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Yamareco

記録ID: 195390
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無雪期ピークハント/縦走
日高山脈

幌尻岳【渡渉を繰り返し日高山脈の最高峰に至る】

2008年07月16日(水) ~ 2008年07月17日(木)
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GPS
--:--
距離
28.4km
登り
1,692m
下り
1,689m

コースタイム

◆7月16日(水)
登山口P12:07-14:17渡渉開始-16:11幌尻山荘
◆7月17日(木)
幌尻山荘3:00-6:30幌尻岳6:38-9:31幌尻山荘11:00-15:40登山口P
天候 7月16日(水) 晴れ
7月17日(木) 雨のち曇り
過去天気図(気象庁) 2008年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車 飛行機
◆7月16日(水) 
羽田6:45-8:15新千歳 ANA4711
新千歳9:02-11:47登山口P レンタカー
※途中、苫小牧でガス缶購入
◆7月17日(木)
登山口P15:42-19:42新千歳 レンタカー
※途中、「びらとりの湯」で入浴
新千歳21:45-23:20羽田 ANA970
コース状況/
危険箇所等
◆林道歩き
危険個所があるわけではないが、とにかく疲れる。
帰路、面倒だったので沢靴でそのまま駐車場まで戻ったがかなり足が痛くなった。
◆渡渉
この両日に関しては水位は最大でも膝上程度で流れも穏やかだった。
大雨のあとなどはやはり大変なことになる。
◆「びらとりの湯」
http://domestic.travel.yahoo.co.jp/tif/onsen/tifodetail/noSP101000
◆幌尻山荘・・・完全予約制(2012年現在)
http://inaka-mono.com/toyonuka/?page_id=129
この作業道の左側に駐車スペースがあります。
この作業道の左側に駐車スペースがあります。
ここにレンタカーを停めていよいよ出発です。今日は暑いぐらいの好天です。
ここにレンタカーを停めていよいよ出発です。今日は暑いぐらいの好天です。
ゲートを抜けます。けっこうこの作業道歩きは足にきます。
ゲートを抜けます。けっこうこの作業道歩きは足にきます。
奥まったところに標識がありました。
奥まったところに標識がありました。
北海道電力取水施設です。そろそろ渡渉が始まります。
北海道電力取水施設です。そろそろ渡渉が始まります。
ここからいよいよ渡渉開始です。対岸に赤テープが付いていました。
ここからいよいよ渡渉開始です。対岸に赤テープが付いていました。
こんな感じで虫除けザックの簡易防水をしています。
こんな感じで虫除けザックの簡易防水をしています。
ぶらさげているかばんには登山靴が入っています。
ぶらさげているかばんには登山靴が入っています。
滝も見え隠れしています。
滝も見え隠れしています。
透明度の高い流れです。
透明度の高い流れです。
幌尻山荘が見えてきました。
幌尻山荘が見えてきました。
到着です。今日はここまで。早速、食事の準備に取り掛かります。
到着です。今日はここまで。早速、食事の準備に取り掛かります。
翌朝、幌尻岳に向けて登り始めましたが雨です。高曇りだったのでかろうじて戸蔦別岳も見えていました。
翌朝、幌尻岳に向けて登り始めましたが雨です。高曇りだったのでかろうじて戸蔦別岳も見えていました。
雰囲気はいいのですが・・・
雰囲気はいいのですが・・・
かなり高度を上げてきました。
かなり高度を上げてきました。
カールも見えています。
カールも見えています。
幌尻岳の山頂稜線です。
幌尻岳の山頂稜線です。
この稜線をグルッと回り込みます。
この稜線をグルッと回り込みます。
雨でも気分よく登れました。
雨でも気分よく登れました。
道はしっかりしています。
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道はしっかりしています。
山頂に着きました。
山頂に着きました。
下ってきたらガスが取れてきました。よくあるパターンです。
下ってきたらガスが取れてきました。よくあるパターンです。
振り返って撮りました。
振り返って撮りました。
山頂、カールがとても綺麗でした。
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山頂、カールがとても綺麗でした。

感想

百名山に関するものの本によると、剱岳とこの幌尻岳が難易度が高いとのこと。幌尻岳は渡渉を何度も繰り返す必要があり、ひとたび豪雨ともなると入渓できなくなる。空模様との兼ね合いでの難易度とのこと。登山者本人の技術とは違う問題のようで。よって天候が落ち着くという7月中旬を選んでの山行となった。

幌尻山荘宿泊(自炊・毛布1枚付き)の場合、事前予約が必要でこれは4月1日から予約受付開始。これが大変な騒ぎでなかなかつながらない。HPの予約一覧表をみると次々と締切になっていく。なんとか予約を取り付けての7月山行とすることができた。

飛行機利用であるが、ガス缶を入れることができないので苫小牧経由で購入。飛行機利用での登山で自炊の場合、遠征先でのガス缶購入など細かい点にも配慮が必要。このときはバーナーもダメと帰路の新千歳で言われた。往路は何も言われなかったのに・・・。

登山口を出発し、2時間10分辛い林道歩きの後、いよいよ渡渉開始。このときのために用意した沢用グッズは今のところ使ったのはこの一回きりである。
沢はそんなに水位も高くなく、翌日も合わせて最大でも膝上程度であった。
自分が数えた限り、大きな渡渉25回、小さいので13回、計38回だった。

16:00過ぎ、幌尻山荘に着き、食事の準備。山荘には管理人さんがいらっしゃいました。忘れないうちにバッジを購入。エキノコックスの心配があるので生水は不可。火を入れてラーメンなど簡素な食事をとる。
夜は暑いぐらいでインナーシュラフを持ってきたが山荘貸出しの毛布1枚だけで十分であった。因みに就寝スペースは2階。
山荘は満員札止めということであったが、当日はやはりキャンセルの方も出たりで就寝スペースは十分すぎるぐらいであった。

翌朝、暑くて寝られなかったので雨ではあったが準備を済ませて3:00に出発。グイグイと高度を上げて周囲も明るくなってきたころ高曇りで幌尻岳の稜線やカールも見ることができた。山頂に着いたのは6:30。このとき、山頂周辺はガスのなか。風も強かったので10分足らずで下山開始。そして下山してもう引き返せなくなってきたころ雨もやみ、視界もよくなってきた。まぁ しょうがないか・・・。
山荘に戻ってきて昼食。結局、1時間30分ほどウダウダしていた。このときも雨は止んでいたので外で食事をすることができ幸運であった。そうこうしていると、次々と下山されてくる登山者が。皆さん一様に感動を話されており、これから登る方たちも元気づけられたようで意気揚々と出発されていった。

幌尻岳登山は渡渉もさることながらウンザリするほどの林道歩きが精神的にも肉体的にもこたえる。特に復路、疲れがたまっているなかの林道歩きほど辛いものはない。

この幌尻岳は百名山85座目、残すは北アルプス13座と北海道2座になった。
幌尻山荘泊まりの計画の場合、予約段階からこちらの希望する日程でいけるか、〆切にならないか、また予約できても天候はどうなのか、そもそも飛行機は格安便が取れるのかなど直前まで不安だらけであった。予約の電話を入れるところから山行が始まっているようであった。山頂での天候は雨で恵まれなかったがこの計画段階からワクワクドキドキしながらの無事達成はある意味楽しかった。

2012年5月

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