蓼科山 北八つの樹林と石ゴロゴロ
- GPS
- 05:00
- 距離
- 5.9km
- 登り
- 777m
- 下り
- 775m
コースタイム
天候 | 高曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
女神茶屋から山頂までのルートは雪ありません。竜神橋からのルートは残雪結構あったとの事です。山頂付近からも雪が見えました。 割とハードめな直登って感じのコースです。段差が大きな岩交じりの道も多いです。 最初は笹の茂る森をソフトな傾斜→それから急登→緩傾斜で笹地帯を抜け、岩のある急登→平坦な森→岩のある急登と長く続き、山頂付近で岩場onlyになります。厳しい登りの中にもこの様に時々ソフトな所がありました。 温泉は、奥蓼科温泉をはじめ、八ヶ岳周辺沢山あります。 |
写真
感想
新緑の季節。天気が良い、休日となると登らないのも勿体無い話に感じます。
でもちょっと変わったトコに行きたくても近場は行き尽くして来たし…どこかあったかなあ。種類によっては花を見るのにも良い季節なので、リベンジで四阿山なんかもいいかも…でも遠いです。
そう言えば蓼科山はまだだったので、北八ヶ岳の春もいいかもとこちらへ来ました。
女神茶屋は開いておらず、遅い到着でしたが駐車場もまだ全然空きが沢山ありました。明日は雨の予報ですが、今日は天気が持ちそう、往復も4〜5時間のコースだし日の長い今時期なら途中で天候悪化とかしなければ何とかなりそうです。
蓼科山を印象的に見たのは、車山(霧が峰)からでした。八ヶ岳の峰峰の中から外れて、どんと円錐状の独立峰。頂上が石ころだらけなのが遠くからも確認出来ていました。坪庭から縞枯山に行った時も、独特の山容を持って「諏訪富士」の異名の通りというか、存在感がある山でした。
登山道に入ると、笹の中の、でもしっかり踏み跡の付いた道でした。
最初はゆったりした登りなので、呼吸を整えながらアップのつもりでゆっくり進みました。背丈の低い笹が多いだけに木だらけという訳でもなく眺望はそこそこ開け、鳥の鳴き声が沢山聞こえ心地良いです。聞きなれたホーホケキョはウグイスだと思いますが、声が絶妙というか、様々な高さのトーンで音楽の様にさえずり、その音が北八つの森に深くこだまして、何とも言えない味わいでした。
急登の道を、活を入れるというか訓練のつもりでズッシリ荷物で来ましたが、今日はスイッチOFFみたいで、何かやたらと心拍数は上がるわ、体は重いわで、修行って感じでした。どのタイミングでスイッチONになるかサッパリ分かりません。
気持ちの良い森を抜けると今度は岩がゴロゴロしている急登でした。
段差も結構大きい所が多いので、ルートを選びながら登って行きました。途中何度か休憩を入れて、「うーん、帰っちゃダメ?」とか自問自答しつつ、でもここまで来てトラブルでもないのに帰りたくもなく、休んで息を整えては登りしてました。休憩時、荷物降ろすとすんごい楽でした。
山頂は登山口からは見えず、一度テーブル状になってる前衛の丘を登ってその奥に諏訪富士がある様でしたが、その通りの感じの道でした。急登を終えテーブルの上まで出ると平坦な森の中の道が続いていて、中休みが出来ました。標高は稼げないけど水平移動距離が稼げるので、どんどん蓼科山頂に向けて近づいていきました。
樹林の向こうに、ドンと高くそびえて見える山頂。もう結構登った気がするんですが…まだあんなにあるんですね。斜面が崩壊してたり、完全に大きな岩ゴロゴロの部分があるのも見えたり。累積800m程度の標高差のはずなのに、何故かなかなかハードな気がしました。
森の中からそのまま道は斜面へと続いており、いつの間にか取り付いていました。またもやの急登で、岩も大きく角度もあるので、本などには転倒転落注意の案内もあり、気をつけて歩幅を小さく取り少しずつ登って行きました。
山頂の岩場が見えて来ると、標高も上がってるので結構涼しくなってきました。
岩場を通過しながら振り返り諏訪の眺めや八ヶ岳の眺めを見ていると瞬く間にガスが上がってきました。霧での道迷い注意も言われている場所ですが、今日もGPSもあるので、一応出してみて場所をしっかり再確認しておきました。
時間も遅めなので誰も居ないんじゃ?と心配していましたが、自分の他に2〜3組の人達が居ました。山頂で写真の撮りあい。
山頂は石ころを敷き詰めた感じの、平坦な広場で、運動場ぐらいの広さというか確かに色々本で書かれている通りでした。ただ、もっとデッカイゴロゴロ岩しかなくて移動も一苦労な事前の印象でしたが、登ってみると山頂広場はそうでもないです。やっぱり立体感のある現地の景色を自分の目で見ると、写真などで見るのともまた違うもんです。
山バッヂを買って、早々に下山にかかりました。最初の岩場通過の所で、山頂で写真をお願いした名古屋のカップルがゆっくり進んでいました。ちょっと女の子の方が岩場慣れしてない感じだったので、お節介ながら少しアドバイスなどしました。自分も以前、山で道すがらのベテランさんに教えてもらった事もあったので。
岩場を抜け、登りとおなじルートなら当然今度は、ひたすらの急な下りです。
段差も大きい所が多く足への負担もあるので疲れも出て、下手するとスリップダウンしそうでした。
途中大亀の木の白い花が随所に咲いていて、和みました。後は鳥の囀る声。
笹地帯に入ってからも意外と長く、「あれ?こんなに登ったっけ?」って感じでした。ゴールが見えた時は素直に嬉しかったです。
森は心地良く、山頂も風変わりな景色を楽しめましたが、ちょっと休養と地道にトレーニングの必要を再確認した1日でした。
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