北海道の山旅〜第五日目 ナキウサギのニべツソ山
- GPS
- 09:52
- 距離
- 20.3km
- 登り
- 1,718m
- 下り
- 1,719m
コースタイム
- 山行
- 9:15
- 休憩
- 0:31
- 合計
- 9:46
天候 | 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
前日、雌阿寒岳温泉に浸かりながら今日の登山をどうしようか考えていた。
幌尻岳に登れば北海道の百名山を全部登った事になる。
百名山を全部制覇する事を目的としていた訳ではないが、98座迄登ってしまうと流石に意識する。
唯、問題は幌尻山荘の沢の増水が気になる事。
だから、田中陽希さんのコースと言われている新冠コースで登るつもりだった。
お風呂を出て、新冠コースの現状確認をした。
『林道崩壊で登山道閉鎖なのか…』
『これは登るなという事だな、それに仮に増水がクリアできても(深いところで腰下ぐらいあったようです)、この天気の中のピストンは楽しめない、幌尻岳には敬意を払って、晴れた日にビバイロ岳、伏美岳に縦走したい』
こうして、当初の山に気持ちを戻して、ニソベツに向かってレンタカーを走らせた。
ニソベツ山の幌加コースは途中でゲートがあり、ここが登山口となっているがゲートは解放されており、林道を約2キロ先に進める。唯、かなり酷い林道でレンタカーがガリゴリと底を擦っていた。
2キロ先の登山道入り口に着いて驚いた。10台ぐらい止める事が出来る駐車場が7割ほど埋まっている。『ニソベツってそんなに人気の山だっけ?』
今日のコースはコースタイムだと14時間のロングコースの為、クマが怖いがクマ撃退スプレーをしっかりと付けて、夜がしらみ出す前に出発。何度か沢を横切るがそれよりも厄介な事は道がぐちょんぐちょんな事。道が緩勾配の為、なかなか水がはけないようだ。
道は緩やかで歩きやすいが入り口で山頂まで10.5舛良玄韻あり、長い道のり。この標識が1.5糎困辰討いのだけが唯一の着実に近づいているという目安。森の中を彷徨するように歩き続ける。
5舛阿蕕な發い燭△燭蠅里箸海蹐如雲から抜け出たようで周囲の山々が見えるようになったが残念ながら雲が山々の上の方にかかっている。
しかし、登るにつれてウペぺサンケが見えるようになった。更に山頂まで4.5礎賄世任蓮△ぼろげながらニソベツ山からウペぺサンケへの稜線が見えた。北海道で曇りであっても山が見えたのがこれが始めてで嬉しい。
唯、前回に目を凝らすと前天狗岳は雲に覆われている。雲が切れるのを期待してニペソツ山展望台に着いたがやはり雲はかかったまま。
前天狗岳への登りは厳しいと思ったが、鞍部からの登り返しはお花畑の斜面の登り返しで気持ち良いところだった。残念ながら花の盛りは少し過ぎていた感じだったが。斜面を登り切り、稜線に出ると残念ながらやはり、ニペソツ山は雲の中。それでも気持ちの良い稜線あるき。やがて、天狗平に貼られたテント達に書かれた釧路労山のロゴで、駐車場に車がいっぱいな理由がこれでわかった。
天狗平より、岩場の多い道を下る。チィーという声が周囲から聞こえる。多分ナキウサギだと思うが姿は見えない。
鞍部から登り返して再び下る。ここから最後のニペソツ山への登りがずっと続く。ガスでその高度差がわからないのがかえって幸いかもしれない。登っても登っても登りが続いたが、ようやくニソベツ山頂に到着。山頂はもはやガスの中で展望は皆無だったが、登りきった充実感はひとしお。
後は下山するだけで苦しんだ登りを快調に下っていく。前天狗岳岳からの下りに差し掛かった時、再びナキウサギの鳴き声が聞こえた。鳴き声が聞こえる方に目を凝らすと、なんと二匹のナキウサギが岩場で遊んでいる!慌ててー写真を出したが撮れたのは僅か2枚だけ。それでも姿が見えた事で大満足となり、後は緩やかな道を下っていった。
駐車場に戻った後は幌加温泉に移動して、明日の最後の登山の天気が少しは回復する事も思いながら、お湯の中にのんびりと身体を沈めた。
コメント
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momohiro先輩、お次はニペソツでしたか!
長いコースお疲れさまでした。
緩斜面はグチョグチョだったのですね。
足の置き場に困るくらいとか、お疲れさまでした。
ナキウサギの姿が見えてよかったですね!
幌加温泉は若いお2人もいらっしゃいましたか?3種の源泉が楽しめる秘境、私もお気に入りの温泉です。
まだ翌日も登られるようなので、レコ楽しみにしています。
ShuMaeさん、いつもコメントありがとうございます。
幌加温泉はまさか源泉が3種類もあるとは知らず、入ってびっくりしました。
のんびりと浸かって山のつかれをいやしました。
ニソベツ、良い山でした。
でも、可能なら、ShuMaeさんが行かれた時の様に、快晴の下で聳え立つニソベツと会いたかったです。
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