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Yamareco

記録ID: 200077
全員に公開
講習/トレーニング
中央アルプス

木曽駒ヶ岳

2012年06月16日(土) ~ 2012年06月17日(日)
 - 拍手
体力度
2
日帰りが可能
GPS
02:29
距離
4.3km
登り
1,333m
下り
98m
歩くペース
標準
1.01.1
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

6/16 12:00 千畳敷駅
13:00 宝剣山荘

6/17 08:50 出発
09:12 中岳
09:45 木曽駒ヶ岳

10:00 雪上訓練等
11:45 宝剣山荘
12:15 下山開始
13:00 千畳敷駅
天候 1日目 嵐
2日目 8時まで嵐、のち晴れ
過去天気図(気象庁) 2012年06月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
6/16 07:15 新宿発 貸切バス→シャトルバス→ロープウェイ
12:00 千畳敷駅
コース状況/
危険箇所等
雪が多く、千畳敷から乗越浄土までの雪渓は春山の様でした。斜度も急で、滑ったら下まで止まらないんじゃないですかね。
バスで目指している時から雨は降ってましたが、ロープウェイではもうガスと雨の中。真っ白でなにも見えません。
2012年06月19日 12:09撮影 by  Canon PowerShot SX230 HS, Canon
6/19 12:09
バスで目指している時から雨は降ってましたが、ロープウェイではもうガスと雨の中。真っ白でなにも見えません。
雨具装備済み。
2012年06月19日 12:09撮影 by  Canon PowerShot SX230 HS, Canon
6/19 12:09
雨具装備済み。
僕もフル装備。この雨具、山登り始めた7年前に買った奴です。そろそろ買い換えたいな。一応ゴアで、上下で15000円くらいだった気がする。安い。
2013年01月29日 14:35撮影
1/29 14:35
僕もフル装備。この雨具、山登り始めた7年前に買った奴です。そろそろ買い換えたいな。一応ゴアで、上下で15000円くらいだった気がする。安い。
千畳敷駅のレストランはこんなメニュー。
千畳敷駅のレストランはこんなメニュー。
千畳敷から宝剣山荘までの写真はゼロ。嵐でした・・・。斜度のきつい雪渓。ステップが切られているとはいえ、登るだけで必死でした。風もすごくてねぇ・・。
2012年06月19日 12:09撮影 by  Canon PowerShot SX230 HS, Canon
6/19 12:09
千畳敷から宝剣山荘までの写真はゼロ。嵐でした・・・。斜度のきつい雪渓。ステップが切られているとはいえ、登るだけで必死でした。風もすごくてねぇ・・。
でもDIY GPSは動かしておいてログは取りました。頭上が開けてるだけあって精度高いです。ガスってても嵐でも使えますな。なお、LifeProofに入れて使いました。
でもDIY GPSは動かしておいてログは取りました。頭上が開けてるだけあって精度高いです。ガスってても嵐でも使えますな。なお、LifeProofに入れて使いました。
寝場所はこんな感じ。布団を敷くと結構ギューギューですが、布団1枚分のスペースはあります。真の大混雑よりは大分マシ。
2012年06月19日 12:09撮影 by  Canon PowerShot SX230 HS, Canon
6/19 12:09
寝場所はこんな感じ。布団を敷くと結構ギューギューですが、布団1枚分のスペースはあります。真の大混雑よりは大分マシ。
食堂。広いです。
2013年01月29日 14:37撮影
1/29 14:37
食堂。広いです。
夕飯は煮込みハンバーグ、海老フライ、唐揚げ、チーズのスモークサーモン巻、オレンジ、スイートポテトなど。
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夕飯は煮込みハンバーグ、海老フライ、唐揚げ、チーズのスモークサーモン巻、オレンジ、スイートポテトなど。
宝剣山荘はFOMAが使えます。外に四角いアンテナ立ってました。auはかろうじて入って、遅いけどネットも繋がりました。ソフトバンクの人は全然繋がらないって言ってました。
宝剣山荘はFOMAが使えます。外に四角いアンテナ立ってました。auはかろうじて入って、遅いけどネットも繋がりました。ソフトバンクの人は全然繋がらないって言ってました。
外は相変わらずの嵐。
2012年06月19日 12:10撮影 by  Canon PowerShot SX230 HS, Canon
6/19 12:10
外は相変わらずの嵐。
なんと、布団が羽毛でした。フカフカで軽くて快適。山小屋には重くてじっとりした布団しかないものと思っていました。
2012年06月19日 12:10撮影 by  Canon PowerShot SX230 HS, Canon
6/19 12:10
なんと、布団が羽毛でした。フカフカで軽くて快適。山小屋には重くてじっとりした布団しかないものと思っていました。
17日、2日目の朝ごはんはパン食。撮る前にかじっちゃったw。パンもソーセージも美味しかった。
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17日、2日目の朝ごはんはパン食。撮る前にかじっちゃったw。パンもソーセージも美味しかった。
一晩中豪雨と暴風でしたが(おかげであんまり寝られなかった)、17日の8時過ぎから穏やかに。風はあるけど、雨はすっかり上がって伊那前岳が見えます。
2012年06月19日 12:10撮影 by  Canon PowerShot SX230 HS, Canon
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6/19 12:10
一晩中豪雨と暴風でしたが(おかげであんまり寝られなかった)、17日の8時過ぎから穏やかに。風はあるけど、雨はすっかり上がって伊那前岳が見えます。
天気がよければ1日目に行ってたんだけど、それは中止に。
2012年06月19日 12:10撮影 by  Canon PowerShot SX230 HS, Canon
6/19 12:10
天気がよければ1日目に行ってたんだけど、それは中止に。
2日目は木曽駒ヶ岳を目指します。
2日目は木曽駒ヶ岳を目指します。
天狗岩。天狗にしてはちょっと鼻が低いか。
2012年06月19日 12:10撮影 by  Canon PowerShot SX230 HS, Canon
6/19 12:10
天狗岩。天狗にしてはちょっと鼻が低いか。
班ごとに中岳を目指してテクテク。空気薄いです。
2012年06月19日 12:10撮影 by  Canon PowerShot SX230 HS, Canon
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6/19 12:10
班ごとに中岳を目指してテクテク。空気薄いです。
振り返ると宝剣山荘と宝剣岳。宝剣岳には行きません。
2012年06月19日 12:10撮影 by  Canon PowerShot SX230 HS, Canon
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振り返ると宝剣山荘と宝剣岳。宝剣岳には行きません。
中岳から木曽駒ヶ岳と頂上小屋。
2012年06月19日 12:11撮影 by  Canon PowerShot SX230 HS, Canon
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中岳から木曽駒ヶ岳と頂上小屋。
もうちょいで山頂。木曽小屋が見えます。奥にあるのは多分木曽前岳。
2012年06月19日 12:11撮影 by  Canon PowerShot SX230 HS, Canon
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6/19 12:11
もうちょいで山頂。木曽小屋が見えます。奥にあるのは多分木曽前岳。
山頂に着きました。標高2956m。
2012年06月19日 12:11撮影 by  Canon PowerShot SX230 HS, Canon
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6/19 12:11
山頂に着きました。標高2956m。
DIY GPSもバッチリ。ログも綺麗です。
DIY GPSもバッチリ。ログも綺麗です。
宝剣岳をアップで。いっぺん登ってみたいです。
2012年06月19日 12:06撮影 by  Canon PowerShot SX230 HS, Canon
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6/19 12:06
宝剣岳をアップで。いっぺん登ってみたいです。
雪上訓練などして、宝剣山荘に戻ります。
2012年06月19日 12:06撮影 by  Canon PowerShot SX230 HS, Canon
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6/19 12:06
雪上訓練などして、宝剣山荘に戻ります。
千畳敷へ下ります。
2012年06月19日 12:07撮影 by  Canon PowerShot SX230 HS, Canon
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6/19 12:07
千畳敷へ下ります。
雨で雪がくさってますが、先生達がステップ切って、ロープを張ってくれてます。これでストックもアイゼンも無くても安心。
2012年06月19日 12:07撮影 by  Canon PowerShot SX230 HS, Canon
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6/19 12:07
雨で雪がくさってますが、先生達がステップ切って、ロープを張ってくれてます。これでストックもアイゼンも無くても安心。
無事下って来れました。ストックは「持ってきても来なくてもOK」って言われてたので持って行かなくて、ストックもアイゼンも無しで雪渓下るとかマジで?罠?とか思ってたけど、雪上訓練とステップとロープのおかげで危険は無く、むしろ楽しく降りられました。よかった。
2012年06月19日 12:07撮影 by  Canon PowerShot SX230 HS, Canon
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6/19 12:07
無事下って来れました。ストックは「持ってきても来なくてもOK」って言われてたので持って行かなくて、ストックもアイゼンも無しで雪渓下るとかマジで?罠?とか思ってたけど、雪上訓練とステップとロープのおかげで危険は無く、むしろ楽しく降りられました。よかった。
ちょっとガスって来たり。
2012年06月19日 12:07撮影 by  Canon PowerShot SX230 HS, Canon
6/19 12:07
ちょっとガスって来たり。
晴れ上がったり。
2012年06月19日 12:08撮影 by  Canon PowerShot SX230 HS, Canon
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6/19 12:08
晴れ上がったり。
山の天気は変わりやすい。
2012年06月19日 12:08撮影 by  Canon PowerShot SX230 HS, Canon
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山の天気は変わりやすい。
木曽駒ヶ岳、いい山でした。
2012年06月19日 12:08撮影 by  Canon PowerShot SX230 HS, Canon
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6/19 12:08
木曽駒ヶ岳、いい山でした。
ロープウェイで下山。
2012年06月19日 12:06撮影 by  Canon PowerShot SX230 HS, Canon
6/19 12:06
ロープウェイで下山。
帰りはこまくさの湯で温泉に入って蕎麦を食べてバスで新宿へ。楽しかった!
2012年06月19日 12:06撮影 by  Canon PowerShot SX230 HS, Canon
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6/19 12:06
帰りはこまくさの湯で温泉に入って蕎麦を食べてバスで新宿へ。楽しかった!

感想

■初心者のためのトレッキングスクール

去年の暮れに入った「東京都山岳連盟」略して都岳連の「初心者のためのトレッキングスクール」に行って来ました。4シーズン、全部で机上講習が12回と実技が13回あります(1シーズンそれぞれ3回ずつ程度。秋だけ実技が4回)。

今回参加したのは「第1期夏山編」の実技1回目「中央アルプス 木曽駒ケ岳」です。

詳しい情報はコチラ
http://www.togakuren.com/koshu/index/2011-yama001/images/2011-yama001v3.pdf


■参加の経緯

僕が山登りを始めたのは2005年4月。友達と富士山を目指して練習登山をして、8月に富士山に登りました。その後、山登りを続けたのは多分僕だけで、そんなに高い山には行かず奥多摩の山ばかり登ってました。

3000m級でいえば、富士山、八ヶ岳(編笠岳、赤岳、阿弥陀岳、横岳、硫黄岳)、鳳凰三山くらい。同じ山に行くのが好きなので八ヶ岳と富士山は4回くらい。


という感じで7年間未組織登山者をやってたわけです。が、体系的に学んだ訳じゃないし、本やWebサイト、人によって言うことが違う事がよくあり、なにが正しくてなにが間違っているのかよくわからないんですね。あと、自分が何を知っていて何を知らないのかも判らない。

という事で、野良登山の限界を感じたので「初心者のためのトレッキングスクール」に参加してみました。受講料などは上のPDFに書かれてまして、それと実技は実費を払います。多分1年全部行ったら30万円ちょっと。なかなかの金額ですが安全とレベルアップのためには必要な出費でありましょう(山用GPSアプリの作者が自己流登山者ってのも格好悪いかなと思ってw)。多分、一般的には安い部類です。



というのが参加の経緯です。


■感想

して、参加してみるとこれがもう、知らなかった事だらけ。間違って覚えていたこともたくさんあります。雨の時はスパッツはカッパの下に付けるって知らなかったし。言われてみれば当たり前だけど、これまでスパッツはカッパの上から着けてましたよ。7年間。

山登りの世界って割りとローカルルールもあるのでしょうが、そこはもう郷に入れば郷に従えって事で基本的には都岳連のやり方を受け入れます。少なくともスクールに参加してる時は。


■雪上訓練

野良登山者では間違いなく出来ないのが雪上訓練。雪の斜面の上り下り、トラバース、ストックや雪を抱いての滑落停止などの訓練もしました。ロープを横に張って安全も確保してくれたり、これは一人じゃ出来ない訓練です。

上り下りの練習は何度もやって、終わる頃には斜面を走って下れる程に。練習って大事ですな。


■軽アイゼンはアイゼンではない?

あと都岳連では「軽アイゼンはアイゼンとは認めない」というルールがあります。「アイゼンは10本爪から」だそうです。最初はなんで?と思ってましたが、雪上訓練してなんとなく判りました。多分、軽アイゼンで確保できるくらいの安全は技術でカバー出来るって事なんでしょう(多分ね)。技術を身につけずに軽アイゼンに頼ってちゃダメって意味なんだろうと思います。安易に軽アイゼンに頼る前に技術を身につけろって意味で捉えることにしました。

でも個人で奥多摩辺りの雪山に行くときは6本爪の軽アイゼン持っていきますよw。やわらかい雪ならいいけど、アイスバーンでは軽アイゼンも役に立つし。


■いい経験になりました

急角度の雪渓を嵐の中直登したり、雪上訓練があったり「初心者のためのトレッキングスクール」って名前にしてはハードな内容でしたが、いい経験になりました。次の唐松岳も楽しみです。

大体雰囲気も判ったし、参加者の顔と名前もそこそこ覚えたのできっと今回よりもっと楽しいと思います。



先生達はみんなボランティア。感謝せずにはおれないくらいお世話になりました。まだまだ机上講習も実技も続きますが、1年頑張ろうと思った1回目の実技講習なのでした。

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