残雪の剱岳 番場島から早月尾根
- GPS
- 17:30
- 距離
- 15.5km
- 登り
- 2,357m
- 下り
- 2,368m
コースタイム
20日 幕営点5:22-7:30剱岳7:51-9:03幕営点撤収9:53-10:32早月尾根10:50-13:50番場島
天候 | 19日 晴れ 20日 晴れ〜曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
来年の目標として小窓尾根〜剱岳〜早月尾根があるので、
下降路の下見として残雪期の早月尾根のピストンに行ってきた。
長野県から遠い富山県。前泊で馬場島に乗り込むが、近くにコンビニが無くナビ便りでウロウロしてしまった。
約4時間で馬場島到着。駐車場にテントを張り、チューハイ飲んで1時半に就寝。
19日 5時起床しラーメン食べて、6時半過ぎに出発。
ピーカンの天気で日差しがすでに暑く、登山口からいきなり急登と重荷なのでローペースで登る。
松尾平で残雪が残っていて、トレースが無く赤布便りに進むと松尾奥の平で1本とる。
仙人谷からの大窓が良く見える。馬場島からの剱岳は、初めてなので見える景色が新鮮なのとどこがどこだが分からない状態。
1400m付近からは雪稜歩きとなり、まさかの前日の降雪でトレースが無い。
ルーファイしながらのラッセルと快晴の気温上昇で喉が乾く。新雪を食べながらひたすら標高を稼ぎ、約6時間で早月小屋に到着。
重荷で結構バテバテ。ここで幕営と甘い誘惑があったが、まだ13時前なので、あと2時間がんばって登ることに。
小屋から新雪をラッセルしながら登り始めると、単独者が下ってきた。
日帰りで池ノ谷から三ノ窓、北方稜線、本峰から早月尾根下山で、すでに下山路。超ハイペース過ぎて凄過ぎ!
トレースを付けてもらったので、ありがたく追っていく。急な雪壁をこなしながらきっちり2時間で2600mに到着。
もう剱岳は、目の前で先人のトレースがあるので、明日のアタックは、快適なはず。
テント設営完了し、まったり梅酒飲みながら新雪から水作り。たまにガスに包まれるが概ね快晴の無風。
たまに雪崩の音が不気味に響き渡るが、雷鳥の泣き声で癒されたり。
重荷を上げてきた甲斐あって、この景色と自分ら意外誰もいないテント場に酔い浸る 。
富山湾に沈む夕日眺めて、夕飯食べて8時に就寝。
20日 4時起床し、アイゼンとハーネス付けて5時半出発。朝方は、そこそこ冷えたので、雪が締まって歩きやすい。
トレースを追いながら獅子頭まで登ると、10mほどの下降がありフリーでクライムダウン。
ナイフリッジを渡り、夏道の岩稜と雪稜を登っていくと山頂に登山者が見えた。
分岐直下の鎖場の下のルンゼが凍っていて、ザイルを出すか迷ったがフリーで登り、2時間で剱岳登頂。
山頂は、積雪で盛り上がりナイフリッジ。祠も埋まっているので、標高は確実に3000m超えていそう。
そこそこ風が強いが、気温が低いので景色は、抜群。立山の裏に槍ヶ岳、後立山、裏銀座。まだまだ雪が多い。
30分ほど堪能して下山。分岐直下の凍ったルンゼは、大事をとって懸垂下降。
日が上がるにして気温が上がり雪が緩んできた。トラバースがちょっと滑りやすかったが、
慎重に通過して1時間でテントに到着。ここで下から日帰り4人組が上がってきた。荷が軽いとここまで6時間らしい。
テント撤収し、重荷を背負って下山。急斜面をクライムダウンとシリセードで早月小屋まで下り、ピッケルからストックに交換。
ここからは、なだらかなので雪稜を快適に下るが、夏道にでると重荷で膝がきつかった。
標高1000m付近で昨日つぼみだったカタクリが、満開に咲いている。まさにカタクリロード。
そんなお花を写真に撮りながらゆっくり下り、小屋から3時間で馬場島到着。
下山後、滑川のみのわ温泉に入り、せっかくの富山なので、きときと寿し食べたがこれがまた旨かった。(ちょっとお高いかな)
お疲れ様でした。
素人の僕からは、どんだけ凄いことなのか想像もできませんが・・・
めちゃ感動しました!!
凄い迫力と高度感のある写真でした!でも・・・
せっかく凡人が行けない場所に行く実力があるんだから
もっと荷物の重量 増やしてみては?
なんとか登ってこれました。
厳冬期の怒涛のラッセルとかなるとまだまだ自分じゃ無理っすね。
ハーネスとザイル持ってヒイヒイ言ってる状態なので、 なんて絶対無理
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