盛夏の浅草岳でピンチ〜人生初のヒッチハイクしました〜


- GPS
- 09:46
- 距離
- 17.7km
- 登り
- 1,501m
- 下り
- 1,486m
コースタイム
- 山行
- 8:39
- 休憩
- 1:07
- 合計
- 9:46
天候 | 晴れのち曇り、夕方にはゲリラ豪雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
小出ICから40km。信号が少ないので40分くらいで到着できます。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
六十里登山口からの浅草岳へのルートは南岳、鬼ヶ面山、北岳、前岳などピークのたびにアップダウンがあります。 鬼ヶ面山の前後では切り立った稜線を歩きます。落ちたらほぼ死亡なので注意が必要です。 前岳〜浅草岳の残雪はまだ少しだけ残っています。ここだけは涼しくて気持ちよかった。が、基本的には標高がさほど高くないので夏登山は暑さ対策が必要です。 残念ながらヒメサユリはほぼ終了でした。 |
写真
色々考えたけどピストンで戻ると小ピークのUP&DOWNの連続に脚が厳しいような気がして、距離は増えるけどDOWNオンリーの只見沢登山口を目指すことを決断。
10数台に無視されましたが最後に優しいトラックドライバーが停まってくれました。永井運送さん感謝感激雨あられです。
たった数分で六十里駐車場まで送ってもらえました。
感想
今回の山行は梅雨や仕事などで気が付けばGW以来の本格登山でした。
6:35頃に六十里登山口から久しぶりの感覚を楽しみながら登って行きました。が、久しぶりで体力が落ちていたのかどうか判然としませんでしたが、のっけからペースが上がらず、真夏の暑さもあって、南岳、鬼ヶ面山、北岳、前岳と続く小ピークのUP&DOWNに想定よりも早く体力が奪われて行きました。
頂上稜線ではなんとかヒメサユリも少しだけ見ることが出来ましたが、12:10頃に浅草岳に到着した頃には結構疲労困憊で「こりゃちょっとヤバイなぁ」という状態でした。
ランチ休憩しながら、復路をどうするか迷いましたが、ピストンだと往路で苦戦した小ピークUP&DOWNを再び行くことになり、疲労度を考慮すると自信が微妙だったので、距離は長くなるけど、ひたすらDOWNの只見沢登山口経由で下山したほうが良いような気がして、12:45只見沢登山口を目指して下山開始。
只見沢登山口には無事15:00頃到着し、あとは国道を7km戻るだけなので16:30には六十里駐車場にゴール出来るだろう。…と、思っていました。
…しかし、ここからが苦行でした。やはり思いのほか脚が疲労しており暑さも相まって体が異様に重く歩行スピードが激落ちしました。そうこうしているうちにそうとう脚がツッてしまい、道路際に倒れこんでしまいました。
しばらく休憩してれば回復するかなーと思って休んでいましたが、脚が回復する感じは全然せず、食料は底を尽き、ドリンクもペットボトル半分くらい。いよいよヤバイと思って、高額だけどタクシーでも呼ぼうかと思ったら携帯の電波も無い!
結構絶望的な状況で、遠くでは雷も鳴り出す始末xxx。混乱する頭でしばらく考えましたが「もうこれはヒッチハイクするしかない」と。
決意してからは結構必死。
初めての体験でどうアピールすれば良いのかも良く分からず、精一杯手を振ったり拝んだりしてアピールしましたが、怪しい行動だったのは間違い無く、10数台にスルーされてしまいました。(なんと、そのうち1台はパトカーだった…)
諦めかけたその時に、優しいトラックドライバーが停まってくれて「どうしたの?」と声を掛けて下さいました!
もう涙が出そうでした。訳を話したら「乗ってきな」と言ってくれて、無事に駐車場まで戻ることが出来ました。下車時にお金を渡そうとしたら「そんなの受け取れない」と男気溢れるお言葉!
今回は「ホント無事に生きて帰れて良かった〜」と思うと同時に、
自分の準備不足を痛感しつつ、ホントに人の優しさにも感謝した山行になりました。
次回どこかの山行で、今回の自分のように疲労等でヒッチハイクしてる登山者が居たら、スルーしないようにしよう。…と思いました。
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