谷川 湯檜曽川本谷

2019年09月07日(土) ~ 2019年09月08日(日)

• GPS: 17:17
• 距離: 18.0km
• 登り: 1,473m
• 下り: 1,485m

コースタイム

1日目

• 山行: 9:24
• 休憩: 0:13
• 合計: 9:37

距離 10.0km 登り 762m 下り 68m

5:30 白毛門登山口駐車場
5:56 マチガ沢駐車スペース
6:00 新道２
6:15 6:16 新道３
6:33 6:45 JR見張小屋
15:07 宿泊地

2日目

• 山行: 6:51
• 休憩: 0:47
• 合計: 7:38

距離 8.1km 登り 728m 下り 1,429m

6:46 宿泊地
9:29 9:34 朝日岳
10:50 11:24 笠ヶ岳
12:10 12:17 白毛門
12:49 松ノ木沢の頭
14:18 14:19 東黒沢
14:24 白毛門登山口駐車場

天候

1日目　快晴
2日目　曇りのち時々晴れ（早朝1時間ほど小雨）
　　2日間とも台風15号関東上陸前のため、風が強まるところあり。

アクセス

利用交通機関：

自家用車

白毛門登山口無料駐車場

コース状況／危険箇所等

＜駐車場〜入渓点＞　(魚止メ滝を巻いて入渓)
白毛門登山口駐車場を出て右、国道を谷川方面に少し、堰堤を右に見て越えるとすぐに右へ入る。車両通行禁止のゲートを越え清水街道を進む。魚止メ滝を巻くため
武能沢出合を通過、右手奥に見えるピンクテープを通り過ぎ、その後すぐある右手
ケルンより森林へ入る。踏み跡あり適当な所から河原へ降りる。

＜入渓点〜七ッ小屋沢出合＞
・ウナギの寝床：泳がなくても右を巻ける。
・8m滝ー左から登り直登。
・アナゴの寝床ーウナギの寝床よりは全体的に浅い。　巻くなら左。
・抱返り滝2段20m
　　　1段目は左から容易に上がる。2段目スラブは短いがフリクション頼り。
　　　スラブ後の緩斜面ナメはヌメリあり。高巻きは左から。
・3条10m滝ー水流左のチムニーから登る。

＜七ツ小屋沢出合〜二俣＞
・8m滝ー左から巻く
・10m垂直幅の滝ー右から斜上バンドに沿って左へ移り直登。右からは手強い　　　
・茶色の20m滝・6m・10m−右からまとめて巻いた。　　　
・2段40m滝ー1段目は階段状。2段目は左から直登。草付きをトラバースし落ち口へ
・2段10m滝ー右から巻く
・4段12m滝ー水流右からの方が登りやすい。

＜幕営適地＞
2俣手前、左岸に1カ所。右岸に大き目1カ所。
2俣を過ぎ左岸、1段上がったところに長細くあり。
その先はいい場所無し。

写真

9/7 7:21

武能沢出合。魚止滝を巻いてから入渓したいため通過。

9/7 7:23

白樺沢で偵察に来た時は、奥に見えるピンクテープを目印にこの地点より藪に入ったが、あまりよくなかったのでこの先のケルンへ。

9/7 7:24

少し崩れてしまったケルン。ここから清水街道をそれて右に入っていく。踏み跡は続き沢が近づいてきたら適当な所から河原に下りた。

9/7 7:54

いきなり綺麗なナメ床。7/27日に感じたヌメリはない。

9/7 7:55

すぐに左からの白樺沢との出合。

9/7 7:56

切り立った岩壁

9/7 7:58

不思議な風景に包まれ

9/7 8:03

小滝をへつりながら越えていく

9/7 8:06

この先で沢は右に直角に折れ曲がる。
そして その先に・・・

9/7 8:11

ウナギの寝床

9/7 8:11

Dが泳ぐと言ってくれたので、寒がりのNさんとリュックを濡らして重くするのが嫌なPは、沢際の左岸ルートへ。

9/7 8:13

足が着かない深さで、到達するころには身体が冷える

9/7 8:19

幅が多少広がり、浅くなったり

9/7 8:21

深くなったり

9/7 8:30

9/7 8:33

8m滝は、左手前を登る。2段目は10mロープ使用

9/7 8:44

滝を登り終えた後方は高度感あり。

9/7 8:46

3段25m 大ナメ滝。奥には大きな滝が見える。

9/7 8:54

『十字峡』　正面には抱返り沢の多段100m大滝が見事な姿を見せ出合う。

9/7 8:55

右からは6m滝の大倉沢が出合う。湯檜曽本谷は十字峡で左に直角に屈曲する。そして、その先には

9/7 9:15

アナゴの寝床

9/7 9:18

リュックを濡らして重たくしたくないためできるだけへつる。

9/7 9:19

9/7 9:21

アナゴの寝床の終点、ゴルジュの出口には大きな倒木が挟まった2段8m滝。下段には大きな倒木が挟まっている。

9/7 9:25

抱き返り滝が見えてきました。

9/7 9:27

抱き返り滝　2段20m。
沢は右へ直角に折れ曲がる。

9/7 9:28

左から

9/7 9:30

1段目は楽ちん。

9/7 9:30

すごい水量の水がしぶきを上げて流れ落ちる

9/7 9:33

2段目は水流左のスラブを直登。
Nさんリード。

9/7 9:44

続いてD
ここら辺が難しくフリクション頼りに這って登る。

9/7 10:02

抱返りの滝を過ぎると小さなナメ滝が連続していく

9/7 10:03

深い釜を抱いた

9/7 10:04

ナメ滝が

9/7 10:05

連続していくが

9/7 10:07

飽きるどころか感動が続く

9/7 10:08

溢れんばかりの陽射しが

9/7 10:10

美渓を存分に輝かせている

9/7 10:14

コバイケイソウ

9/7 10:19

左岸の枝沢。奥には3条10m滝

9/7 10:22

3条10m滝は

9/7 10:24

左のチムニーから

9/7 10:27

登る

9/7 10:29

上から見下ろす。

9/7 10:31

すぐに2条4m滝。左から流れ込む七ツ小屋沢との出合（1：10）

9/7 10:36

水門岩。左手には七ツ小屋沢の5m滝が少し見える

9/7 10:40

見逃しそうな ツチノコのポットホール

9/7 10:41

9/7 10:44

9/7 10:45

4m滝

9/7 10:49

秋の到来を告げるトリカブトの花

9/7 10:52

10:1の支流と出合い

9/7 11:09

8m滝は

9/7 11:11

巻きは左。Nさんは岩稜から巻き、D・Pはもっと簡単な手前の草付きから巻く。

9/7 11:15

9/7 11:16

3mが2つ連続し

9/7 11:17

10m垂直幅広の滝。
右から斜上バンドに沿って左へ移り直登が一般的。
かなり濡れるし大きなリュックが水流に弾き飛ばされ落ちるとしか思えない？！

9/7 11:19

左へ偵察 → ✖

9/7 11:20

Dは右ルンゼを偵察。
水流の右壁にスリング3か所を見つける。

9/7 20:30

�検〆２鵑粒某瓦箸覆蠅泙靴拭�

9/7 20:32

残置スリング3か所に支点

9/7 11:38

次はD

9/7 11:43

9/7 11:46

ラストPはトップロープ。「トラバース部分では絶対に落ちちゃだめだよ」とNさんが・・・

9/7 11:47

ロープは繋がっているけど、まだ落ちちゃいけない区間。

9/7 11:50

どうにかトラバース終了。

9/7 12:08

小滝が連続していく

9/7 12:14

名の無い二俣

9/7 12:17

滝の姿は一変し礫質で茶色の優雅な20m滝。

9/7 12:19

右から巻きます。
登るなら1段目は左から、2段目は右(�掘�)

9/7 12:19

巻き道から。6m・10mもまとめて巻きます。

9/7 12:31

トラバースは念のためロープ使用

9/7 12:40

一段下がって藪の中をトラバース。

9/7 13:09

最後は懸垂下降。

9/7 13:20

奥に2段40m滝

9/7 13:21

9/7 13:22

ハイライトの2段40m滝。大きくて美しい

9/7 13:22

後方もいい感じ

9/7 13:23

1段目階段状をテラスまで登る

9/7 13:25

滝下にはご夫婦のチーム

9/7 13:25

2段目は左から。

9/7 13:34

残置ハーケンあり。

9/7 13:35

2番手D

9/7 13:38

P

9/7 13:42

草付きをトラバースして落ち口へ

9/7 13:53

この時期でも紫陽花が見ごろ

9/7 13:53

七ツ小屋山。山頂碑が見える　

9/7 13:54

穏やかな渓相

9/7 13:59

河原状

9/7 14:00

8m

9/7 14:03

奥に大きな滝が

9/7 14:04

2段10m

9/7 14:05

下には虹

9/7 14:07

右から巻く

9/7 14:17

再びナメ

9/7 14:19

透明度は抜群

9/7 14:20

4段12m

9/7 14:22

9/7 14:27

後続のご夫婦チームは右から簡単に登って行きました。

9/7 14:37

3段目

9/7 14:38

4段目は右から

9/7 14:38

草付きを巻く

9/7 14:43

峠ノ沢も池ノ窪沢も分からずに通り過ぎてしまった・・・

9/7 14:55

二俣手前。この辺りに幕営適地の印がガイド本に乗っていた。

9/7 14:56

左岸に1ヶ所。縦にテント2張りできそう

9/7 17:21

そのすぐ先の右岸。明るく縦に長く広い。先ほどのご夫婦チームが到着していました。迷いましたが空きスペースにご一緒させていただくことに。

9/7 19:32

夜は、湯檜曽は2回目になる新潟のご夫婦の焚火にあやかり　情報交換に花を咲かせました。Nさんが担ぎ上げたお酒は合計2ℓほど？！

9/8 6:03

＜2日目＞
5時起床。朝方の小雨はすっかりやみ支度を整えます。

9/8 6:49

テン場を出てすぐの二俣を右に。ここから右俣はゴボウ沢と名前が変わり渓相も変化。

9/8 6:56

9/8 6:56

洗濯板みたい

9/8 7:06

途中、いくつか張れそうな幕営適地が1ヶ所あった。

9/8 7:08

岩々のナメ

9/8 7:13

10：1の二俣。ひとつのガイド本には幕営適地と記載されている。

9/8 7:16

偵察に行くも、ご夫婦が教えてくれた通り テントが張れそうな場所は無かった。

9/8 7:25

二俣を過ぎるとゴーロ状に。

9/8 7:36

突っ張りでの通過は何ヶ所かあり

9/8 7:39

甘酸っぱいフルーツをつまみ

9/8 7:48

9/8 8:23

トイ状を越え

9/8 8:57

左岸にあるはずのスラブ滝50mが見つからないまま藪に突入

9/8 8:59

沢形に沿って進んでいるため足元には藪がない

9/8 9:18

背丈を越える藪漕ぎは長く続かず、藪を抜けると湿地帯を経て登山道に到達。

9/8 9:26

すぐに朝日岳

9/8 10:44

明日千葉へ上陸する台風15号の影響で雲の流れは速く、晴れたり　曇ったり天候は不安定。

9/8 10:50

避難小屋で休憩し

9/8 11:21

長い長い登山道歩きで下山しました。

撮影機器：

TG-870 OLYMPUS CORPORATION

TG-5 OLYMPUS CORPORATION

PlayMemories Home SONY

装備

共同装備

ロープ　30ｍ・10ｍ

感想

pi-ti

憧れの湯檜曾本谷　今年その願いが叶いました。
好天に恵まれたこともあり想像以上に素晴らしい沢でした。

Nさん指導の下、白樺沢で重めのリュックを背負っての滝の登攀、遡行。
沢泊はほぼ初めてだったため、ナルミズ沢・恋ノ岐沢でのテン泊を経験し
本番に備えました。
ただ、3週間前に七ツ小屋裏沢で痛めた左足首が万全ではなかったため、
荷物を加減していただき一番軽い10キロ程だと思います。
Nさん　リードに確保、重い荷物、指導。そして連れて行って頂き
ありがとうございました。Dさんも色々ありがとう。
思い出に残る特別な1本となりました。

Damstar

念願の湯檜曽川本谷にNさん・pi-tiさんと行ってきました。
台風の影響が心配でしたが、初日は晴天に恵まれ　釜・トロ・ナメ
そして登れる滝を満喫することができました。
噂通りの美渓で見どころも一杯。長い下山がちょっと辛かったです。

コメント

NYAA

参考になるにゃ(^^♪
ふむふむ、いろいろ参考になります

テン場ですが、慣れたパーティは、整地用に鋸持参するようですが、そのテン場だと、鋏の方が有効かなあ？

核心は、稜線歩きですね。9/15に下山したパーティも暑くてつらいと言ってました。自分自身、白毛門沢で２回下ったことがあるので、暑さには懲りてます。

自分が行くとしたら、９月下旬か１０月上旬かなあ。

pi-ti

Re: 参考になるにゃ(^^♪
NYAAさん　こんにちは。
白毛門からならまだしも朝日岳からなのでかなり長かったです。。。。

予定では二俣を過ぎて次の幕営適地に幕営するつもりだったので、以前行ったことがあるご夫婦から幕営できるような場所はないという情報を聞けたことはラッキーでした。
リーダーはノコギリを持ってきていました。
私も小さなノコギリを用意しよかと思います。
でも、焚き火するのって準備が大変なんですね。。。
したほうがいいだろうけど、しなくてもいいかなぁ？！　なんて思だちゃいます。