(過去レコ)四阿山周回
- GPS
- --:--
- 距離
- 16.8km
- 登り
- 1,443m
- 下り
- 1,429m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2008年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
初めて四阿山(あずまやさん)へ登ったのは菅平牧場から根子岳経由で、2回目は鳥居峠からだった。今回(3回目)は、北側の米子瀑布から周回するルートを採った。
どのように回るかだが、午前中は西から東の山を見ると逆光になるので、時計回りに浦倉山〜四阿山〜根子岳へと歩く。
夜明けと同時に歩き出すことにして、米子川沿いの車道を暗い内に奥へ入る。
林道終点の広い駐車場に他の車はない。
登山届のBox があり、投函してすっかり明るくなった6時にスタートする。
山地図に鉱山跡とある所は、コンクリの基礎工事の跡が残っていて、草の生えた真っ平らな土地だ。
整地すれば野球でもサッカーでも出来そうなほど広い。
そこから前方の絶壁にふたつの滝がよく見える。真っ直ぐに落ちる綺麗な滝なので、水量が多いと見応えがあるだろう。
その平地の外れから登山道となる。古びた木橋で2回沢を渡り、10分少々で分岐となる。左は浦倉山、右は小根子岳北肩。
浦倉山へ向かう。
針葉樹林の中の笹は刈り払われていて、急坂や岩場もないが、ぬかるみが多くて靴は泥だらけとなる。
菅平高原と志賀高原を結ぶ縦走路に上がると、山地図では破線となっている志賀高原へのルートは刈り払いされていた。
浦倉山では、木の間から志賀高原の山々が見える。
この先の東側はスキー場で、ゴンドラで上がる登山者が多いのか、登山道は靴跡が明瞭になる。
四阿山の頂稜は東西に伸びる細い尾根となっている。
登山者は数人が先行していた。
快晴で、展望はすこぶる良好。富士山の左に奥秩父の山々、右には八ヶ岳、八ツの奥に南ア、右に中ア、御嶽山。北アも全山がよく見える。立山、剱、白馬にもまだ雪は見えない。
志賀高原、尾瀬、日光連山、谷川連峰などもよく見える。
妙高・火打もよく見えるのだが、この方面だけ雲が掛かっている。
食事をしたり、展望を楽しんだりして、45分後に根子岳へ向かう。四阿山〜根子岳間は登山者が多いが、その区間以外では全く会わない。
根子岳〜小根子岳〜小根子岳北肩へと歩き、稜線に別れを告げて米子川源流域へ下る。
小根子岳北肩からの下りは、笹が刈られてはいたが最近人が歩いたような靴跡は全くない。
浦倉山へは靴跡がそれなりにあったのだが、周回する人は極めて少ないのだろうか?
笹やぶからクマでも飛び出して来そうな感じ。下部は笹ではなく、草が登山道を覆っていたが、足元が見えないほどではなかった。
鉱山跡の平地に下った時、高年のカップルが周辺を散策していた。
しばらく話をしていたが、林道終点の駐車場までは今日からマイカー規制となり、シャトルバスに乗り換えて入ったとのこと。
これを聞いてびっくり!
暗い時間に走っていたので、マイカー規制の看板を見落としたのだろうか?ライトで照らした限りでは見当たらなかったのだが・・・・・
権現滝と不動滝の落ち口まで行って写真を撮った後、こっぴどくお叱りを受ける覚悟で駐車場へ下る。
まだ紅葉には時期尚早なので、広い駐車場は閑散としていて、観光客の姿はなく、役所か観光協会の人と思われる2人がいた。
県外から来て、暗い内に車道を走り、今日からマイカー規制されたことは知らなかったことを話すと、穏やかな笑みを浮かべ、御とがめは一切なく、胸を撫で下ろす。
逆に、『山道の紅葉はどうでしたか?』などと、こちらが落ち着ける雰囲気で質問される。
稜線の紅葉はそろそろ見頃だったが、滝周辺はまだまだ一週間ほど早そうだった。
13時40分に下山し、休憩込みで7時間40分を要した。
矢張り、米子瀑布から四阿山へ登る人はほとんどいないようだ。
紅葉シーズンはマイカー規制が必要なほど混むのだろうが、ほとんどは滝周辺のハイカーか観光客なのだろう。
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