岩手山(馬返から往復)
- GPS
- 05:51
- 距離
- 10.9km
- 登り
- 1,448m
- 下り
- 1,446m
コースタイム
8:29 1合目
8:45 2.5合目
9:27 新5合目
10:15 7合目
10:22 8合目避難小屋 10:29
10:43 不動平
10:57 9合目
11:09 岩手山山頂 11:18
11:30 岩手山神社奥宮
11:35 9合目
11:54 8合目避難小屋
12:00 7合目
12:46 4合目(旧道)
13:03 2.5合目
13:14 1合目
13:41 馬返駐車場
天候 | 快晴 微風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
この上に馬返キャンプ場あり(ここまで車でいけるみたい) 歩行時間片道 4-5分の節約に(笑) |
コース状況/ 危険箇所等 |
新道は一部雪渓が残る。旧道にはほとんど雪がない。 富士山のような火山礫が多く、滑りやすい。 気をつけていたのにもかかわらず2回転倒した。 歩き方が悪いのか? 4合目〜5合目〜6合目あたりが急なのぼりできつい。 JTBのガイド「車で行く日本百名山(上)」では新道をお勧めしているが、 地元の方は新道はかえって木々があって蒸し暑いとのこと。 この時期は残雪が新道に残っているのもマイナスポイントか? |
写真
感想
高校時代に校外学習の一環として、八幡平松尾校舎に泊まり、岩手山頂を目指しました。あいにくと天候に恵まれず途中で引き返しましたが、38年ぶりに山頂を目指してリベンジです。
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都南つどいの森キャンプ場のキャビン泊でしたが、前日2時間仮眠で早池峰に登ったこともあり10時間以上寝てしまって、登山口についたのは7:30すぎ。
ちょっと予定よりは遅くなってしまいましたが、8時前にはスタートできました。
朝は分厚い雲がかかっており、盛岡からは岩手山が見えない状態でしたので、今日は天気に恵まれないかなあと思っていましたが、どんどん雲が晴れていき、結局晴天での山行きとなりました。
キャンプ場にある登山口には登山カードの記入台があります。
岩手山のカードは、住所・氏名などのほかに、電話やラジオ、食料などの装備品を記入する欄がありました。
しばらくはブナ林のなかを気持ちよく登っていきます。
1合目を過ぎると木の階段があり、上りきるとこの山独特の砂礫の混じった滑りやすい登山道となります。
登りは新道を登り、帰りは旧道を下りましたが、ところどころで両者は連絡道で繋がっています。
4合目を過ぎると新道は急に傾斜がきつく感じられるようになり、6合目までは連日の登山ということもあり、しばし足が止まる時間が長くなってしまいました。ところどころには残雪もあり、ストックを使った方が良かったと思います。
6合目を過ぎて旧道の御蔵岩が見えるようになると、もう少しのがんばりでしでした。7合目での旧道との合流地点の手前でようやく傾斜が緩み、ここからは8合目避難小屋までは低木のなかを行きます。
8合目避難小屋の前で休んでいた人に声をかけると、なんと小屋の管理人代理とのこと。あきらめていた山バッチをここで手に入れることができました。山開き後は、この避難小屋に常駐する方がいるそうです。翌日は山開きに備えて荷揚げをするとのことで、バッジも行く種類かは販売できるようになるそうですが、この日は見本のようなものしかありませんでした。
避難小屋から右手に見えるのが薬師岳とあったので、登山口から見える正面の頂が岩山だと思いながら雪渓を歩いていくと、不動平というところに出ました。ここを右に曲がると岩手山山頂とあり、どうやら薬師岳=岩手山ということのようです。
滑りやすい砂礫の道を、つづら折れで上り詰めると、9合目。外輪山の縁にあたります。ここから外輪山の一番高いところが山頂。火口内には山があり山頂に石が詰まれていますが、外輪山の最高部の方が高く、ここに三角点があるようです。
9合目からは眺めもよく、秋田駒ケ岳などを眺めながらゆっくり登っても30分はかかりません。山頂についたときにはほぼ4人同時に着いたのですが、みな記念写真を撮影してすぐに下山してしまいました。というのも山頂になぜか虫が大量発生。ハエ、アブ.....何種類かの虫が次々によってきて、ゆっくり昼食を取る暇がありません。
結局、おやつのビスケットを何枚か食べただけで、下山。ただし、時計回りに登ってきたので、そのまま時計回りに降りました。いわゆる、お鉢めぐりです。途中からは内輪山との高低差がなくなり、火口原〜岩手山神社奥宮へと降りることができました。
下りは8合目の避難小屋前の清水をたっぷり頂き、旧道を下山しました。
滑りやすい砂礫で2回も転倒。すべった回数は数え切れません。
とにかく2.5合目の合流点へたどり着くまでは気が抜けない状態で非常に疲れました。イワカガミ・チングルマなどの高山植物を愛でながら下山でしたが、あらためて高山植物たちのタフさには感心させられました。
登山口の目の前にある湧水をたっぷりと汲んでから、帰路に着きました。東京まで600km弱でしたが、前の晩に休養を十分取っていたので、睡魔に教われることなく帰京できました。
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高校時代にどこまで登ったかはわかりませんが、少なくとも森林限界線を越えていなかったことは確かです。森林限界から山頂までは1時間以上あり、1学年250名が同時に登るような計画は岩手山の山頂の広さからしておかしな計画です。今から30年以上前の話ですが、天候の変化がなくとも、登頂できなかったのではないかと疑われます。
ただ林間学校の一こまとして、「途中まで登る」=「登山体験」で登らされたのだとすると、あらためてバカにされた気がして腹がたちます。
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