比良縦走 権現山〜蛇谷ヶ峰 (平バス停〜朽木温泉てんくう)


- GPS
- 08:47
- 距離
- 27.6km
- 登り
- 2,122m
- 下り
- 2,290m
コースタイム
権現山 7:32
蓬莱山 8:19
木戸峠 8:41
比良岳 9:02
烏戸山 9:24
南比良峠 9:50
金糞峠 10:12
北比良峠 10:31
八雲ヶ原 10:50
武奈ヶ岳 11:40
釣瓶岳 12:11
イワクタ峠 12:32
地蔵峠 13:03
ヨコタニ峠 13:23
荒谷峠 13:42
滝谷ノ頭 13:55
蛇谷ヶ峰 14:35
てんくう 15:30(8時間47分)
ここからMTB
てんくう 15:38
平バス停 17:41(2時間3分)
天候 | 曇り ほんの一時小雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
自転車
平バス停に駐車。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
平バス停に登山ポストあり 蛇谷ヶ峰登山口は無い?と思います。 地蔵山前後の一部にルートファインディング必要な場所あり |
写真
感想
去年の武奈ヶ岳で知り合った方がお二人とも(ButamodernさんとTRI-HIさん)
1日で「比良縦走」を成し遂げられているので、
そこは気になるもの。でも、お二人ともアスリートでございます。
自分にも出来るんか?と不安もありながらも
3日は曇りで決行するには絶好の天気です。
多分、それを逃すと今後は暑さでリタイア覚悟で行かなければなりません。
「山と高原地図」を全て広げないと確認できない結構長〜いルートです。
でも、やってみたい。嫁には決して理解不能なドMな山行の始まりでした。
今回は車での移動が主な私にとって帰りの交通手段が課題の一つでした。朽木からは17時初のバス1本しかない・・・。国道をトボトボ歩いて帰りたくもないしタクシーなんかに乗って帰ったら、いくらかかんねん・・・なんとも時間の予測がつきにくいので登山後の自転車はキツイのは覚悟の上で、自由度のある自転車デポにしてみました。
朝一に、朽木てんくうの駐車場の片隅に自転車をデポ後、平バス停まで戻ります。
両方の愛車に「待ってろよ」と再会を誓います。(大袈裟な・・・)
蓬莱山までは歩いたことがあったので不自由無く通過。
稜線に出ると気温15℃程度ですが風が吹くので立ち止まると汗冷えで寒いくらいです。しかし、まともな水場は八雲ヶ原しかないので、これぐらいで丁度です。
金糞峠までは学生らしきパーティー2組に出会ったのみで日曜の比良とは思えない
静けさですが、金糞峠から武奈ヶ岳山頂までは多くの人とすれ違いました。
この時間なら八雲の住人akihoさんに出会えると思って八雲経由にしましたが
既に下山準備の最中で、忙しそうでしたので御挨拶だけしてスルーしました。
なんとも頭の下がる思いで感謝いたします。
頂上を目指す途中でパラパラと雨が・・釈迦ヶ岳頂上はガスにすっぽり覆われています。これ以上降らんといいけどと思ったら、それだけで終わってラッキーでした。
武奈頂上に近づくにつれて、人の声が聞こえてきます。いつもながら銀座です。
「着いた〜!!」なんて思ったけれどまだまだゴールは遠くにあります。
皆さん休憩中で、ほとんどの人はここで達成感7,8割なんでしょう。
普通、そうですよね・・。もう、この先は己との戦いです。
ここからまた、最終の蛇谷ヶ峰を目指し黙々と歩き始めます。
極端に、人との遭遇率が下がります。
釣瓶岳で村井から地蔵峠経由で登られてきた京都の方と情報交換させていただきましたが
そんな出会いがあると、ちょっと疲れが癒される気がします。
しかし最終のピーク蛇谷ヶ峰への登りでは既にバテ気味でした。
なかなか前に進めません。まともな休憩を取らなかったのが災いです。
おまけに空腹感MAXです。
今回、食料もガスストーブは持参せず軽量化のためにシリアルバーの類とちょっとしたお菓子のみで、ちょくちょく口には入れてるんですが、やっぱり山では追いつきません。
バテ気味になると空腹でも食べることすら、億劫になります。
ここで右手の指が攣り始めました。脱水のサインですが時既に遅しで、
もう補水しても回復できません。
自分では結構飲んでるつもりでも、足りてないようです。
こうなったらストックを強くホールド出来なくなります。
蛇谷ヶ峰到着後、後は降りるだけや〜と思ったら今度は噂の階段地獄が待ってました。
なんやかんやで、てんくうに着きMTBをセットアップ後、朽木のローソンに寄って何か買い食いしようと企んでましたが、まだ行けると思いそのまま平に向かいますが、もうバテバテ状態です。
歩道脇に突っ伏した状態で休憩すること2回。暫く死んだように動けません。おまけにふくらはぎや指が攣りまくります。いつもなら何でもない勾配のアップヒルも漕げずに押して歩きます。
この自転車の帰りが今日一番キツかったですね。
おまけに朽木17時発のバスに追い抜かされるし・・。
これやったら温泉でゆっくりして丁度やったんちゃうんか?
結局、都合2時間かかって、やっとこさで平まで戻りました。
帰りのローソンでやっと、カップヌードルを買い食いしましたが、体がバテバテと言うことは消化器官などの内臓も弱ってるみたいで、何故か満足感が得られず疲労感MAXでした。普通の山行後は炭酸も欲しくなる筈ですが体が受け付けません。こんなになるのは学生時代に琵琶湖一周を歩いた時以来でした。
自分の能力が垣間見えた山行で、良い経験になりました。
しかし、やってみて思ったことは「さらっと」前述のお二人が達成されているので
やっぱり「差」があるんやなぁと思い知らされました。(お二人より歳は私の方が若いんですが)
これからも修行を積まないと・・・。
コメント
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ryuji1700さん ほんとうにおつかれさまでした。
テント泊&自動車2台デポ&温泉付でも、ヘロヘロでしたので、すごい
横山岳の黄葉、今から思案してます
9kmちょっとですが、坂道でこんどこそダウンしそうです
ご質問の花は、ギンリョウソウ(銀竜草)です。
すごく立派ですね。
横山岳では、つぼみのものを1つ見つけただけでした。
んっ!!なんじゃこりゃって感じの
得体の知れない物体でしたので
カメラに収めましたが「お花」
なんですね。
と、見ると綺麗にみえますがな・・
何でも「知る」ことは大事ですね
これは愛想もなく、大変申し訳ありませんでした〜!
またぜひお越しくださいましね♪
ryuji1700さんこんばんは。
帰りの自転車を考えると、逆ルートで朽木から登って平に下りる方が楽だと思うのですが、ストイックな方で完走されましたね
最近、どうもアスリート系登山が増えているような気がします。土曜日、イン谷で自転車の準備をしていると、マラソンランナーの容貌でそのまま走り去って行く方を目撃しました。
「比良山系では最近脱水症状で救助を求める人が増えてきました」というニュースのトリガーにならないように私も気をつけます
こちらこそ、お忙しいところ
お声を掛けましたので申し訳ありませんでした。
また、感謝の意をお伝えに参ります
蛇谷ヶ峰から取り付いたことが無く
スタートから知らないルートを歩くのは
少々不安でしたので平スタートにしました
道中、車運転しながら、帰りはキッツいなぁって
思ってましたけど
1日で有意義のある山行と考えると、なるべく長距離を
歩きたいので、そんな感じの登山になってしまいます。
貧乏性なんですかね
次は鈴鹿(御在所〜藤原)を縦走してみたいですが
この先、これ以上温度湿度が上がると私には、もうこの距離は無理っすね
ryuji1700さんこんばんは。
なるほど、それで平スタートだったのですね。私はてっきり帰りの自転車もハードな方を敢えて選ぶほどのMな方かと思ってしまいました
私もたいがいMってますが
鈴鹿の縦走は既に調査済みとは思いますが、比良山系の縦走よりもアップダウンが多く、水場はなく、エスケープルートもあてにできない最高にハードなルートだと思います。あれをこの季節にできるのは本物のアスリート系な方、いわゆる超人だけかと…。
「超人」の称号目指して頑張ってください!
日記を拝見させていただきました。
鈴鹿はアップダウンも多く、水場が無いに等しいですよね。
担ぐ以外は微かにある水溜りを浄水するぐらいではないでしょうか
石榑峠〜竜ヶ岳 治田峠〜藤原 は歩いたことはありますが水場の記憶がありません。
おまけにM?でソロ山行であればペース配分も難しいんじゃぁないでしょうか?(自分がそうなので・・・
Waldkirchさんのレコを楽しみにしておりますが
是非とも無理なさらずに安全第一で楽しんでくださいね
実は日曜日、我が家の当初の予定は日帰り比良縦走だったのです
金曜日までその予定で、娘にも伝えて・・・だったのですが、急遽お友達参戦となりマッタリ伊吹に変更
当初は栗原に車停めて4時出発、昼頃までに武奈に着ければ蛇谷まで、無理なら途中下山の予定でした
まぁその後チャリンコとか当然無理ですが・・・(母にお迎え来て貰う予定でした)
とてもこんなタイムでは歩けませんが、日没までにどこまで行けるか、試してみたいです
と言う事で、近々チャレンジします
予定通りであれば高い確率で比良で
お会い出来てたということですか・・・。
うぅ〜ん残念です
週末辺りにチャレンジですか?
比良好きなら、くすぐるルートですよね。
この先は熱中症に気をつけて下さい
今回は武奈頂上経由でしたがutaotoさんの
お気に入りの広谷ルートは未踏なので
次回は行ってみたいと思ってます。
マッタリ登山で
確かにフルマラソンよりも距離短いですけどww
これもマラソンの練習みたいに慣れてくるのですかね〜^^;
そのうち往復とかやってそうですね!!
あ!無茶振りとちゃいますよ(^-^;
いやいや・・そんなん無理です
修行が足りないとは言え、
フルマラソンも走ったこと無いのに
でも・・・・きっとsenrakuyaさんなら出来ますよ!
無茶振り返しの術
我が家の三倍のスピードですね
金糞峠でニアミスだった様です。
もう少しだらだらしていたらお会い出来たかも知れませんね。
残念。
とりあえず、お疲れ様です。
次は鈴鹿ワンデイですか
とりあえず、疲れました
5日頃まで疲れが残りましたねぇ!
会社では、そんな事したって言ってませんけど
今回は出来形はオッケーとして、品質(単純なスルーハイク)、安全(軽い熱中症)がイマイチな結果
となりました。
しばらくは、マッタリ登山でいいかも?です!
金糞峠からルートを変えてれば、お会いしてたのかも
ですね。ほんとに残念
すごいです!
ちゃんと蛇谷ヶ峰まで完走してこんなに早いなんて
僕から見たらryujiさん充分アスリートです。
前述のお二人は超人やと思いますので別枠ですが
目標にしたい人が次から次に現れて楽しいです。
競争ではありませんが
ひとつの可能性を教えて頂いた感じです。
有り難うございました
自転車デポ、僕も取り入れてみたいです。
すごくハードだったようですね
でもそれだけにスゴイ達成感でしょうね
手の指や足の指?ふくらはぎがよく攣っていらっしゃったみたいで大変でしたね。
私も日常、よく足の指などが攣って困るのですが、水分不足?(ミネラル不足)なんでしょうか
疲れた〜と言いながらもシャッター
可能性の幅が拡がるって事では
凄くヤマレコは刺激になってます。
「そんな事が出来るんや
なら、試してみたくなる、その域に近づいてみたい
という好奇心なんんでしょうか。
自転車デポもヒントはヤマレコですから
国道8号の野洲川大橋を渡る時に、比良を一望出来ますが、「あそこ歩いたんやぁ・・」って我ながら感心
します・・?
水分もミネラル分(熱中サプリ)も自分では積極的に
摂ってたつもりでしたが、足りなかったようです。
暫くはハードな登山はいいですね。
梅雨が、いい休みになりそうです
ryuji1700さん お友達申請ありがとうございます
TRI-HI、ButaModernに続くFollowerが出てくると、kiiroさんのコメントじゃないですが、
"ひとつの可能性"を提示できた様で素直に良かったと思います
まだまだ若いんですから、また色んなチャレンジをお待ちしております
ryuji1700 さん、お友達申請ありがとうございました。
このレコを見逃していました。すみません。
脱水とオールアウトが重なるときついですね。帰りのMTBの苦しさが伝わってきました。
鈴鹿ワンデイなるものがあるのですか?
水が一番の問題ですね。水サプリなるものが登場してくれないものでしょうか。何より私の場合はヒルが怖いのでこれからの時期ダメですね。
なんせ、冬の武奈は衝撃的でしたから!
経験が浅かったのもありますが、
それまでの山で会う年上の方は、ほぼ途中で疲労困憊
状態で「大丈夫ですか?」と声を掛けなアカン様なイメージしかなかったのに、あんな積雪の中ガシガシ登って離されて行くし、おまけにトレースの無い道に突っ込んで行くわで・・・・
視野が90℃ぐらい一気に広がったと言う感じでしょうか。
と、いうことで感謝しております
今回、自転車漕ぎながら思いました。
トライアスロンって、どうなん?って。
たったこれだけの距離で、こんな感じなので
レースは相当なもんなんやろうと・・。
それを長年続けられてるTRI-HIさんって
やっぱり「鉄人」ですね!
鈴鹿(縦走)ワンデイも、魅力的なルートですが、仰るように水と交通の便が少々悪いってのがあります。
私もヒルには血を吸われたくないので暫くは敬遠しようと思ってますが
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