高尾山 城山
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- GPS
- 05:19
- 距離
- 13.5km
- 登り
- 968m
- 下り
- 966m
コースタイム
天候 | 曇り時々晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
|
写真
感想
希望は出してなかったが、5/21休日。北海道、金環蝕は蚊帳の外。これは行くしかないと思い立ったが、ただ見るだけでは面白くないので山の上で。夕方の便で女満別を発ち、朝一で登れる山と言ったら、やっぱり高尾山。三日前割引のギリギリまで待ったが、天気予報は曇り。日蝕眼鏡を探したがまるで売ってない。リバーサルフィルムを引っ張り出し、端の黒い所を二枚持って、とりあえず夕景の女満別を発つ。
羽田から八王子までの電車でバテバテ、慣れない満員電車(でもないのか?)でヘロヘロになり、客引きの立つ歓楽街を抜け、山に登りに来たのに何でこんな所を歩いているのか?と違和感を感じつつホテルへ。
天気予報は悪いことしか言わなかったが、当日の朝、青空が出ている。しかし、前夜の電車の疲れと寝不足でヤル気がでない。ホテルを出て酔っ払いがベンチで寝ている早朝の繁華街を駅へ。途中、松屋で朝食セットを食べ、電車に乗り高尾山口駅へ、6時過ぎ着。6時半に出発のケーブルカーがもう出発の準備をしている。ラッキーなことに15分出発とのこと。登山道を歩く人を尻目に発車。
終点、山頂駅展望台に登ると雲が厚い。太陽は思ったより高いので何処でも変わらなそう。期待せず高尾山山頂へ向かう。今日の為に休みをとったという人と何本もある道に悩みながら一心に登る。
山頂には既に人が多数。南から伸びる厚い雲に諦めかけていたが、雲の切れ間から太陽が。サングラスとフィルムの端で見ると、既に三日月様に欠けている。南から雲が流れ度々見えなくなりそうになるが、かろうじて薄い雲間に見え続けている。しかし下から厚い雲が。iPhoneの金環日食アプリでカウントダウンと雲とのせめぎ合いになり、あと3分という所で厚い雲が。ここに来て駄目か?と思ったが、雲が薄くなり金環日蝕が姿を現す。歓声があがり金環蝕のスタート。思ったより周囲は暗くならない。デジカメで撮ったが上手くいかなかった。金環蝕が終わり、三々五々人が散らばっていく。朝食を広げる人の脇を城山へ。杉林の階段を急降下し、これぞハイキングコースという気持ちの良い登山道を進む。が、脇道が多すぎて良く判らない。こんなに枝道を作る必要は無いと思うのだが。一丁平を過ぎ、小仏城山山頂へ。日食を望遠で撮っている人がいた。コジュケイの声が響く中、周囲を散策し、景信山に行くか美女谷温泉に降りるか色々悩んだが、ただ一心に登ってしまった高尾山を散策したい気持ちが上回り、ここで戻ることにする。
登りの時から気になっていた鳥の声、キビタキのようでもっと余計な音が含まれている。キビタキの声もきこえるが、明らかに違う。何だろう?とやっととらえた双眼鏡には見たことのない鳥が。目の周囲の白斑がオシドリの♀のよう。赤銅色の体にアカハラのような体型大きさ、さっぱりわからない。(後日、ネットで調べても高尾山の鳥で出てこない。やっとのことで判りました。ガビチョウ、帰化動物です。私のフィールドガイドには出てませんでした。)
何人もとすれ違い、登りで一緒だった人は陣馬山まで行くとのこと。羨ましかったが、こちらは飛行機の時間と帰りの電車の体力を温存しておかねばならない。南から巻いて山頂へ戻り、ぶらぶら下っていく。ビジターセンターは掃除で休館だった。こんな日に休館日にするとは・・・。
飯縄権現堂では月に一度の本尊公開の日で、中まで入らせていただいたが、鏡しか見えなかった。勉強不足で寺か神社かも理解していなかったので、鏡が本尊だと思い込んだが、立派な本尊があったようだ。残念。もっと予習していけばよかった
。車石を回し、ヤマガラが飛び交う杉の巨木並木に感動しながら下り、ゴマ団子を食べ、リフトで降りようと思ったが、まだ花があるかなと思い直し下っていくと、いきなりの急斜面。こんな急斜面を結構な人が、普通の格好の人も登ってくる。ケーブルカー乗ればいいのにと思いつつ、ユキノシタの仲間と満開のシャガを堪能して清滝駅まで。途中サンコウチョウか?という声も聞いた。イカルだったかもしれないが、両方ともめったに北海道で聞かないので・・・。
お土産を買い、駅の前のタクシー乗り場の看板の上にツバメが。懐かしい喉の赤い燕尾服。大分減ったとの話だったが、高尾山にはまだたくさん飛んでいる。駅の上ではイワツバメも飛んでいた(がこちらは北海道にもいるので懐かしくない)。
やっぱり電車でバテ、有楽町のカフェで大休止し、16時過ぎの便で女満別まで。メルヘンの丘に沈む夕日を見て高尾山遠征金環蝕ツアーは終わった。
楽しかったが、山登りより電車で疲労困憊してしまった。やっぱり都会には住めないようだ。
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