憧れの五色ヶ原テン泊-黒部湖へ
- GPS
- 27:17
- 距離
- 21.0km
- 登り
- 1,429m
- 下り
- 2,437m
コースタイム
- 山行
- 3:58
- 休憩
- 0:52
- 合計
- 4:50
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
室堂-五色ヶ原は近そうで遠かった。刈安峠はほぼ整備された登山道でびっくりしました。 |
写真
感想
ずっと行きたくて憧れていた五色ヶ原に行ってきた。
室堂からのピストンはもったいないので刈安峠を下って黒部湖に降りて湖を半周する形で回ってきた。
3連休初日とあって始発の電気バスは相当混むだろうと思い、1時間遅らせて出発することにした。扇沢の駐車場は有料しか空いていないと思っていたが、それも満車になって結局一番上の無料の駐車場に止めることになった。少し歩かなくてはいけなかったが、なんとなく得をした気分になった。それに遅らせたせいで今年から新しくなった電気バスにも余裕で座って行くことができた。またそこからの乗り継ぎも待つことなく室堂まで引くことができた。
この日は始発が登山客でごったがえしたらしくこれは正解だった。
室堂から雄山方面への登山道も人でいっぱいかと思っていたが、閑散としていた。
登山道途中から浄土山に折れて登っていく、途中に展望台があったので立ち寄り眺望を楽しんだ。一番きつい登りがここから浄土山までの岩場の急登だった。久しぶりの大型ザックを背負っての登りはきつく息が上がった 。浄土山からは稜線伝いを眺望を楽しみながら 龍王岳付近まで歩く。ここからは五色ケ原が手に取るように見え、すぐ着きそうな気がした。
ここから鬼岳まで下りまた獅子岳まで登る。龍王岳付近で見た風景ではそんなにアップダウンがないと思っていたのが実際歩いてみると大間違いで、なかなか前に進んでいかない。
獅子岳の山頂で休憩をし 、最高の眺望を楽しんだ。
山頂から五色ケ原までは一旦ザラ峠まで下って少し登ればいいだけだと思っていた。これが結構下り、なだらかな登りだと思った道が意外ときつかった。特に五色ヶ原までの最後の木段は地味できつかった。
木段を上がったところに広がる五色ケ原は広く、 鷲岳や鳶山は丸くてかわいらしいパンケーキの上のトッピングのような山容だった。
花の季節も過ぎて紅葉までのわずかな間、緑から黄色への中間色をまとった高原だった。
山荘でテン泊の受付をして10分程下った窪地がテン場だった。
まだ夏のような強い日差しの中、テントを設営して直ぐに宴会に突入、夕方6時前には既に就寝状態だった。
I君はナナカマドの木の下でそのまま寝ようと甘い考えも、日が陰るとどんどん気温は下がり、直ぐに諦めた。朝方には数度まで下がって、自分はテントを開けて寝ていたので寒くて目を覚ました。星空はあいにくガスでだめだったが、4時頃には雲がなくなり西の空に月がこうこうと照らし、付近は急に明るくなった。それから5時頃、東の山際のちょうど針ノ木岳付近の空が焼けて、じらすように5時45分頃に日の出となった。
15日は6時前に露がついてすっかり重くなったテントを仕舞い、6時過ぎに東に延びる木道を進む。A君もI君も1年以上山には登っていないので、下りで足が持つか心配だったが、急登と思っていた下りは意外になだらかでそのまま刈安峠まで下り、そこからはさらに歩き易い整備された登山道だったので大丈夫だった。
平ノ小屋でおいしい湧き水をいただいて休憩して、ダム湖の周りに沿って細かいアップダウンの道に突入した。レコでは皆さんもう二度と歩きたくないと言っている通り、近くに見えても遠い、今自分が何処を歩いているのか方角はどちらなのか、湖だと思ったのが谷に差し込んだ部分だったり進んでいるという気になれなかった。
その上GPSでロッジくろよんをずっと手前に設定していたので、山荘が見えたときには直ぐ着くつもり喜んで歩いても全然つかない、途中でそのミスがわかってがっかり感が最高潮に達した。まだかまだかと言いながらも、それでも歩いていれば着くものでロッジに着いたときには本当に安心した。
好天に恵まれほどよい気候のなかの秋の山行、紅葉が始まっていれば最高だったろうが、何より碧い秋の空にくっきりと遠くまで広がる眺望と刈安峠を下って深く広がるブナの大木の森の雰囲気は十分満足いくものだった。
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