浅間山(噴火前に登れて良かった!)
- GPS
- --:--
- 距離
- 11.4km
- 登り
- 1,245m
- 下り
- 1,237m
コースタイム
天候 | 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
高峰高原ホテル前16:17(JRバス関東)→17:00小諸17:05(JR)→17:25上田(翌日の四阿山のため宿泊) |
コース状況/ 危険箇所等 |
全般的に危険箇所はないが、トーミの頭から沼の平までの「草すべり」の帰路の300mの上り返しがかなりきつい |
写真
感想
浅間山は8年前に登山を始める前から私にとっては数少ないなじみの山であった。軽井沢の鬼押し出しのあの独特な景観を生み出した経緯を聞き、当時の恐ろしいまでの噴火の様子がまじまじと頭に浮かびながら、その鬼押し出しから眺めていた回数は3回ほどあった。
その当時は登山を始めようとは全く考えたこともなかったので、どうやって、どのルートで登る人がいるのかと不思議にさえ思っていた。それが登山を始めてすぐの時期に関東近郊の百名山等で掲載されているこの山は、その時からそう難しそうな山との印象はなく程なく登れるだろうと思いつつ、漸く7月下旬にチャレンジの機会が訪れた。
コースは一般的な高峰高原ホテルからのルートであり計画を立て始めたが、全て公共交通機関を利用するしかない私にとっては高原ホテルに泊まらず、全くの日帰りはかなりきつい行程であることがわかり、翌日は上田から登る百名山の一つ四阿山と抱き合わせの行程を組むことにした。6時20分に自宅を出て9時25分に高原ホテルに着き車坂峠の登山口から曇り空の中を登り始めた。コースの高低差を確認すると標高差は524mだけではあるが、途中に300mの登り返しが結構の難所と思われる。登るに従い霧が濃くなり槍の鞘を過ぎた名所のトミーと頭でもその姿が殆ど見えず、山頂もまだまだ霧の中で難所の草すべりに入った。下りは体力的にはそれほどでもないが、帰りの登りを考えると実に憂鬱な気分にしてくれる。
そこから湯の平分岐を過ぎるころ漸く霧が晴れて溶岩石に全体が覆われた浅間山の全貌現れた。
ひたすらガれ場を進み賽の河原分岐から危険立ち入り禁止告知版に着くと噴火口を囲むように広がる外輪山の先に今時点で行ける最高点の前掛山が見えた。さらにその山頂を強い風の中目指し登り始めて3時間20分で到着。登ってきた方向を振り返るとJバンドと黒斑山の連なりが見えたが、帰りはそのルートを通っていけば到底最終バスに間に合わずトミーの頭まで難所の登りの草すべりも息も絶え絶え必死に登り、槍が鞘から右の少しでも時間が稼げそうルートを駆け降りて、登山口の車坂峠に戻ったのが終バスまで20分とぎりぎりの時間だった。
そう難しそうに思っていなかったことが見事に裏切らた山であった。
そしてこのあと1週間後に浅間山は小規模ではあるが噴火して前掛「山までさえ今は行けなくなっているようだ。
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