栗沢山・アサヨ峰(北沢峠よりピストン)
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- GPS
- 06:44
- 距離
- 8.0km
- 登り
- 970m
- 下り
- 971m
コースタイム
- 山行
- 6:20
- 休憩
- 1:14
- 合計
- 7:34
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
0時30分、静岡県浜松市の自宅を出発。 下道4時間弱で戸台口駐車場へ着く計画でしたが、Googleマップまかせで運転してしまったため通行止め区間に何回もハマってしまい、到着したのは始発5時30分のバスが行ってしまった後の5時45分。 次の8時5分のバスを待つことを覚悟しましたが、始発バスに乗り切らなかった方を乗せるために帰ってきた6時50分のバスに乗ることができました。 帰りも北沢峠に下山したのは15時24分でしたが、15時30分の臨時バスに乗せてもらえました(通常は15時の次は最終の16時)。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
登山ポストは北沢峠にありました(今回はコンパスへ事前提出済)。 栗沢山山頂手前の森林限界からは両手を使う岩稜帯が中心になるので、ストックはしまったほうがいいでしょう。栗沢山からアサヨ峰の間の岩場はリボンやマーキングが見つけにくい箇所が多かったと思いました。滑落の危険があるような崖ギリギリのルートはありませんので、安全に歩行できそうな場所を探せば見つかるはずです。 アサヨ峰頂上の少し手前に、鎖やロープのない4〜5mほどの垂直な壁がありますが、ステップや手がかりはわかりやすい部類になると思いますので、慎重に三点保持で移動すればあっけなく通過できます。 今回はヘルメットを持参しませんでしたが、浮石も結構ありましたし、上部の登山者が落石を起こす危険性もゼロではないので、持参したほうが良かったと反省しました。 |
その他周辺情報 | 戸台口のトイレはウォシュレット完備でした。素晴らしい。 下山後の入浴は戸台口駐車場の仙流荘の日帰り風呂(温泉ではない)500円/人を利用しました。想像していたほど登山客で混み合っている様子もなく、サウナや冷房の効いた休憩室もあり、ばっちり疲れを癒すことができました。 夕食は分杭峠手前で見つけた「平家の里」で、ゼロ磁場丼(牛モツ丼)とチンギスカン定食(自分で焼くラム肉の焼肉とキムチや韓国海苔等のセット)を頂きました。店内の雰囲気や店主はかなり個性的でしたが、味は良かったです。 |
予約できる山小屋 |
北沢峠 こもれび山荘
|
写真
装備
個人装備 |
Tシャツ
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
ザックカバー
行動食
調理用食材
ハイドレーション
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
調理器具
ライター
地図(地形図)
コンパス
笛
ヘッドランプ
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ツェルト
ストック
ナイフ
カメラ
携帯トイレ
|
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備考 | ハイドレーションリザーバーが水漏れしてしまい、帰りの栗沢山付近で水切れを起こしてしまいました。水場のない山行では予備のプラティパスを持つ方が安全かもしれません。 |
感想
妻と2人「栗沢山」と「アサヨ峰」に登ってきました。
どちらも登山をしない人には知名度の低い山ですが、栗沢山は「南アルプスの天然水」のCMで宇多田ヒカルさんが登った人気の山ですし、アサヨ峰は「日本三百名山」「山梨百名山」「日本百高山」に選ばれている名峰です。
北沢峠からピストンで登るルートは距離もコースタイムも短く、まともな登山が久しぶりな妻にはちょうどいいだろうと考えて選んだ山でしたが、ちょっと甘かった…。
命にかかわるような高度感のある核心部こそありませんが、両手を使わないと通過できない岩稜帯が往復で2時間近く続くルートは、長時間緊張感を強いられるせいか疲れました。ちなみに、下山してから「山梨 山のグレーディング」を確認したところ、技術的難易度C(ハシゴ・くさり場、また、場所により雪渓や渡渉箇所がある。ミスをすると転落・滑落などの事故となる場所がある。案内標識が不十分な箇所も含まれる。)となっていました。完全に中級者以上向けの山ルートでしたね。
しかも妻は軽い高山病になっていたらしく、せっかくの絶景を前にしてもどこか辛そうな表情でしたし、いつもより多く小休止しないと歩けない状態でした。いま思えば、駐車場がある戸台口から登山口の北沢峠まで標高差約1,000mをたった50分でバス移動した後、順応時間もとらずに2,700m超の2座に日帰りで登るという計画は、高山病になりやすい体質の妻にとって優しくなかったようです。
結果的には怪我もなく2座に登頂して戻ってこれましたし、甲斐駒ヶ岳・仙丈ヶ岳・北岳・間ノ岳・塩見岳・鳳凰三山など南アルプスの名峰を好天のもと眺めることができましたが、様々な課題も浮き彫りになる山行でした。
次回の山行では、睡眠時間、水の摂取量、高度順応などに気を使って、妻に辛い思いをさせないで高山に登る方法を探りたいと思います。
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