金ヶ谷山・白馬山 〜霧のち晴・軽快な稜線歩き〜
- GPS
- 06:44
- 距離
- 8.8km
- 登り
- 802m
- 下り
- 718m
コースタイム
天候 | 霧のち晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
特に危険箇所はなく,分岐点で地図をきちんとチェックすれば道に迷うこともないでしょう。 |
その他周辺情報 | 買い物するには20分余りかけて、蒜山辺りまで出なければなりません。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
サポーティングタイツ
ジャンパー
ズボン
靴下
グローブ
日よけ帽子(ハット)
靴
サブザック
昼食(菓子パン+野菜ジュース)
行動食(飴)
予備食(シリアルバー他)
飲料(お茶600mL+500mL)
地図(行程図・地形図)
iPhone(GPS+カメラ)
iPad mini
サブバッテリー
カメラ
携帯電話
腕時計
ラジオ
ヘッドライト
手拭い
ティシューペーパー
|
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備考 | チェックポイントに長時間留まっていなければならなかったのに、地面が濡れていて座ることができなかった。折りたたみ椅子を持ってくるべきだった。 |
感想
10月におこなわれる高校山岳部中国大会の予選となる県大会がおこなわれた。会場は鳥取県と岡山県の県境になる朝鍋鷲ヶ山(あさなべわしがせん)から毛無山へ向かうルートだ。以前インターハイが行われたことのあるコースだとのこと。鳥取県側には野営ができる適当な場所が無いらしく、岡山県側の田浪キャンプ場をベースに2泊した。山に少し雲がかかってはいるものの、概ね晴れの良いコンディションの中、大会を行うことができた。
今回の私の役割は第2チェックポイントの記録係だった。第2チェックポイントは金ヶ谷山(かながやせん)の少し南の分岐点だ。最寄りの登山口、山の駅の跡地まで同行者の車に同乗して、そこから林道を歩き始めた。林道は程なく未舗装になったが傾斜は緩やかで体を慣らすのにはちょうど良かった。40分ほど歩いたところで林道を外れて登山道に入った。ここからは勾配がややきつくなる。雲と霧に覆われていてあまり遠くを見渡すことはできない。尾根をほぼ直登する道だが、傾斜のきついところには丸太階段が設置されているので、あまり急がずに一歩ずつ踏みしめながら上って行った。登山道脇にはいろいろなキノコが顔を出していて、秋の訪れを感じられた。
チェックポイントに配置予定時刻より1時間ほど早く到着したので、金ヶ谷山の山頂まで行ってみることにした。Geographicaもここから15分ぐらいで到着すると言っているので往復しても30分ぐらいのものだ。ただ、歩いてみると、チェックポイントの分岐点から金ヶ谷山山頂までは、思いの外きつい上り道だった。それでも、道脇に咲く花やキノコを撮影しながら大体予定の時間で山頂へ到着した。山頂には三角点があった。標石は地上に5cm程度しか頭を出していないが、よく見ると「二等」と書いてあるようだ。ただ、この三角点と標識以外にこの山頂には何もなく、稜線の通過点の扱いのようだった。
ここでしばらく休憩してからチェックポイントへ引き返したが、最初の生徒隊がやって来るまで1時間ほど待たなければならなかった。森の中は霧に覆われていて薄暗く寒いのでリュックからジャンパーを出して着た。生徒が来るまで特にすることも無いので、ラジオをつけてみると、ちょうど「石丸謙二郎の山カフェ」という山番組をやっていた。土曜日のこんな時間にAM放送を聞くことは無いので初めてだった。番組の中で「山で見つける赤や黄色のリボン」の話題を扱っていた。それによると、山の中で見かけるピンクのテープは林業従事者が仕事の目印として付けているもので、登山道の印ではないとのこと。あまりピンクテープ(リボン)に頼った山歩きをしてはいけないらしい、なるほど。
8時半を過ぎた頃に最初の選手たちのパーティーがやって来た。学校名・パーティー名と通過時刻を確認して送り出した。男子隊が通過してしばらくすると女子隊がやってきた。そして最後のパーティーの後ろに教員がついて来た。隊長と支援係だ。これでチェックポイント係の任務は終わりなので、私はこの後支援隊補佐としてコースを歩くことにした。
稜線をしばらく歩くと霧が晴れてきた。金ヶ谷山の周りが特別霧が深かったのか、それとも昼に近付くにつれて霧が晴れたのだろうか、いずれにしても、寒くて薄暗い霧の中を抜けて爽やかな稜線歩きをすることができた。多少のアップダウンはあるが特に険しい急登や岩場は無く、気持ちよく歩ける。そして次のチェックポイント「白馬山」まで1時間半ほどかけて歩いた。この後生徒と同じ毛無山を巡るコースを歩こうと当初は思っていたのだが、途中離脱の生徒がいたため、その生徒を連れて白馬山から直接下りるエスケープルートでキャンプ場まで下ることになった。
こんなショートカットルートではあったが、この日私が歩いた距離は8kmを超え、累計標高差は800m以上になっていた。フルにコースを歩いていたらかなりしんどかったかもしれない。選手はキノコや花を楽しむ余裕はなかったかもしれなかったが、私はわりとゆったりと秋の山を楽しむことができた。欲を言えばもっとすっきり晴れていたら最高だったのだが、ま、霧の寒い山の中で選手を待つのも仕事のうち、ちゃんとお務めを果たしましたよ。
鳥取県境の大山より西の山を歩いたのは今回が初めてだった。いい山がいろいろとあるじゃないか。ちょっと早起きをして車を走らせれば日帰りで楽しむことができる距離の山なので、たまには出向いてみようと思う。今回踏むことができなかった朝鍋鷲ヶ山や毛無山の山頂もそのうち訪れてみたい。
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