以東岳はヒメサユリロード!下山で転がり血まみれガーン
- GPS
- 12:20
- 距離
- 24.9km
- 登り
- 1,660m
- 下り
- 1,653m
コースタイム
- 山行
- 6:20
- 休憩
- 2:19
- 合計
- 8:39
過去天気図(気象庁) | 2019年07月の天気図 |
---|---|
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
うちの会長Mさんが以東小屋の小屋番に入るってことで、入山に同行させていただきました。
ほかに、山歩き教室の受講生の女性も同行するとのことでしたが、もしわたしが同行できなかったら受講生さんひとりで下山する予定だったのかな?
以東岳は昨年の秋に初めて登りました。庄内の山の中でもとびきりに行きにくいところです。朝日連峰の北端、あこがれの山に登れて本当に感動しました。その際会った方に、「以東岳のヒメサユリがよい」「海の日」と聞いたような?なので、今回ひっそりこっそりヒメサユリも期待しての山行でした。ソロではなく同行者もいることだし、わいわい楽しくやろう〜♪期待は膨らみます。
せっかくの3連休ですが、天気予報は傘やら雲やらいまいちです。出発の朝も弱い雨が降り続いていました。でも行ってみなきゃわからないし天気予報だって変わるし、カッパ着ていきましょう〜と元気に出発。
小屋番に入るMさんの荷物は巨大です^^;見たこともないでかいザックにぱんぱんに入っています。当然の健脚で毎度すたすた登っちゃうMさんもさすがに重そうです。わたしは一泊の荷物しか持っていませんがいつも日帰りの荷物しか持たないのでやっぱり重くて泣けそうです^^;
途中の大鳥池までは川沿いの道です。吊り橋は二カ所、水が豊富なので何カ所か水場もあります。(しかしわたしはこういう道は苦手なんだな)雨はだんだん上がり、大鳥池に近づくにつれ青空も見えてきます。ようやく大鳥池に到着し大鳥小屋(タキタロウ山荘)の前で大休憩です。今朝まで以東小屋を管理していた方はすでに下山しておりそこで大鳥小屋の管理人さんとともに情報交換です。
大鳥池から先は直とコースで登っていきます。本格的な登りに入る前に、またまたわたしの苦手な湖畔の道です(´д`)さらに東沢の渡渉(´д`)苦手なものばかり。重い荷物は肩に食い込み、ヒイヒイ言いながら上へ上へと高度を上げていきます。何度か小休憩を挟みながらようやく周りの樹木の背丈が低くなった頃、あこがれの可憐な桃色が視界に入ってきます。大好きなヒメサユリ。以前会った方に、以東岳はヒメサユリの頃もすばらしいと伺っていたので、このタイミングにひとり歓声を上げました。
この日避難小屋に泊まる方、三連休だし20人くらいはいるんじゃないかと予想されましたが、あいにくの雨予報だったので計画を断念した方も多数いたと思われます。実際に宿泊をしたのは10人くらいでした。水場はまだ夏道がでていないので、管理人さんが雪渓に階段を作って安全に採水できるように配慮してくださっていました。
この日から5日間管理人としてつとめるMさんや同行のYさんとともに山頂ディナーをし、日没の頃には素晴らしい夕焼けと雲海と、鳥海山や日本海の島や日本海に映る夕日を眺め、そして真っ赤に染まった以東岳を仰ぎ見て感動の夜は静かに終わっていきました。
枕に失敗したわたしはあまり眠ることができず、夜中に雨の音を聞き、早朝には早立ちの皆さんの生活音を聞き、それでもだらだらと朝を過ごして見事マッチロケでモイスチャーな山頂を確認し、あまり早くない下山にたちました。
途中本降りの雨に打たれ、急坂のスリップ転倒に気をつけながら下りたつもりでしたが、下山があまりにもつまらなくて早く家に帰りたくてついつい急ぎ足になり、本当の原因はわからないのですが東沢の少し上の急坂で転倒しごろんごろんし、うわぁやべえ止まんねえやと思ったところにガツンと音がして地面の岩に頭を打ったことを知りますますやべえ〜〜と思いましたがとりあえず止まり立ち上がりました…そのときはこぶができたわでも頭だからCT撮った方がいいかな…なんて思っていましたが思いの外元気だったのでそのまま普通に下山し大鳥小屋までたどり着きました。
そこで同行のYさんに流血を指摘され、髪の毛がガビガビになるまで流血していたことを知りました。
自分の頭は自分で確認できません。小屋の管理人さんに見てもらったら「穴が開いてる」と言われぎょっとし、そこにいた方々に「4〜5針かな」といわれさらにぎょっとし…応急処置でガーゼを当ててそのまま帽子をかぶって下山しました。
あとで見たら自分の帽子も衣服も流血で恐ろしいことになっており、帰宅してわたしの姿を見た息子には「人を刺してきたのか」と言われ、とにかくやばいから地元の病院にいって救急で見てもらいました。
消化器か呼吸器か当直の内科の先生に見てもらってCTも撮って、表面の傷はなんとかしなきゃと言われ、ホチキスで2カ所留められました…
傷そのものはあまりいたくなくてそのままシャンプー使用可とも思うくらいだったのですがさすがにダメと言われ頭の部分洗いで我慢している今日この頃です。
今回の反省点
1、下山で急いではいけない。
2、救急セットの中に傷を洗う水を最近持っていなかった。これダメでしょ。(以前は持っていたのに…)
今回のラッキー
1、転倒したところは岩場ではなかった。ほぼ落ち葉の坂道
2、帽子をかぶった中での傷なので、直接地面に付いていないのでばい菌の侵入はほぼなかったのではないか。腫れも痛みもないに等しい。(ホチキスは痛かった)
モンベルの山岳保険に入っているので、事故報告は出しました。あれ?入院なくても適用になるんだっけか?救急診療で10000円ちかくかかってんだよ〜〜〜保険下りてくれ。頼む。
プールにも入んなきゃなんないんだけど、まずいな、水がかからないようにしなきゃ…です。
今回は同行者のYさんはじめ、大鳥小屋のSさんやそのほかの皆さんにご心配をおかけし大変お世話になりました。申し訳ないしありがとうございました。
反省し、もっとおとなしく安全な登山を心がけます…
さてこんなわたしの次の楽しみは、8月1日のSENDAI GIGSでのライブだぜ!
そして怖かったけど山は自粛しないつもり…
おまけ
以東岳避難小屋の前身は、赤川の水源ってことで水の神さまを祀る場所だったそうな。そっか、雪渓の碧玉水は赤川の源流。あと、赤川のもう一つの流れ八久和川は、狐穴小屋あたりが源流だそうです。え?狐穴って鶴岡市?地図を見てみたら確かに鶴岡市でした。なんと以東より遠い鶴岡市を知ってしまった。いつか行かなきゃ。
ご無沙汰しております。山は日曜以外は結構良い天気だったんですね
それよりも、頭はケガするとスパッと切れるといいますが、他には大丈夫ですか?お大事にしてくださいね。ヒメサユリや夕景に癒されました
micremonさんこんばんは。ご無沙汰です(^^)
前日まで「ほんとにいくー?」と言われるほど天気予報がダメでしたが、当日になってなんと土曜日は晴れていく予報になりました。青空も夕焼けも、そしてあんなにたくさんのヒメサユリに出会えたのもホントにラッキーでした。
転倒はいけないですね…
痛みはさほどでもなく平気に下山していましたが頭部の傷は痛み以上に流血がある…びっくりでした。下山して車の窓に映った自分の姿にギョッとしました(^◇^;)
何が原因で転倒かよくわからないのです。場所が悪かったらもっと大怪我になります。当たり前ですが山は危険だし今回はたまたまホチキス2箇所ですんでいるラッキーなだけなので、慢心せずにいたいです。大反省てすよ…
Kinberliteさん、お久しぶりです。転倒での頭の怪我、災難でしたね。
私も最近は、年齢のせいか、下りで時々転ぶようになりました。大体が、こんなところで? というような場所で転びますね。
頭を怪我されたということですが、外傷だけですんで、むしろ良かった方かもしれませんね。
もし脳内出血してると、数時間後に、意識もうろう、とかなって、手術しないといけなくなり、一大事ですからね。
私も、この投稿を拝見して、「自分も、もっと気を付けなくっちゃ」と自戒しました。
はじめ頭ぶつけたとき、ガツンと音がしてすごく嫌な感じでした。
けどクラクラもしないし?コブも大きくないし、そんなに心配もしてなかったのです。
頭部を打った後は、24時間は様子見るという認識しかなかったのですが、救急で診察してもらった時に言われたこと、ごく稀に2〜3ヶ月経ってから変化が起きることもあり、頭を打ったってことは覚えていてください、家族にも伝えてくださいと言われ、もうしばらくは完全に安心できません…
山頂を立つ時にスリップ転倒気をつけてと言われてたのに転倒してしまい、実はかなり凹んでいます…
昨年、以東小屋に行くときに負傷し4針でした。近場の沢水で洗ってデカい絆創膏、小屋番さんにはサランラップでグールグルしてもらい、2日目の下山後の救急で即施術。命に別条がなく良かったデスね。お互いに💦
なんと!1日目にして負傷なんですね(^◇^;)よくぞご無事で…自分に置き換えると、すごく不安な夜になりそう…こわいこわいこわい。
怪我をしたらすぐに水洗いですね。怪我の仕方ではバイキン入ってさらに痛むから怖いです。
怪我してもとりあえず下山はしなきゃならないですから、やはり自分でできることをもっとちゃんとできるようにしておきたいです。
kimberliteさん、こんばんは。お疲れ様でした<(__)>
このたびは大変でしたね!おだいじに!
その後経過は如何でしょうか?
水、私は近場の低山に行くにも、いつも背負って歩いてますけど、手洗うとかラーメン作るとかコーヒー入れるとか用ぐらいにしか思ってませんでした正直 💦ゴメンナサイ<(__)>
もし水があれば、こんな時に重宝するのですね ( ..)φメモメモ
自分で使うのみならず、もし周りに困ってる方がいたら、差し出してあげたいです
登山は基本自己責任ですけど、 絶対ではなく、助け合いが大事だと思うし
smhsax84
一昨年だったか、兄と甥っ子が来て一緒に鳥海に登った時、兄が転倒で朝から流血でした。
その時はガーゼに包帯に傷洗い用水に、ちゃーんと持ってたのでものすごく助かりました。
今回は飲み水しかもってなくて、準備も心構えも足りないなと反省です。
今回傷に気づいたのは水が豊富な大鳥小屋でしたが大した怪我だと思わずそのままにしてました。
あと、ほんとは包帯がわりの手ぬぐい使えるって思ったのに、血で汚れるのが嫌で出しませんでした。
自分のことだととことん甘いです。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する