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Yamareco

記録ID: 1976670
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
奥秩父

(過去レコ)西上州・御巣鷹山

2013年11月08日(金) [日帰り]
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GPS
--:--
距離
10.6km
登り
1,348m
下り
1,342m

コースタイム

日帰り
山行
8:25
休憩
1:25
合計
9:50
6:30
75
御巣鷹の尾根登山口
7:45
7:50
45
昇魂之碑分岐
8:35
8:55
50
高天原山
9:45
30
昇魂之碑分岐
10:15
10:40
65
大蛇倉山
11:45
11:50
50
舟留
12:40
12:50
50
御巣鷹山
13:40
13:50
55
舟留
14:45
14:50
25
大蛇倉山
15:15
15:20
60
昇魂之碑分岐
16:20
御巣鷹の尾根登山口
山行記録公開日時:2019年08月16日
天候 快晴
過去天気図(気象庁) 2013年11月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
昇魂之碑付近
2013年11月08日 07:00撮影 by  NIKON D3100, NIKON CORPORATION
11/8 7:00
昇魂之碑付近
稜線の岩場から奥秩父の山々
左奥は武甲山
2013年11月08日 08:03撮影 by  NIKON D3100, NIKON CORPORATION
11/8 8:03
稜線の岩場から奥秩父の山々
左奥は武甲山
奥は八ッ岳、右は御座山
2013年11月08日 08:16撮影 by  DMC-TZ40, Panasonic
11/8 8:16
奥は八ッ岳、右は御座山
南相木ダムと御座山
2013年11月08日 08:22撮影 by  NIKON D3100, NIKON CORPORATION
11/8 8:22
南相木ダムと御座山
奥は南アルプス北部
2013年11月08日 08:44撮影 by  NIKON D3100, NIKON CORPORATION
11/8 8:44
奥は南アルプス北部
金峰山〜小川山
2013年11月08日 08:45撮影 by  NIKON D3100, NIKON CORPORATION
11/8 8:45
金峰山〜小川山
小川山〜八ッ岳
2013年11月08日 08:48撮影 by  NIKON D3100, NIKON CORPORATION
11/8 8:48
小川山〜八ッ岳
南八ッ
2013年11月08日 09:58撮影 by  NIKON D3100, NIKON CORPORATION
11/8 9:58
南八ッ
手前は御陵山〜天狗山〜男山
2013年11月08日 10:00撮影 by  NIKON D3100, NIKON CORPORATION
11/8 10:00
手前は御陵山〜天狗山〜男山
左奥は中央アルプスの空木岳〜木曽駒ヶ岳
2013年11月08日 10:27撮影 by  NIKON D3100, NIKON CORPORATION
11/8 10:27
左奥は中央アルプスの空木岳〜木曽駒ヶ岳
左奥は中央アルプスの空木岳〜木曽駒ヶ岳
2013年11月08日 10:27撮影 by  NIKON D3100, NIKON CORPORATION
11/8 10:27
左奥は中央アルプスの空木岳〜木曽駒ヶ岳
浅間山方面
2013年11月08日 10:28撮影 by  NIKON D3100, NIKON CORPORATION
11/8 10:28
浅間山方面
御座山
2013年11月08日 10:30撮影 by  NIKON D3100, NIKON CORPORATION
11/8 10:30
御座山
御荷鉾山方面
2013年11月08日 11:00撮影 by  NIKON D3100, NIKON CORPORATION
11/8 11:00
御荷鉾山方面
両神山〜武甲山
2013年11月08日 11:18撮影 by  NIKON D3100, NIKON CORPORATION
11/8 11:18
両神山〜武甲山
御荷鉾連山〜両神山
2013年11月08日 11:19撮影 by  NIKON D3100, NIKON CORPORATION
11/8 11:19
御荷鉾連山〜両神山
舟留
展望無し
2013年11月08日 11:52撮影 by  NIKON D3100, NIKON CORPORATION
1
11/8 11:52
舟留
展望無し
御巣鷹山から大蛇倉山
2013年11月08日 12:41撮影 by  DMC-TZ40, Panasonic
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11/8 12:41
御巣鷹山から大蛇倉山
御巣鷹山
2013年11月08日 12:42撮影 by  DMC-TZ40, Panasonic
1
11/8 12:42
御巣鷹山
樹上に残された測量時の器材
2013年11月08日 12:45撮影 by  DMC-TZ40, Panasonic
11/8 12:45
樹上に残された測量時の器材
この表示物は朝はなく、私が山行中に掲示されたもの
2013年11月08日 15:47撮影 by  DMC-TZ40, Panasonic
1
11/8 15:47
この表示物は朝はなく、私が山行中に掲示されたもの
碑文
2013年11月08日 15:57撮影 by  DMC-TZ40, Panasonic
1
11/8 15:57
碑文
黙とうを捧げて下山する。
2013年11月08日 15:59撮影 by  DMC-TZ40, Panasonic
1
11/8 15:59
黙とうを捧げて下山する。

感想

昭和60年(1985年)当時、私は埼玉県北部で朝早くから夜遅くまで職務に精励していた。
その年の8月12日夜、TVを見て休憩していた同僚から、「日航機が奥秩父付近に墜ちたらしい」と聞く。
事故発生時は夜であり、墜落場所は翌日になるまで特定できなかった。

“御巣鷹山”は三ツ峠山や黒姫山にもあり、その昔 殿さまが鷹狩りを楽しむため、鷹のヒナを捕獲した山と言われる。

この山域では2000m近い大蛇倉山や高天原山が墜落現場に近いのに、ずっと離れて1700mにも満たない御巣鷹山が事故現場の尾根名に使われているのは何故だろうか・・・という素朴な疑問を抱き続けていた。

御巣鷹の尾根登山口への林道(舗装路)は11月中旬から冬季閉鎖となる。
毎年8月には多くの事故関係者の方が慰霊登山をされるので、我々一般登山者が物見遊山でこの山に入るのははばかれる。
GPSを持っていないので、地形図を拡大してプリントアウトし、舟留〜御巣鷹山間では役に立った。

県境稜線の昇魂之碑分岐からは大蛇倉山への方がよく歩かれている印象。
高天原〜大蛇倉間では登山道沿いの何ヶ所かに岩場があり、そこからの眺望は素晴らしい。
大蛇倉山は山頂そのものは展望不良だが、すぐ西側に絶壁上の岩場があり、浅間&八ヶ岳連峰、中ア、南ア北部がよく見える。

大蛇倉から舟留へは地形図でも急傾斜の下り。降り口が分からず、一時は御巣鷹を諦めようかと思っていたが、時間はたっぷりあるので行ったり来たりして探す。
大蛇倉の山頂標識と好展望の岩場間のシャクナゲのやぶをくぐると、左下へ切り開きがあった。適当な所で右下に下り、本来のルートに乗る。
最近 人が歩いた形跡は全くないが、人一人がやっと通れるくらいの幅で立ち木の枝が切り落とされたルートがある。

大蛇倉の北側を下りきってからは歩き易いルートとなり、稜線の岩場からはそれまで見えなかった両神山〜御荷鉾山地がよく見える。

舟留は展望無し。軽く食事後、ザックとストックを山頂にデポし、手ぶらで御巣鷹山へ向かう。舟留から御巣鷹山へ下る支尾根にも微かなルートと目印のヒモがあるが、中間の1747mピーク(地形図に表記あり)とその北東側の尾根分岐、計2ヶ所では携行した拡大地形図を出して進路を確認する(コンパスは使わなかった)。

目指す御巣鷹は樹林に遮られ、なかなか見えない。
前方に小さな鞍部を経て、周囲が急斜面の小さな山が目に入り、あれが御巣鷹だと確信する。
土混じりの急斜面の岩場は足元がおぼつかなく、木の根や枝に掴まりながら三点確保でよじ登る。
地形図には表されていないが、手前の鞍部から20m近い標高差だ。

三角点のある山頂は数人が立てば一杯になるような狭さ。山頂を覆う樹木が窓のように開け、大蛇倉が見上げられた。
頭上の木には小さな角材が数本組まれた棚がある。
これは何? 三角測量後に放置された器材か・・・

帰路は大蛇倉北側の急斜面もルートが分かりやすかった。倒木が腐食し、濃い緑の苔がびっしりと生え、北側で陽当りの悪い鬱蒼とした空間だった。
上がり切ったのは大蛇倉の表示板の裏。よく見ると朽ちた目印のヒモがあったが、初めての人には分かりにくい。

1993年10月(日航機の事故から8年後)当時はまだ本格的な登山はやってなく、スゲノ沢への渓流釣りがてら、墜落現場へ行ったことがある。
当時、未舗装の林道終点は山地図にP30台とある所だった。
慰霊に関わる諸施設や墓標群も今のようには整備されてなく、現地には油の異臭が漂っていた。
釣りで入渓する人の仕業か、渓流沿いにはゴミが目立った。

悲しみに打ちひしがれた遭難の遺族関係者が慰霊登山する道にゴミが多いのは困るし、渓流を悠々と泳ぐイワナの姿は傷心の参拝登山者にとって心の癒しにもなるのではないかと思い、河川を管轄する上野村漁協に手紙を出し、駐車場から奥のスゲノ沢を禁漁区にしてはどうかと提案した。

それに対し、漁協からは長い間返事がなく、私は『余計なことをしたかなァ・・』と思っていた。
手紙を出した年月は覚えていないが、2011年2月に漁協から返信が来、私の提案が採用されて禁漁区となったことを知る。
返信には、「上野村へまたお越しください」と結んであったが、その頃には渓から山へ転向しており、以降釣り目的で行ったことはない。

渓魚と戯れた往時と上野村の美しい大自然がオーバーラップし、感無量の山旅であった。

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