【百名山・過去レコ】那須連山縦走（師弟山行：大丸温泉〜茶臼岳〜南月山〜三本槍岳〜甲子温泉）

1985年06月22日(土) ~ 1985年06月23日(日)

• GPS: 32:00
• 距離: 21.5km
• 登り: 1,452m
• 下り: 1,829m

コースタイム

1日目

• 山行: 2:05
• 休憩: 0:10
• 合計: 2:15

17:30 大丸駐車場
18:00 18:03 峠の茶屋駐車場
18:45 18:47 峰の茶屋跡避難小屋
19:15 19:20 那須岳
19:45 峰の茶屋跡避難小屋

2日目

• 山行: 8:35
• 休憩: 1:15
• 合計: 9:50

5:20 峰の茶屋跡避難小屋
5:50 5:55 牛ヶ首
6:35 6:40 南月山
7:10 7:15 牛ヶ首
7:25 7:30 峰の茶屋跡避難小屋
8:20 8:25 朝日岳
8:55 9:00 清水平
9:40 9:50 三本槍岳
12:35 13:05 坊主沼避難小屋
13:45 13:50 甲子山
15:10 甲子温泉

天候

（初日）曇りのち晴れ
（2日目）曇り時々晴れ

アクセス

利用交通機関：

電車 バス

（往路）黒磯駅よりバスにて大丸温泉へ
（復路）甲子温泉より高原ホテル経由、白河駅へ

コース状況／危険箇所等

峰ノ茶屋周辺、強風注意／朝日岳の登路、岩稜通過時スリップ注意

その他周辺情報

甲子温泉にて日帰り入浴可

写真

初日は大丸温泉を夕刻出発、ナイトハイクで峰の茶屋・茶臼岳へ。

天候も次第に回復、峰ノ茶屋に登り着くと那須連山の主稜が眼前にドーン。

夜7時過ぎ、ようやく主峰の茶臼岳山頂着。日の長い季節だけあり、西の空にはまだ茜色の夕焼けが残り、バックに高原山などを仰ぎつつパチリ。

教え子S君も記念にパチリ。

2日目、避難小屋を未明発、曇りがちの空の下、まずは軽装で南月山へ。

小屋で態勢立て直し、険しい岩稜の朝日岳に登頂。梅雨の真っ只中ということもあり、茶臼岳方面もガスに覆われてます…。

ガスが濃くなり、体感温度も下がる中、茶臼岳と並ぶ那須最高峰の三本槍岳登頂。山名とは裏腹の穏やかな山容です。

ガスの底から、太古そのままの姿をチラリと見せる鏡沼。

那須主稜線上を北上するうち、天候も次第に回復。登りたくとも道のない旭岳が鋭い山容で目の前に迫ります。

昼過ぎ、避難小屋立つ坊主沼へ。ここで暫しのランチ休憩、甲子山を経て一気に甲子温泉へと下ります。

感想

さとなお

この週は当初教え子S君と鳳凰三山行きを予定していたが、土砂崩れのため夜叉神峠行きのバスが運休、急きょ那須連峰縦走に切り替えた。梅雨真っ只中というということもあり、ある程度雨に降られることも覚悟していたが、我々の日頃の心掛けが良い!?からであろうか、2日間ともまずまずの天気に恵まれた。一大観光地である那須高原〜茶臼岳の交通の便の良さも最大限利用し、初日は大丸温泉からナイトハイクで最高峰・茶臼岳へ、避難小屋泊まりというかなりイレギュラーな入りから、翌日は朝日岳〜三本槍岳・甲子山を経て、甲子温泉へ下るという那須連山ガッツリ満喫のコース取りとした。
　この縦走ルート自体、今なお活発な噴気活動を続ける茶臼岳、荒々しい岩稜で武装した朝日岳、その名とは裏腹に極めてたおやかな山容の三本槍岳、太古における火山活動の産物である鏡沼・坊主沼、そして登りたくとも道のない秘峰・旭岳など、非常にバラエティに富んでおり、十二分に楽しめるコースであった。加えて、ほとんど全ての登山口に温泉が湧いているのも、この山域の大きな魅力の一つだ。縦走路を北に下るとそこはもう福島県で、我々は阿武隈川源流の素朴な温泉宿・甲子温泉で山の汗を流した後、白河行きのバスに乗り込んだ。