栂海新道(北又〜2泊3日)アヤメ平はアイゼンピッケル必要
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- GPS
- 25:44
- 距離
- 35.0km
- 登り
- 3,034m
- 下り
- 3,654m
コースタイム
- 山行
- 5:11
- 休憩
- 0:33
- 合計
- 5:44
- 山行
- 8:47
- 休憩
- 0:35
- 合計
- 9:22
- 山行
- 7:56
- 休憩
- 2:16
- 合計
- 10:12
天候 | 1日目)くもり 2日目)くもり 3日目)雨 |
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過去天気図(気象庁) | 2019年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
タクシー 自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
残雪対応について、アヤメ平のみ、アイゼン&前爪アイゼン必要。他は無くてもストックで何とかなった。 黒岩山から栂海山荘の間に、数箇所、私の嫌いな岩場やガレ場がスポット的にあった。が、他はとてもよく整備されていて、マイナールートとは思えない素晴らしさ。感謝です。 |
その他周辺情報 | たから温泉 |
写真
装備
備考 | 前爪付きアイゼン&ピッケル。軽アイゼンすら置いていった自分の甘さが恥ずかしい |
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感想
まず始めに、アヤメ平でアイゼン&ピッケルを貸して下さった静岡県のお二人に感謝申し上げます。
昨年のNHK金とくで栂海新道を見て以来、行ってみたくてウズウズ。朝日小屋にも泊まりたい。ヤマ友と7月の三連休が合ったので、予約も早々に済ませて楽しみにしていた。
雨が酷ければ朝日小屋で引き返そうと考えていたが、天気以前にアヤメ平の残雪が垂直の雪の壁で、いかに危ないか聞き、ダブルストックで何とかできないか色々アドバイスもらいながら考えた。結論、残雪のところまで行ってみて、無理だと判断したら朝日小屋に引き返しますと主人のゆかりさんに宣言したが、だいぶ心配そうな顔をされた。
2日目はところどころの残雪で歩き方など確認しつつ、アヤメ平へ。雪の壁を降りる気持ちに傾いたそのとき、静岡県から来たという2人が、ピッケルとアイゼンを貸すからそのままで降りてくれるなと説得してくれた。おかげさまで、より安全確実に降りることができ、その後の素晴らしいお花、そして栂海新道を歩き切ることができた。
2人には栂海山荘で会いましょうと言ったが、我々の到着が遅く、降雨で山荘は混んでいて、おそらく2人はテントにいらっしゃったのだろう。お礼を改めて伝える機会を逸してしまったのが悔やまれる。私も2人のように、サッと誰かを助けることが恩返しになるかと思い、今後の登山に臨もうと思う。
栂海山荘では、同じく別グループにピッケルとアイゼンを貸してもらい、無事に来ることが出来たという近畿からの3人組と夕食が一緒になった。3日目はこの3人と抜きつ抜かれつで、最後に親不知の駐車場で完踏を喜び合った。お互い日が暮れる前に着いて本当に良かった。岐阜の山岳会も海岸まで行けたかな。
なお、栂海山荘に着いたとき、朝日小屋に電話して、ゆかりさんに、装備不足でご心配をお掛けしたことを謝り、私たちの無事と反省を伝えた。「明日も長いから気をつけて、またおいで!」と言ってもらえて、今度はちゃんと備えて伺おうと心に決めた。登山は安全がより確実な方法を用意しなきゃダメだと痛感した。
また、道中、サワガニ山岳会の方々が登山道整備されていて、こんなに美しく整備してくださって本当にありがとうございます、と伝えたかったがなかなか勇気が出なかった。感謝しながら歩いた。
今回はここに書ききれないほどステキな出会いがたくさんありました。タフなルートには、良い人が多い気がします。ありがとうございました。
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