涸沢(ファミリー登山 / 横尾・涸沢テント泊)
- GPS
- 56:08
- 距離
- 35.7km
- 登り
- 979m
- 下り
- 974m
コースタイム
- 山行
- 3:24
- 休憩
- 0:56
- 合計
- 4:20
- 山行
- 3:27
- 休憩
- 0:25
- 合計
- 3:52
- 山行
- 4:53
- 休憩
- 2:16
- 合計
- 7:09
天候 | 17日(上高地→横尾):曇りのち晴れ 18日(横尾→涸沢):晴れときどき曇り 19日(涸沢→上高地):晴れのち徳沢より土砂降り |
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過去天気図(気象庁) | 2019年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
シャトルバスかタクシー(定額運賃)で上高地へ入ります。 市営第三駐車場(かすみ沢)が沢渡ナショナルパークゲート(バスターミナル) 直結なので便利です。 普通車600円/日ですが、午前0時起算となるため23:59にゲートインすると1分 で1日分の600円かかります。今回7、8分時間調整して0時になるのを待って入場 しました。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
《登山ポスト》 上高地バスターミナルでバスを降りてすぐ、上高地インフォメーションセンター に開設されている上高地登山相談所に登山計画書を投函するポストがあります。 《クマの目撃》いずれも子熊でした。同一の個体かどうかは不明。 8月17日 09:08 明神館から徳沢の方へ歩き始めてすぐの笹の中 8月18日 06:50 横尾大橋 梓川右岸 8月19日 11:08 横尾大橋 梓川左岸(テン場脇) |
その他周辺情報 | 《キャンプ指定地》 横尾野営場:大人700円 小学生500円(1泊1名) 涸沢野営場:大人1,000円 小学生500円(1泊1名) 《登山中の飲食》 【徳澤園みちくさ食堂】 去年のGWにはまだ登場していなかったコーヒーソフトが美味しい。 行と帰りと2回いただきました。 シナモンが苦手なお子さんなどはシナモン抜きもできます。 食事メニューは食券制、大盛カレーはなかなか豪快な盛り付けでした。 【横尾山荘】 食事メニューは14時まで。売店は19時半までだったかな。 【涸沢ヒュッテ パノラマ売店】 一番人気のおでん生ビールセットは無く、おでん盛り合わせ700円と 生ビール800円を個別に注文するようになっていました。 100円程度の違いでしかなかったと思うけど。 子どもたちはカレーとラーメン各1,000円をいただきました。 【涸沢小屋】 もつ煮、生ビール、ソフトクリームなど。 《日帰り入浴》 さわんど温泉「上高地ホテル」 いいお湯でした(^^) ※駐車場を出てすぐなので梓湖畔の湯に寄るつもりでしたが入口に 「男湯 混雑しています/女湯 混雑しています」の張り紙があったため 上高地ホテルに変更しましたが大正解でした。ゆっくりといいお湯に 浸かれました。 《その他》 さわんど駐車場への道中、松本ICを降りてすぐのセブンイレブンへ 駐車場に着いたらかみさんと乾杯しようと缶ビールを買いに寄りましたが、 おにぎり類は売り切れていました。 そこから先、まだ数軒コンビニはありますがおそらく似たような状況でしょう。 おにぎりやパンなどの調達は早めに済ませておいた方が安心です。 |
写真
装備
個人装備 |
【出発時の装備】娘6.75kg 息子6.20kg かみさん8.50kg 私19.70kg ※いずれも初日の朝・昼食のおにぎり及び飲料水を除く
三脚(Leofoto LS-324C)
雲台(SIRUI G-10KX)
カメラ(Nikon D750)
レンズ(AF-S NIKKOR 20mm f/1.8G ED・TAMRON SP 24-70MM F/2.8 Di VC USD G2)
|
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備考 | ・プリムスのガス缶(250T)を2缶持って行きましたが1缶で十分だった。 1缶でアルファ米(リゾッタ、オニシ)8食、フリーズドライカレー(アマノ)2食、 にゅうめん(アマノ)4食、カップスープ5杯、コーヒー3杯分の湯を沸かしてまだ 余裕あり。 ・カメラのバッテリーは4つ持って行ったが3つで十分。 日中3日分ならバッテリー2個で余裕、星の撮影を1個として計3つ。 ・モバイルバッテリーも2つ持って行ったが夫婦で1つで足りた。 ・ダウンジャケットも無くても何とかなった。標高がそれほど高くないからだと思うが、先日の北岳肩の小屋ではダウン無しではいられないくらい冷え込んだ。 |
感想
毎年恒例夏休みファミリー登山、今年は北アルプスの涸沢まで2日かけて
登って来ました。
今回直前までどこに登るか悩んでいました。
…涼哂白馬大池(テン泊)→白馬岳頂上宿舎(テン泊)→猿倉
∨迷峠をベースキャンプ地として甲斐駒ヶ岳と栗沢山もしくは仙丈ケ岳
2Hに1泊して涸沢まで登る
この3案についてヤマテンも参考にしながら、台風10号通過後の風の影響や
天気急変時の対応のし易さ、また涸沢だと2泊の山行の内1日目はザックこそ
重いけれどウォーキングの範疇で行けるので体を重いザックに慣らすためにも
ちょうどいいだろうと判断。
白馬大雪渓用に家族3人分の6本爪を直前に買ってしまったけれど、それは
来年にでも。
16日(金)の19時に自宅を出発、中央道双葉SAで食事休憩してさわんどの
市営第3駐車場へ日付が変わる直前に到着。駐車代を3日分で済ませるための
数分間の時間調整をして0時にゲートイン。
かみさんと途中のコンビニで調達したビールを分け合って仮眠。
17日(土)この時期、始発のバスは5時に出るけれど今日は横尾までなので
ゆっくり行動開始。上高地へは6:20のバスで。
登山計画書を提出してバスターミナルより出発。
河童橋から先、明神館までは岳沢湿原を通る自然探勝路コースを選択。
涸沢まで一気に上がるなら1分でも早くと小梨平の方から進むところですが、
何しろ時間はたっぷりあります。
今回の山行、私は一貫してしんがりをつとめました。先頭にかみさん、
私の前に子ども2人をサンドイッチして歩くことで自分のペースに巻き
込まないように気を付けました。
明神館で休憩しながら朝食のおにぎりを食べエネルギーチャージ。歩き始めて
すぐのところでした。子熊が笹が生い茂る中ちょこんと座っていました。
静かに、足早に通過。昨年もGW、義姉さん母子とうちとで徳澤キャンプ
しましたがその直後に確かウェストン碑の辺りで熊が出ていたと思います。
当たり前に熊がいるエリアに我々人間がお邪魔させてもらっているのですね。
尾瀬もそうでした。
さて、徳澤園に着いたらソフトクリーム食べる。徳澤園までのモチベーションは
容易に維持させられます(^^) しかも今回は熊まで見ちゃったもんだから
子どもたちのテンションも高め。
徳澤園のみちくさ食堂にはコーヒーソフトという新メニューがありこれが美味い。
結局19日に寄ったときにも頂いちゃいました。
昨年の夏山シーズンからメニューに載ったようですね。
順調に横尾到着。横尾大橋下のエリア、トイレ棟が若干遠くなる分こちらの方が
空いているとのことでしたが確かに空いており快適そうだったのでこちらに
テントを設営。
もう後はのんびり過ごすだけ。子どもはジュース、大人はハイネケンで乾杯。
おにぎりの残りを昼食とし、昼寝したり読書したり、横尾っていつもちょこっと
休憩したら橋渡ってずんずん涸沢へ向け歩いて行ってしまっていたけど、
こういうのんびりした時間の使い方もいいね。
ただし夜、暑くて暑くて寝られたもんじゃなかったです(T_T)
18日(日)いよいよ涸沢へ向けての「登山」。夜露と結露で濡れたテント
が重い。出発早々、横尾大橋を渡るとき熊が再び現れました。すぐに梓川右岸へ
走り去っていきましたが、緊張感をもって進みます。
本谷橋まで難なく到着。長めに休憩し、いきなりの急登に備えます。
ここから涸沢まではかみさんがキツそうでした。痩せているのでザックの
ウェストハーネスが腰骨を圧迫して痛むようでした。
それでも前日まで涸沢まで行ける気がしない、なんて弱気なことを口にしていた
けれど一歩一歩歩けば必ず目的の地へは着くのです。
一足先に娘と涸沢のテン場に着いて大方テントの設営も終わろうかというころ、
ヒュッテへの分岐でママを待たせておいた息子に連れられてかみさんも登って
きました。
パノラマ売店でおでんと生ビールに舌鼓を打つころには奥穂と北穂を見て
「登れんじゃね?」などと強気な発言も(^^)
息子はカレー、娘はラーメンを美味しそうに食べ、その後はテラスで
本読んだり昼寝したり、贅沢な時間を過ごしました。
15時になるのを待って涸沢小屋へ河岸を変え前穂のギザギザを眺めながら
生ビールともつ煮。至福。
夜、星も一応見えたけれどガスも降りてきて早々に撮影終了。このまま明日
天気が崩れていくと三脚は重りで終わってしまうな・・
19日(月)朝、晴れました。ただモルゲンロートを家族に見せてあげることは
できませんでした。それでも涸沢岳の辺りから徐々に下へ向けて太陽に
照らされて明るくなっていく様子は美しいものでした。
すっかり日が昇った後の涸沢は、雲こそ出ていましたがまだ晴れていました。
かみさんと子供たちには雪渓の方へ散歩へ行ってもらいその間にせっせと撤収。
出発前に4人揃って写真を撮り名残惜しいけれど下山開始。
今日は予報では天気下り坂。
本谷橋で休憩し横尾まであと少し、全くのフラットロード上で息子がやらかした。
山に登る度にずっと注意し続けていたのだけれど、ストックを足と足の間に突いて
しまい、そこに自分の足を引っかけて転倒。
頭から少し流血。めそめそするのはしょうがない、4年生だもの。
でも上手にゴロンと転がったので頭はたまたま出っ張っていた石にぶつけてしまった
けれどメガネは無傷。男子新体操をやっていたおかげだな。
横尾到着時はまだテンションだだ下がり状態だったけれど、ここで三度熊さんが。
今度はテン場の側、すなわち梓川左岸の河原に熊が現れ横尾は騒然としました。
息子氏、大橋の上までダッシュ、元気じゃん。
血が付いた手拭いを洗ったり、傷口を消毒してから徳澤園を目指します。
初めの予定では嘉門次小屋で岩魚食べて締める予定だったけれど、コーヒー
ソフト、ソフトクリームを食べ終わったときになって息子がここでお昼に
したいと。
急遽カレーを頼み食事。大盛カレーはなかなか豪快な盛り付けでしたよ。
食べている間に雨が降り始め、あぁ振って来ちゃったねぇなんて言って
いましたがあれよあれよという間に本降りに。いや、豪雨に。
もう降り続けだろうと観念し最後の最後に合羽を着て歩くことになりました。
山だもの、晴ればっかじゃないよね、それにしてもすごい雨だった。
明神到着時には止んでいたので合羽を脱いだのだけれど、小梨平で再び豪雨。
あと少しだっていうのに・・また合羽着て歩き、土砂降りの中バスターミナルに
帰還。お疲れ様でした。みんなよく歩いてくれました。
バスも大して並ばずに乗れました。
お盆のころはとんでもない行列だったようですね。
帰り道、駐車場からも近いさわんど大橋にある梓湖畔の湯に寄るつもりでしたが
男湯、女湯とも混雑しているとの張り紙があったので止め、少し上高地の方へ
戻ったところにある上高地ホテルの温泉に入ってきました。
大正解。内湯、露天とも決して広くはないけれどいいお湯で、しかも空いていた
のでゆっくりと3日間の汗を流すことが出来ました。
今年の夏もいい山でした。
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