下りの難しさを実感した大根沢山
- GPS
- --:--
- 距離
- 6.7km
- 登り
- 1,326m
- 下り
- 71m
コースタイム
天候 | 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
○畑薙第一ダム〜1500M付近 踏み跡薄くマーキングもあまりなく、特に下りは慎重なルートファインディングが必要だと思います。(実際に迷いました。) ○1500M付近〜2112M三角点(田代沢の頭) 下りは1648M点先から北東へ折れる所を道なりに進んでしまわないよう注意が必要です。(進んでしまってもすぐに尾根が消えおかしいと感じるとは思います。) また、1900Mから2050Mの間は倒木もあり上り下りとも道がわかりづらいです。 ○2112M三角点(田代沢の頭)〜大根沢山頂 踏み跡も濃くなりマーキングも増え、斜度も無く歩きやすいと思います。 ※ルート図は手書きで登りのみです。 |
写真
感想
いつか登りたいと思っている信濃俣の偵察で、畑薙第一ダムから大根沢山まで行ってきました。
4時過ぎにダムに着き、車で右岸の林道信濃俣線に入る。
復旧されているものの車幅ぎりぎりの箇所を何回か通過した時点で、
これ以上突っ込むのはあまりにも危険と判断して引き返す。
ミスしたら間違いなくダム湖に沈んでしまう。
まだ薄暗い中、ダム湖左岸側の駐車場へ車を運ぶ。
4:48 仕度を整えて駐車場発。
ダムの上で今日の行動を考える。
当初はヘリポート跡地から取付くことを想定していたが、
どうなっているかわからない林道を歩く気になれなかったので、
ダムに近い所から取付くことに変更する。
まずは林道信濃俣線起点から数十mの所に中電施設への入口があるのでそこを登っていく。
施設のある高さの所を動き回るが東端の荒れた所しかないだろうと判断して登る。
ここを通過した後は、尾根を拾いながら高度を稼ぐ。
1300Mを過ぎると尾根が消えてくる。針葉樹と広葉樹の林相の境をあまり外れないよう歩く。
5:47 1410Mを過ぎて再び尾根に乗る。
1500M辺りで尾根が広がるが赤テープが有り不安は感じない。
1600M手前でまた地形がはっきりしなくなるが、1615M辺りで尾根に乗ったと感じた。多分地形図上の1648M点付近だが、この地点は下りではわかりづらいから注意が必要だろう。
ここからしばらくは尾根を歩く。
1900Mを過ぎると地形が複雑になってくる。
1950M辺りからは、倒木もあり道がわかりづらい。
2050M位で斜度が緩み、西側に進むとガレの上に出て現在地が確認できた。
ここから広い尾根を南に向かい7:37に2112M三角点(田代沢の頭)に到着した。
明神谷林道からのルートの合流点でたくさんマーキングがされている。
三角点からは踏み跡も濃くなりマーキングも増えて、斜度も緩くなり歩くスピードが上がる。
何箇所か西側がガレている所があり、信濃俣〜茶臼山の辺りを眺めることができる。
山頂が近づいてくると一面残雪となる。
時々踏む抜きながらも8:53山頂に到着。
三角点は雪に隠れている。
さらに南へ偵察に行く。
山頂部から下って行くと展望が開ける。
堂々とした山容の大無間山が目に飛び込む。
西側に目をやると不動岳もその名に恥じない姿を見せている。
一旦山頂に戻り、今度は信濃俣方面への道の確認を行う。
しかし、ここでミスをおかし、最高地点から動かなければいけないのに、山頂標識の地点(三角点)から下りだしてしまう。
当たり前だが何のマーキングもない。
2050M位まで降りて北側が明るく(樹が少なく)なった所があったので行ってみると、谷形状を挟んだ先にブナ沢のコルへつながっていそうな斜面が確認できた。
やっぱり間違っていたと思い(後日確認:本当はこの地点から下っていけばよかった。)山頂へ登り返すが、道なき斜面を登るのは非常に疲れる。
再び山頂部に乗って西側を北上して行くとマーキングが多く付いている所があり、
そこから下って行く踏み跡とテープが確認できた。ここには明神谷林道への標識も樹に付けられていた。
10:29 再度下降を始める。ルートは始めははっきりしているが2150M位でテープを見失う。
一度手前のテープに戻って下り直し、踏み跡が無くなった地点に止まって周りを見渡す。
右前方にトラバース気味に下って行く踏み跡が有り、その先に小さな赤テープを確認。
今日はここまでにして戻ることにするが、コルまで下るのにはかなり神経と時間を使いそうだ。
山頂部に戻り11:00に下山を開始する。
ガレの上部からの景色を楽しみながら快調に歩き、12:00過ぎに2112M三角点に着く。
13:11 1600M付近から北東へ折れる。(はっきりしているのはここまで)
その後、1240M位で畑薙湖が見え、西側へ道を外していることが判り引き返す。(13:49)
14:37 1485M位まで登り返し分岐している所で東側へ下りなおす。
しかしこれも間違い。さっきの道にはマーキングがあったがこっちには全く無く、直ぐに尾根は消えた。
急斜面を強引に下り、斜度が緩んだところでは東へトラバースを入れながら歩き、15:38林道へ降り立った。
朝車で引き返した辺りだったのでホッとした。今日は誰とも会わなかった。
後は林道を歩き、15:50車に戻った。
結局11時間近い行動となってしまいました。
山頂部でのミスはご愛嬌としても、下山時の失敗は大きな反省点です。
1500M付近で北東方向へ向う所を北進し、最初に登る予定だった尾根に入ってしまい、1263M点の先で気がついて引き返したものの、1400M付近で東に振り切れず北に伸びる枝尾根に入ってしまい、コースには戻りきれなかったということだと思います。
1263M点付近はかなり特徴的な地形ですが、その時は地図を見てもそこにいると認識できませんでした。
認識できていれば、そのまま下って林道に降りて帰ってくることを選択すべきだったと思います。
帰宅後、妻に「GPS持ったら?」と言われ、「買ってくれる?」と返したものの「そんなわけないでしょ」で終わりでした。
※標高は手元のプロトレックでの計測ですので、かなり誤差があります。
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