小塩山〜南の谷〜竈ヶ谷〜大原野森林公園西尾根ルート〜ポンポン山〜釈迦岳〜西山古道〜十方山〜天王山
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- GPS
- 09:44
- 距離
- 23.1km
- 登り
- 1,337m
- 下り
- 1,392m
コースタイム
- 山行
- 8:06
- 休憩
- 1:38
- 合計
- 9:44
天候 | 晴れ/薄曇り/曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
基本的には、歩きやすい道が続き、特に危険個所はありません。 小塩山には標識は少なく、ポンポン山には標識が多めでしょうか。 部分的に一般のルート以外も歩いており、昨年の秋の台風21号による影響で倒木が残っていて、それなりに通行への支障が残っている区間があります。 危険ではないにしても、一定の注意が必要だと思われます。 竈ヶ谷への立ち入りには許可を受ける必要があります。 当日の届け出が可能で、森の案内所にて手続きできます。 保護の活動をされている方々の尽力により、現在の姿が保たれています。 きちんと届け出を済ませた上で立ち入るようにしましょう。 今回は簡易版です。 過去のレコにルートの詳細が載っていると思われ、そちらが参考になるかも知れません。 |
その他周辺情報 | トイレ - 大原野神社、大原野森林公園の森の案内所、宝積寺 |
写真
感想
この週末もあまり天気が良くなさそうなので、歩き慣れた山へ。
当初は土曜に出かけるつもりで、当日の朝食まで済ませたのだけど、直前に天気予報を再チェックしてみると、日曜も雨の心配はほぼなさそうだし、それまでに降った雨の影響が懸念されたので、翌日の日曜に出かける事に。
珍しく女性が運転するバスに乗り、最終的に唯一の乗客となり、南春日町バス停に到着し、ここからスタートです。
今回は時間に少し余裕がありそうなので、大原野神社に立ち寄ります。
池にはスイレンの花がたくさん咲いており、見頃を迎えています。
無事の山行をお祈りし、先へと進みます。
正法寺の横の道を進み、分岐にて左の天皇陵道ではなく、今回は右へ。
すぐにゲートがあり、沢沿いの林道を進み、細い沢を渡渉し、山道へ。
気温はそれなりぐらいなのかも知れないけど、湿度が高く、汗の量以上の暑さを感じるし、クモの巣が待ち構えていて、不快さを届けてくれます。
楓の群生地の雰囲気を感じ取るべく、天皇陵道ではなく、こちらのルートを選んだのだけど、曇っていて少し薄暗いせいか、本来なら素晴らしい雰囲気の樹林帯も少し鬱蒼とした感じで、特別感はあまりない。
府道出合に到着し、体の熱を放出すべく、少し長めに休憩。
カタクリの時期に歩いた時よりも荒れは軽減しているかなと思いながら進み、炭の谷の保護地に到着。
保護地内は草木が繁茂していて、全く雰囲気が違います。
舗装路に合流し、程なくして小塩山山頂に到着です。
昨年の秋の台風21号による影響で山頂は荒れており、少しですが、片付け作業を。
引き返して行くと、淳和天皇稜にお詣りされているペアがおり、軽く会釈。
電波塔を見つつ天皇陵道へ進み、いつもの分岐で右折して、南の谷へ向かいます。
崩落地の辺りは倒木があり、それなりに進みにくいのだけど、枯れている木を少し処理するだけにしておきます。
久しぶりにP604に立ち寄るべく、ピストン。
プレートの位置が変わっているような気がしたり、しなかったり。
南の谷を下って行きますが、この時期は特に見所となる物はなく、やや水量が多い沢をきちんと下って行くのに専念します。
倒木がそれなりにあり、杉などの倒木帯には手を出しづらいけど、それ以外で効果がありそうな辺りの処理をすべく、鋸をギコギコと動かし、汗をかきながらの修行です?
必要以上の汗を流した後、登山口に至り、すぐに大原野森林公園の森の案内所に到着し、ここで昼食です。
この後、竈ヶ谷へ入るので、食後に進入の許可を得ます。
西尾根ルートへ進み、出灰川と竈ヶ谷の沢の合流地点の手前にて渡渉です。
しかし、予想通りに水量が多く、水面の上に出ている石が不足しており、通常の渡渉は困難そうなので、靴を脱いで裸足で対岸へ渡ります。
これだけ歩いているのに、足の裏の皮膚は乙女の柔肌クラスなようで、川底の細かい石の突起に悶絶しながら進み、何とか右岸へ。
今年の3月以来となる竈ヶ谷ですが、こちらも水量は多めなようで、この先が心配です。
最初の渡渉は無難にこなしたけど、次の渡渉にて、これまでで最大のドボン。
尻もちをつくような感じで水面に突入し、右足は完全に水没。
これで大丈夫だろうと思い、小手先の対応で進んでしまった感じなので、渡渉する際には改めて注意して進むように心がけなくては。
びしょ濡れで不快感が増してしまうのだけど、心の隅でこれを楽しいと感じる自分がいるようで、ちょっと戸惑ってしまう。
さらに進んで行くと、フェンスで囲われた辺りにオレンジ色の花が見えており、オオキツネノカミソリのはずだけど、離れているし、心は動かされず。
もう少し進むとフェンス越しながらも近い位置に咲いているし、わずかにフェンス外に咲いているのもあり、間近で観察。
優美な曲線を描いていて、確かに美しい。
保護フェンスの内側では大量に咲いており、現状では人の手助けがないと、この辺りでは生息し続けるのは難しいのでしょうね。
その後は問題なく進み、西尾根ルートに合流します。
リョウブの丘に立ち寄り、濡れてしまった靴下の処理などを。
西尾根ルートを進み、ポンポン山山頂に到着です。
人気の山でもあり、山頂はたくさんの方で賑わっています。
今回は天王山方面へ向かうので、まずは釈迦岳へと続くルートへ。
カタクリの保護地を過ぎ、台風の爪痕がまだ残る縦走路を歩いていると、リスを発見。
しかし、撮影はできず、残念。
倒木の処理で時間と体力を消費していたので、予定していた谷ルートへは進まず。
釈迦岳を経て、京青の森へ。
少し下った位置にある湿地へ向かい、アケボノソウの具合をチェック。
京青の森に戻り、西山古道へ。
歩き慣れた道なので、問題なく進みます。
オオバノトンボソウと思われる花があり、ちょっとテンションが上がったり。
まだ所々で少し荒れており、倒木の片付けをしたくなるけど、もう自由時間はほぼ残っておらず、またの機会です。
西山古道の道標13の地点で西山古道を離れ、何度も通っている谷ルートへ。
前回はまだ荒れていたのだけど、すでに手入れをされたようで、歩きやすくなっているし、木々が失われて明るくなっており、雰囲気が変わってしまったよう。
舗装路に合流し、浄土谷方面へ。
いつもの登山口から天王山へ向かいます。
登り始めの辺りは、相変わらず道の中心が雨水で浸食されていて、歩きにくい。
誰か整備してくれないかと思っていたけど、自分でやるしかなさそう?
まあ、やらないと思うけど。
小倉神社分岐にて、パンを食べつつ休憩。
十方山へピストンし、天王山へ。
暑さによる疲労は顕著だけど、ちょっと歩き足りないような気もして、微妙な感じ。
最後まで気を抜かずに歩き、宝積寺に到着。
後は舗装路歩きのみとなり、山崎駅に到着し、ここでゴールです。
歩きたい山は色々とあるはずだけど、週末の天候はすっきりしないとの予報が続き、今回も歩き慣れた山へ。
そんな中、今年の3月に初めて歩いた竈ヶ谷へ今回も赴き、オオキツネノカミソリを見る事ができました。
フェンスに囲われていて、どこか冷めた目で見てしまうのだけど、現状では仕方なく、関係者の尽力に感謝しつつ観察させてもらいました。
いつの日か、フェンスがなくても花が咲き誇る谷になると良いのだけど、限りなく難しいのでしょうね。
他では、久しぶりと言うか、初めてかなというぐらいに派手なドボンに見舞われました。
今回は全く危なくない所だったので良かったのだけど、そうじゃない所を渡渉する機会もあるはずなので、改めて慎重さが求められると認識。
そういう意味では、びしょ濡れになって良かったですね。
コメント
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相変わらずの長距離ですねー
派手なドボンもあったようで、お疲れ様でした。
阪急バスのその路線、若い女性の運転手さんおられますね!
私も乗った事がありますよ
いや、そんな事より…、
キツネノカミソリ、もう見頃になっちゃた!?!?
月末くらいかと思ってたので、その時に予定してたのですが…。
この日は今年一番かなという暑さを感じる山行でしたが、去年までの最も暑い時期に比べると、楽だったかと。
過去のいくつかの山行では、今の自分では無理かなという行程をこなしていて、ここ最近は安全志向を強めているように感じています。
でも、今年の夏もどこかで厳しい山行をするべきかと淡く考えているけど、どうなりますか。
ドボンについては、この時期で良かったです。
真冬なら、魂まで凍え切ってしまいそうだし。
女性の運転手さん、好印象でした。
にこやかに運転されているのが鏡越しに目に入り、素敵だなと思いました。
灰方バス停にて、ちょっとした出来事もあったのだけど、ここでは書かないでおきましょう。
オオキツネノカミソリ。
見頃はもう少し先かなと思っていたのだけど、きれいに咲いていてくれました。
写真を見ても分かる通り、まだつぼみも多く、もうしばらくは花期が続くのかなと思いながら見ていましたが、実際にどうなるのかは分かりません。
heheさんのレコを待ちたいと思います。
少し調べてみると、ヒガンバナ科なんですね。
ユリの一種かと思っていました。
4/21に変わってます。1803586参照
ピークハンターさんのプレートの情報、ありがとうございます。
記憶とは違っていたので、自分の過去のレコの写真をチェックしたかったのだけど、余裕がなくて。
改めて調べてみると、2017年3月11日の山行でプレートを写しており、参照で示していただいたレコでdrpepperさんが持っておられる枝と符合しますね。
プレートを救出されていたとの記憶はありましたが、ここでしたか。
この辺りの山名のある山にピークハンターさんのプレートは少ないようなので、設置されるように期待したいですね。
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