ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 1927109
全員に公開
沢登り
札幌近郊

定山渓天狗岳(岩魚沢左股遡行)

2019年07月14日(日) [日帰り]
 - 拍手
体力度
2
日帰りが可能
GPS
09:02
距離
10.9km
登り
891m
下り
887m
歩くペース
ゆっくり
1.92.0
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
8:25
休憩
0:37
合計
9:02
距離 10.9km 登り 892m 下り 891m
7:06
252
スタート地点
11:18
11:55
253
16:08
ゴール地点
天候
過去天気図(気象庁) 2019年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
コース状況/
危険箇所等
*岩魚沢(2.5万図では天狗沢川)左股ルートを遡行し帰路は中股ルートで下降しました*ほとんどの滝は梯子の様に直登が可能ですが小さくてもホールドのない滝に関しては少し手こずりました*曲岩頭基部へのザレ場の急登とトラバースは最も神経を使う今回の核心部でした*下降では適度な落差の滝もあり懸垂下降の練習台にも良いかと思います*
yu)そう、このゲートから出発なんです!
2019年07月14日 07:08撮影 by  COOLPIX W100, NIKON
7/14 7:08
yu)そう、このゲートから出発なんです!
ven)朝はどんより
yu)帰路にはジョウテンもハッキリ見えましたね
to)今日は鍋なしです
2019年07月14日 07:32撮影 by  COOLPIX W100, NIKON
2
7/14 7:32
ven)朝はどんより
yu)帰路にはジョウテンもハッキリ見えましたね
to)今日は鍋なしです
yu)で、ニューケー!
2019年07月14日 07:41撮影 by  COOLPIX W100, NIKON
1
7/14 7:41
yu)で、ニューケー!
ven)入渓すれば天気関係なく緑が心地いい
yu)夕べまでの雨が余計に緑を引き立ててますね
to)どうせ濡れるんだし
2
ven)入渓すれば天気関係なく緑が心地いい
yu)夕べまでの雨が余計に緑を引き立ててますね
to)どうせ濡れるんだし
to)楽しい登り
2019年07月14日 07:54撮影 by  PENTAX WG-3 GPS, PENTAX RICOH IMAGING
1
7/14 7:54
to)楽しい登り
ven)滝もGOOD!
ven)小滝を何度も乗り越えて
to)小滝が波のように押し寄せてくる
5
ven)小滝を何度も乗り越えて
to)小滝が波のように押し寄せてくる
ven)気分上々!
yu)イイネ!
to)余裕のyuhokaiさん
6
ven)気分上々!
yu)イイネ!
to)余裕のyuhokaiさん
to)黒光り、これが今日のフレーズ
2019年07月14日 08:27撮影 by  PENTAX WG-3 GPS, PENTAX RICOH IMAGING
2
7/14 8:27
to)黒光り、これが今日のフレーズ
to)いいじゃないですか!
2019年07月14日 08:28撮影 by  PENTAX WG-3 GPS, PENTAX RICOH IMAGING
1
7/14 8:28
to)いいじゃないですか!
yu)作戦会議中?
to)信頼しているから話せる!
2019年07月14日 08:41撮影 by  COOLPIX W100, NIKON
3
7/14 8:41
yu)作戦会議中?
to)信頼しているから話せる!
ven)ミニ柱状節理の滝。アスレチック!
to)柱状節理は中流部の滝だけだった
2019年07月14日 08:54撮影 by  COOLPIX W100, NIKON
5
7/14 8:54
ven)ミニ柱状節理の滝。アスレチック!
to)柱状節理は中流部の滝だけだった
yu)樋状の滝
to)集塊岩の断層に沿って滝だった
2019年07月14日 08:57撮影 by  COOLPIX W100, NIKON
2
7/14 8:57
yu)樋状の滝
to)集塊岩の断層に沿って滝だった
ven)楽しい滝登りが続きます
2019年07月14日 08:58撮影 by  COOLPIX W100, NIKON
7/14 8:58
ven)楽しい滝登りが続きます
ven)結構大変だったりする。。
to)柱状節理が水に舐められて、滑状に!
2019年07月14日 08:58撮影 by  COOLPIX W100, NIKON
2
7/14 8:58
ven)結構大変だったりする。。
to)柱状節理が水に舐められて、滑状に!
to)こんな感じが続いていく
2019年07月14日 09:00撮影 by  PENTAX WG-3 GPS, PENTAX RICOH IMAGING
1
7/14 9:00
to)こんな感じが続いていく
ven)エゾハナシノブ、だそうです(^^)
yu)青紫がきれいですねー
to)でしょ!魅惑の青なんです
6
ven)エゾハナシノブ、だそうです(^^)
yu)青紫がきれいですねー
to)でしょ!魅惑の青なんです
ven)土石流跡。ちょっと緊張
yu)大岩がゴロゴロと…
to)ここらから土石流と大岩の連続
2019年07月14日 09:12撮影 by  COOLPIX W100, NIKON
7/14 9:12
ven)土石流跡。ちょっと緊張
yu)大岩がゴロゴロと…
to)ここらから土石流と大岩の連続
yu)これが黒光りした岩盤だっ!
to)玄武岩質の熔岩でしょうね、黒光り
2019年07月14日 09:18撮影 by  COOLPIX W100, NIKON
3
7/14 9:18
yu)これが黒光りした岩盤だっ!
to)玄武岩質の熔岩でしょうね、黒光り
yu)源頭は近い
to)連係プレイが功を奏す
2019年07月14日 09:24撮影 by  PENTAX WG-3 GPS, PENTAX RICOH IMAGING
3
7/14 9:24
to)連係プレイが功を奏す
ven)だいぶ高度をあげました
to)定山渓ダムが見えてきました
2
ven)だいぶ高度をあげました
to)定山渓ダムが見えてきました
yu)この景色は沢からじゃないと見れないぞ
to)この集塊岩はまだいい、土はフェルト底には悪魔の様だった
2019年07月14日 10:14撮影 by  COOLPIX W100, NIKON
1
7/14 10:14
yu)この景色は沢からじゃないと見れないぞ
to)この集塊岩はまだいい、土はフェルト底には悪魔の様だった
yu)結構急だしスリッピー慎重に〜
to)緊張の連続、久々に滑落を意識した
2
yu)結構急だしスリッピー慎重に〜
to)緊張の連続、久々に滑落を意識した
ven)野イチゴ畑発見!
yu)おすそ分け頂きました!
to)イチゴ畑の前に熊フンがあった。このイチゴも彼らのデザートなんだろうなぁ
5
ven)野イチゴ畑発見!
yu)おすそ分け頂きました!
to)イチゴ畑の前に熊フンがあった。このイチゴも彼らのデザートなんだろうなぁ
ven)シコタンソウでしたっけ?
to)シコタンソウの白い花、まだ残っていました
6
ven)シコタンソウでしたっけ?
to)シコタンソウの白い花、まだ残っていました
to)2峰基部のエゾノハナシノブ、きれいだね
2019年07月14日 10:29撮影 by  PENTAX WG-3 GPS, PENTAX RICOH IMAGING
1
7/14 10:29
to)2峰基部のエゾノハナシノブ、きれいだね
ven)基部をトラバースして、このあと藪漕ぎ〜💦
to)こっからまた難所の連続、フェルト底には!
1
ven)基部をトラバースして、このあと藪漕ぎ〜💦
to)こっからまた難所の連続、フェルト底には!
to)アオノイワレンゲが秋の準備中
2019年07月14日 10:30撮影 by  PENTAX WG-3 GPS, PENTAX RICOH IMAGING
2
7/14 10:30
to)アオノイワレンゲが秋の準備中
to)イブキトラノオもきれいです
2019年07月14日 10:55撮影 by  PENTAX WG-3 GPS, PENTAX RICOH IMAGING
1
7/14 10:55
to)イブキトラノオもきれいです
ven)タカさん、ありがとう!
yu)札幌岳に引き続きヤマレコユーザーのchrome_takasさんとまさかの出会い!
to)chrome takaさん、失礼しました!気づきませんでした。
7
ven)タカさん、ありがとう!
yu)札幌岳に引き続きヤマレコユーザーのchrome_takasさんとまさかの出会い!
to)chrome takaさん、失礼しました!気づきませんでした。
to)下りの難所を懸垂で制覇して、中股へ
yu)toruyukeアニキのさすがのロープワーク。助かりました!
2019年07月14日 12:49撮影 by  PENTAX WG-3 GPS, PENTAX RICOH IMAGING
2
7/14 12:49
to)下りの難所を懸垂で制覇して、中股へ
yu)toruyukeアニキのさすがのロープワーク。助かりました!
to)イブキジャコウソウ、これに女性が寄ってくるのか?
2019年07月14日 12:51撮影 by  PENTAX WG-3 GPS, PENTAX RICOH IMAGING
7/14 12:51
to)イブキジャコウソウ、これに女性が寄ってくるのか?
to)中股の黒光り滝
2019年07月14日 13:56撮影 by  PENTAX WG-3 GPS, PENTAX RICOH IMAGING
1
7/14 13:56
to)中股の黒光り滝
to)途中でまたも見つけた早生のナラタケ、ボリボリ。
yu)頂きまして味噌汁にしました(^-^)
2019年07月14日 13:56撮影 by  PENTAX WG-3 GPS, PENTAX RICOH IMAGING
4
7/14 13:56
to)途中でまたも見つけた早生のナラタケ、ボリボリ。
yu)頂きまして味噌汁にしました(^-^)
to)中流に来ると、左股と同じ、柱状節理が発達する
2019年07月14日 14:29撮影 by  PENTAX WG-3 GPS, PENTAX RICOH IMAGING
7/14 14:29
to)中流に来ると、左股と同じ、柱状節理が発達する
yu)帰路には懸垂下降のトレーニングも
to)7mの滝、トレーニングは欠かさずに
2019年07月14日 14:35撮影 by  COOLPIX W100, NIKON
2
7/14 14:35
yu)帰路には懸垂下降のトレーニングも
to)7mの滝、トレーニングは欠かさずに
ven)たまには練習しないとね(^^ゞ
2019年07月14日 14:36撮影 by  COOLPIX W100, NIKON
1
7/14 14:36
ven)たまには練習しないとね(^^ゞ
to)懸垂トレーニングの状況、侮ってはいけません、この滝は。
2019年07月14日 14:38撮影 by  PENTAX WG-3 GPS, PENTAX RICOH IMAGING
2
7/14 14:38
to)懸垂トレーニングの状況、侮ってはいけません、この滝は。
to)いいね!
yu)ビレイデバイスを使えば楽ちんです
2019年07月14日 14:41撮影 by  PENTAX WG-3 GPS, PENTAX RICOH IMAGING
2
7/14 14:41
to)いいね!
yu)ビレイデバイスを使えば楽ちんです
to)サンカヨウの実も、一見ブドウだよね
2019年07月14日 15:02撮影 by  PENTAX WG-3 GPS, PENTAX RICOH IMAGING
1
7/14 15:02
to)サンカヨウの実も、一見ブドウだよね
yu)帰りの林道から振り返って。あの山に登ったかと思うと少しだけ誇らしい
to)あそこの木からトラバースして、中股に降りて、こんな話をしながら振り返りするのは、次へのステップ
2019年07月14日 15:38撮影 by  COOLPIX W100, NIKON
3
7/14 15:38
yu)帰りの林道から振り返って。あの山に登ったかと思うと少しだけ誇らしい
to)あそこの木からトラバースして、中股に降りて、こんな話をしながら振り返りするのは、次へのステップ
ven)安着でーす
yu)あ、安着ぅ〜♪
to)通過する車を気にしながらすべて着替えして、完璧!
2019年07月14日 16:09撮影 by  COOLPIX W100, NIKON
4
7/14 16:09
ven)安着でーす
yu)あ、安着ぅ〜♪
to)通過する車を気にしながらすべて着替えして、完璧!

感想

道道1号線から見あげる定山渓天狗岳はいつだって青筋を立て天に向かってその勇姿を突き上げている。標高1,100m程度の山とは思えない圧倒的な存在感がこの岩山にはある。こんな山の頂に沢からアプローチできるのだろうか?という気持ちは当然とも思うが遡行記録も多い。つまり一般的な沢登りルートということ。

川幅いっぱいに煌めく滑や翡翠色の深い釜もないが、荒々しい岩肌と急峻な源頭部は山の姿が示す通りであった。沢を詰め急登に喘ぎそそり立つ巨大な岩頭を前にすれば人間の小ささだけが際立って思える。一方グラウンドレベルに目を向けると真赤に実った野苺が小さくともしっかりと、対照的なアクセントを添えている。なんだか、やっぱり、自然のバランスって素晴らしい。このバランスの中では僕らはエイリアンでしかないのかも知れない。

当日の天気では山頂からの絶景は望むべくもなく白い景色を眺めるばかりであった。しかしながら下山後は雲も高く上がり、朝は靄に包まれていた山頂を林道から拝みつつ、あの岩山に登った満足感に浸りながら沢を後にしたのだった。

イワナ沢に行きたいとのわがままに、曇空の沢登りとなった。ありがとう!
林道入口から入渓まで1.9kmの歩きがあるが、話をしていけばそう億劫ではなかった。
7:30入渓、最初の二股で左沢に入る。黒光りする玄武岩質溶岩の上はフェルトにはグリップが効いて楽々と進む。中流の柱状節理はステップとなって登りやすい!
定山渓天狗岳が近づいた。ここからはフェルト底にが泥を噛んで滑りまくる。ハイアロークラスタイトの捕獲岩部分に足を乗せてなんとか登る。

定山渓天狗岳の2峰の基部に取り付いた。ここまでは大変だった。久々に緊張と危機感のある登りだった。ひと段落して横たわった足元、手元には野いちごの実が生っていた。途中の見晴らしの良いところには熊のフンがあり、野いちごも奴らの餌なんだと。だけど、ちょっとだけ頂くよ。赤い実だけど酸っぱいなぁ!

ここからも登りは大変だった。1峰と2峰のコルを目指すが、手にかかるのは草だけで笹もない。なんとか騙し騙し登り、エゾニワトコの木を掴んで、やっとこ笹藪に突入した。GPSを見ながら夏道に合流してしばらく登るとルンゼにかかり、それを登って登頂、11:20。頂上にはyuhokaiさんやventaさんが二週前にお会いした人がいた。chrome takaさんだった。すぐに気づかずすみませんでした。
ガスの中、まったりと休んで11:55に下山開始とした。ルンゼを降りて沢筋に入るが、草付きまでロープを出して降下する、20mが足りなくなってまた20mを繋いで2峰のヘリまで降りる。それから草付きをへつって中股との稜線に出て、覗き込むと急勾配でなんとも降りたら下まで落ちてしまうような崖だった。沢筋に降りれるところまで稜線を下る。大きなダケカンバが目印になった。それを左に降りてみた。周囲は笹だが、ライン状にシダが生えていたので沢筋と確信した。

流れがないままだったが、本流に出会い中股源頭を確認した。それからは水が増えてきて冷たさが感触良い。下流に向かうにつれ小滝や大滝があり、7mの滝は下降懸垂で乗り切る。更に小滝や滑が現れ、朝に向かった左股に合流した。16:20に安着。
久々に緊張感溢れる山だった! yuhokaiさん、ventaさん、わがままを聞いてくれて、ありがとうございました。

岩魚沢は2年前に一度入渓しましたが、
その時は雪渓が多く、頂上を目指さず引き返しました。
今回は頂上到達です(^^)/満足満足
ダニは一度も見ませんでしたが、クマの痕跡は多かったです。

山頂には先々週、札幌岳でお会いしたchrome takaさんが!!
写真撮っていただきありがとうございます。
来来週またお会いするかも!?

お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:1509人

コメント

まだコメントはありません
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。

ルートを登録する

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら