。標高700m、下界よりは涼しいとはいえ雨上がりの湿った夏日に荷物を背負っての登りは汗がしたたります。笹で視界が開けない海ノ平までの最初の登りがきつい。心肺機能も足腰もすっかりなまってますな〜。当初予定を1時間も押してしまった(>_<)標高差300-400mなんてたいしたことないと踏んでいたのにこの始末。。。山伏峠で息も絶え絶え、2度目の休憩。すぐ横を走る芦ノ湖スカイラインの「絶景」ドライブインにて、今度は田村さんがおそばタイム。私はどらやきソフト♥ ここは山屋さんをだめにするルートですな。
山伏峠から三国山までの小刻みなアップダウンがこれまたきつい。なかなか視界がひらけないところも精神衛生上よくない。何とか立ち寄り温泉の入浴時間に間に合うようゴールしたかったのだが、コバイケイソウが生い茂る三国山山頂にたどり着く頃にはそんな願いはとうてい実現不能な時間になってしまった。
しかしそこからは下り基調で、湖尻峠からぐんぐん標高を下げてあっという間に桃源台手前の芦ノ湖キャンプ場にたどり着きました。いや〜湖岸に弓なりのビーチもあって山に囲まれて静かでひと気もなく楽園。テン場にはあと一組だけお客さんがあり、なんとフランスからの老夫婦!自転車で東京から来て京都まで行くのだそうです。2人揃って何という健康体。35年も同じ自転車に乗ってるんだとか。他には横須賀の小学生の林間学校で来ている子供達がキャンプファイヤーをしていました。火の精とか、未だにやっててちょっとほっとしちゃいました。
2日目、4時過ぎには明るくなり小鳥がさえずりはじめて目が覚めた。素晴らしいお天気。日が高くなって蒸す前に、キャンプ場でゆっくりしたいという田村さんを残しひとりで外輪山トレイルの続きをすることに。朝食をとりつつ地図をよく見ると、湖水峠までもどらなくても稜線にあがれるようだ。サブザックに飲み物と行動食だけ入れ、6時半、ゴルフ場の脇から登山口を見つけ歩き始める。30分モクモクと登るとぐんぐん標高があがり、箱根スカイラインと合流して芦ノ湖展望公園に出た。駿河湾方面はぼんやり霞んでおり富士山も姿が見えない。朝露に濡れた草花がとてもきれいだ。10時までにキャンプ場に戻るとしてどこまで行けるかな。
30分おきぐらいに展望スポットが開け、芦ノ湖からぐんぐん離れて眼下に仙石原が広がり、金時山が見えてくる。左手には御殿場市街が一望。もみじやブナの新緑の間からチラチラ富士山の白い姿が。見晴らしはいいし気温は低いし、そこそこアップダウンがあっても荷が軽いのもあって昨日よりも全然ラクに歩けたので、あっという間に丸岳まで到着。振り返ると昨日スタートした関所跡は湖のずっと奥、そして歩いて来た外輪山の屏風のような尾根がぐるり見渡せる。今朝は誰にも会わなかったな。爽やかな風がTシャツの間を通り抜けるなか食べるおにぎりは最高。その後、乙女峠まで降りて富士山に挨拶をしたら、金時山には登らずそのまま下山。国道138号に出たところでヒッチハイクでもしようかと考えていたら、乙女口のバス停からタイミングよく桃源台行きの高速バスをつかまえることができ、10時ちょうどにキャンプ場に戻ることができた。
田村さん、だいぶ待たせちゃったかな?と思ったら、「早かったね〜」とのんびりテントから出て来たのでほっとした〜。フランス人夫婦は今日は富士山まで行くらしい。Von Boyage!テントを畳んで湖畔で1杯熱い紅茶を飲み、私たちは早川沿いの遊歩道を仙石原まで歩き、湿生花園のかわいい花達を愛でることにした。ゴルフ場の間を抜けて別荘街に出ると観光客がわっさわさ。私たちもちょっと雰囲気のいいレストランのテラスでちょっと贅沢なランチをいただき、よく手入れされた庭園を散歩して旅を締めくくり、仙石バス停でそれぞれ小田原行きと新宿行きに別れて帰りました。
乙女峠から金時山を通って矢倉沢峠、明神ヶ岳の稜線は歩いたことがあるから、次回は塔ノ峰から明星ヶ岳をやればトレイル一周完成だな。
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