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Yamareco

記録ID: 2021896
全員に公開
ハイキング
剱・立山

憧れの五色ヶ原テン泊-黒部湖へ

2019年09月14日(土) ~ 2019年09月15日(日)
 - 拍手
y-urano その他2人
体力度
5
1泊以上が適当
GPS
27:17
距離
21.0km
登り
1,429m
下り
2,437m
歩くペース
速い
0.80.9
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
3:58
休憩
0:52
合計
4:50
距離 7.2km 登り 732m 下り 754m
9:08
48
スタート地点
9:56
32
10:28
9
10:37
10:43
28
11:11
41
11:52
12:11
39
12:50
13:00
32
13:32
13:49
9
2日目
山行
5:08
休憩
1:10
合計
6:18
距離 13.8km 登り 706m 下り 1,663m
7:18
7:24
51
8:15
8:34
86
10:00
10:20
77
休憩
11:37
12:02
22
12:24
1
12:25
ゴール地点
天候 快晴
過去天気図(気象庁) 2019年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
扇沢上の臨時駐車場 7時時点で空いていましたが15日昼過ぎ満車
コース状況/
危険箇所等
室堂-五色ヶ原は近そうで遠かった。刈安峠はほぼ整備された登山道でびっくりしました。
有料駐車場も満車で臨時駐車場に回され扇沢駅の前には長蛇の列かと思いきやとても空いていました。
7時半のバスで出発、皆さん座れました。
2019年09月14日 07:15撮影 by  PENTAX K-1 Mark II, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
9/14 7:15
有料駐車場も満車で臨時駐車場に回され扇沢駅の前には長蛇の列かと思いきやとても空いていました。
7時半のバスで出発、皆さん座れました。
黒部ダムを観光放水を眺めて先を行きます。
2019年09月14日 07:57撮影 by  PENTAX K-1 Mark II, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
9/14 7:57
黒部ダムを観光放水を眺めて先を行きます。
室堂は快晴、登山客は意外に少なめ。
2019年09月14日 09:10撮影 by  PENTAX K-1 Mark II, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
1
9/14 9:10
室堂は快晴、登山客は意外に少なめ。
浄土山に登る前に展望台へ
2019年09月14日 09:47撮影 by  PENTAX K-1 Mark II, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
9/14 9:47
浄土山に登る前に展望台へ
展望台から、今日の目的地五色ヶ原が見えました。
近いじゃないと思ったのは間違いでした。
その奥に薬師岳、黒部五郎、笠岳、赤牛
2019年09月14日 09:48撮影 by  PENTAX K-1 Mark II, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
2
9/14 9:48
展望台から、今日の目的地五色ヶ原が見えました。
近いじゃないと思ったのは間違いでした。
その奥に薬師岳、黒部五郎、笠岳、赤牛
さらに槍穂、野口五郎
2019年09月14日 09:48撮影 by  PENTAX K-1 Mark II, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
9/14 9:48
さらに槍穂、野口五郎
遠く白山が望めます。
2019年09月14日 09:48撮影 by  PENTAX K-1 Mark II, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
9/14 9:48
遠く白山が望めます。
富山平野
2019年09月14日 09:54撮影 by  PENTAX K-1 Mark II, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
9/14 9:54
富山平野
展望台からの戻り、正面に剱その先に猫又山
2019年09月14日 09:59撮影 by  PENTAX K-1 Mark II, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
1
9/14 9:59
展望台からの戻り、正面に剱その先に猫又山
大日岳方面
2019年09月14日 10:24撮影 by  PENTAX K-1 Mark II, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
9/14 10:24
大日岳方面
展望台分岐から浄土山への険しい登りは荷物が重く堪えました。
2019年09月14日 10:24撮影 by  PENTAX K-1 Mark II, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
9/14 10:24
展望台分岐から浄土山への険しい登りは荷物が重く堪えました。
浄土山山頂先から竜王岳に続く稜線を進みます。
2019年09月14日 10:27撮影 by  PENTAX K-1 Mark II, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
9/14 10:27
浄土山山頂先から竜王岳に続く稜線を進みます。
左手に雄山、大汝山から、別山
2019年09月14日 10:30撮影 by  PENTAX K-1 Mark II, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
2
9/14 10:30
左手に雄山、大汝山から、別山
少し行くと真砂岳から別山の稜線、奥に剱岳
2019年09月14日 10:31撮影 by  PENTAX K-1 Mark II, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
9/14 10:31
少し行くと真砂岳から別山の稜線、奥に剱岳
富山大の研究所
2019年09月14日 10:37撮影 by  PENTAX K-1 Mark II, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
9/14 10:37
富山大の研究所
右には針ノ木
2019年09月14日 10:37撮影 by  PENTAX K-1 Mark II, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
9/14 10:37
右には針ノ木
ここで小休止、下に弥陀ヶ原、富山湾
2019年09月14日 10:40撮影 by  PENTAX K-1 Mark II, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
9/14 10:40
ここで小休止、下に弥陀ヶ原、富山湾
五色ヶ原の山荘の赤い屋根が見えました。
奥の薬師岳が立派です。
2019年09月14日 10:40撮影 by  PENTAX K-1 Mark II, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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9/14 10:40
五色ヶ原の山荘の赤い屋根が見えました。
奥の薬師岳が立派です。
竜王岳の西を巻いて鬼岳に向かいます。
200m程下って鬼岳東を巻いて
2019年09月14日 10:51撮影 by  PENTAX K-1 Mark II, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
9/14 10:51
竜王岳の西を巻いて鬼岳に向かいます。
200m程下って鬼岳東を巻いて
鬼岳東面岩場を下って
2019年09月14日 11:22撮影 by  PENTAX K-1 Mark II, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
9/14 11:22
鬼岳東面岩場を下って
鬼岳と獅子岳のコルを通過、獅子岳へ100m程登ると
2019年09月14日 11:22撮影 by  PENTAX K-1 Mark II, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
9/14 11:22
鬼岳と獅子岳のコルを通過、獅子岳へ100m程登ると
獅子岳山頂、ここで昼食
2019年09月14日 11:54撮影 by  PENTAX K-1 Mark II, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
9/14 11:54
獅子岳山頂、ここで昼食
北には雄山、先に左から五竜、鹿島槍が見えました。
2019年09月14日 11:55撮影 by  PENTAX K-1 Mark II, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
9/14 11:55
北には雄山、先に左から五竜、鹿島槍が見えました。
黒部ダムを正面に尖った針ノ木、スバリ、左に赤沢、針ノ木の右の三角形は北葛岳
2019年09月14日 11:55撮影 by  PENTAX K-1 Mark II, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
9/14 11:55
黒部ダムを正面に尖った針ノ木、スバリ、左に赤沢、針ノ木の右の三角形は北葛岳
さらに不動岳、南沢岳、先の尖ったのが烏帽子、三ッ岳この山塊の奥には唐沢岳、餓鬼岳から燕をへて大天井岳まで
遠くに富士山も見えていました。
2019年09月14日 11:55撮影 by  PENTAX K-1 Mark II, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
9/14 11:55
さらに不動岳、南沢岳、先の尖ったのが烏帽子、三ッ岳この山塊の奥には唐沢岳、餓鬼岳から燕をへて大天井岳まで
遠くに富士山も見えていました。
さらに三ッ岳から野口五郎、水晶岳
2019年09月14日 11:55撮影 by  PENTAX K-1 Mark II, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
9/14 11:55
さらに三ッ岳から野口五郎、水晶岳
そして黒部五郎から薬師、眼下に五色ヶ原と素晴らしい眺望ポイントです。
2019年09月14日 11:55撮影 by  PENTAX K-1 Mark II, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
9/14 11:55
そして黒部五郎から薬師、眼下に五色ヶ原と素晴らしい眺望ポイントです。
振り返ると竜王岳の奥に雄山
2019年09月14日 12:08撮影 by  PENTAX K-1 Mark II, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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9/14 12:08
振り返ると竜王岳の奥に雄山
ザラ峠に下ります。標高差350m
2019年09月14日 12:29撮影 by  PENTAX K-1 Mark II, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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9/14 12:29
ザラ峠に下ります。標高差350m
ザラ峠
2019年09月14日 12:51撮影 by  PENTAX K-1 Mark II, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
9/14 12:51
ザラ峠
結構下りました。
2019年09月14日 12:51撮影 by  PENTAX K-1 Mark II, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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9/14 12:51
結構下りました。
ここから100mほど上がります。
2019年09月14日 12:51撮影 by  PENTAX K-1 Mark II, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
9/14 12:51
ここから100mほど上がります。
最後の木段は地味にきつかった。
ここで小屋が見えました。
テン場の受付 一人700円を払って休憩しました。
2019年09月14日 13:29撮影 by  PENTAX K-1 Mark II, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
9/14 13:29
最後の木段は地味にきつかった。
ここで小屋が見えました。
テン場の受付 一人700円を払って休憩しました。
小屋から10分程下ったところがテン場です。
まだガラガラ、我々は下の端に設営しました。
2019年09月14日 13:58撮影 by  PENTAX K-1 Mark II, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
9/14 13:58
小屋から10分程下ったところがテン場です。
まだガラガラ、我々は下の端に設営しました。
乾杯してしばし休憩。
2019年09月14日 14:52撮影 by  PENTAX K-1 Mark II, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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9/14 14:52
乾杯してしばし休憩。
テン場は思った程広くありません、窪地です。
空が青い、夏の名残を感じます。
2019年09月14日 14:53撮影 by  PENTAX K-1 Mark II, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
9/14 14:53
テン場は思った程広くありません、窪地です。
空が青い、夏の名残を感じます。
槍の穂先だけちょこんと見えています。
2019年09月14日 14:53撮影 by  PENTAX K-1 Mark II, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
9/14 14:53
槍の穂先だけちょこんと見えています。
手前のナナカマドの実は真っ赤ですね。
2019年09月14日 14:53撮影 by  PENTAX K-1 Mark II, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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9/14 14:53
手前のナナカマドの実は真っ赤ですね。
翌朝5時過ぎ、東の空が赤くなって
2019年09月15日 05:09撮影 by  PENTAX K-1 Mark II, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
9/15 5:09
翌朝5時過ぎ、東の空が赤くなって
5時45分針ノ木岳から朝日が上がりました。
2019年09月15日 05:45撮影 by  PENTAX K-1 Mark II, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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9/15 5:45
5時45分針ノ木岳から朝日が上がりました。
テン場が賑やかになって
2019年09月15日 06:01撮影 by  PENTAX K-1 Mark II, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
9/15 6:01
テン場が賑やかになって
我々も出発です。
2019年09月15日 06:09撮影 by  PENTAX K-1 Mark II, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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9/15 6:09
我々も出発です。
さらば五色ヶ原
今度は花の季節に訪れてみたい。
2019年09月15日 06:18撮影 by  PENTAX K-1 Mark II, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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9/15 6:18
さらば五色ヶ原
今度は花の季節に訪れてみたい。
東に進みます。
2019年09月15日 06:14撮影 by  PENTAX K-1 Mark II, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
9/15 6:14
東に進みます。
テン場が遠のく。
2019年09月15日 06:18撮影 by  PENTAX K-1 Mark II, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
9/15 6:18
テン場が遠のく。
深い谷の先、獅子岳が立派
2019年09月15日 06:48撮影 by  PENTAX K-1 Mark II, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
9/15 6:48
深い谷の先、獅子岳が立派
刈安峠へ下ります。
2019年09月15日 06:48撮影 by  PENTAX K-1 Mark II, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
9/15 6:48
刈安峠へ下ります。
1時間少しで峠、ここから急な下りかと思いきや、なだらかなジグザクの土道でほっとしました。
2019年09月15日 07:24撮影 by  PENTAX K-1 Mark II, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
9/15 7:24
1時間少しで峠、ここから急な下りかと思いきや、なだらかなジグザクの土道でほっとしました。
下るにつれ大きなブナ林になってきます。
2019年09月15日 07:42撮影 by  PENTAX K-1 Mark II, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
9/15 7:42
下るにつれ大きなブナ林になってきます。
ヌクイ谷まで降りてきて水平に進んでいくと
2019年09月15日 08:04撮影 by  PENTAX K-1 Mark II, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
9/15 8:04
ヌクイ谷まで降りてきて水平に進んでいくと
平ノ小屋に到着、おいしい水でしばし休憩しました。
2019年09月15日 08:14撮影 by  PENTAX K-1 Mark II, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
9/15 8:14
平ノ小屋に到着、おいしい水でしばし休憩しました。
20分程休んで出発、近くに舟場があります。
2019年09月15日 08:38撮影 by  PENTAX K-1 Mark II, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
9/15 8:38
20分程休んで出発、近くに舟場があります。
針ノ木谷との連絡船
2019年09月15日 08:39撮影 by  PENTAX K-1 Mark II, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
9/15 8:39
針ノ木谷との連絡船
今後乗ることがあるかなあ?
2019年09月15日 08:39撮影 by  PENTAX K-1 Mark II, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
9/15 8:39
今後乗ることがあるかなあ?
平ノ小屋からロッジくろよんまで歯がゆいようなアップダウンと回り道ばかりで全く精神的疲れました。
2019年09月15日 09:05撮影 by  PENTAX K-1 Mark II, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
9/15 9:05
平ノ小屋からロッジくろよんまで歯がゆいようなアップダウンと回り道ばかりで全く精神的疲れました。
こんな長い木段もありました。
2019年09月15日 09:28撮影 by  PENTAX K-1 Mark II, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
1
9/15 9:28
こんな長い木段もありました。
よく作ったもんです。
この後、1時間おきに休憩を入れて進みました。
2019年09月15日 09:31撮影 by  PENTAX K-1 Mark II, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
1
9/15 9:31
よく作ったもんです。
この後、1時間おきに休憩を入れて進みました。
ついにロッジくろよんが! ところがにここから1時間以上もかかってどっと疲れました。読売新道は歩きたいけどこの道は遠慮したいなあ。
2019年09月15日 10:52撮影 by  PENTAX K-1 Mark II, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
9/15 10:52
ついにロッジくろよんが! ところがにここから1時間以上もかかってどっと疲れました。読売新道は歩きたいけどこの道は遠慮したいなあ。

感想

ずっと行きたくて憧れていた五色ヶ原に行ってきた。
室堂からのピストンはもったいないので刈安峠を下って黒部湖に降りて湖を半周する形で回ってきた。

3連休初日とあって始発の電気バスは相当混むだろうと思い、1時間遅らせて出発することにした。扇沢の駐車場は有料しか空いていないと思っていたが、それも満車になって結局一番上の無料の駐車場に止めることになった。少し歩かなくてはいけなかったが、なんとなく得をした気分になった。それに遅らせたせいで今年から新しくなった電気バスにも余裕で座って行くことができた。またそこからの乗り継ぎも待つことなく室堂まで引くことができた。
この日は始発が登山客でごったがえしたらしくこれは正解だった。

室堂から雄山方面への登山道も人でいっぱいかと思っていたが、閑散としていた。
登山道途中から浄土山に折れて登っていく、途中に展望台があったので立ち寄り眺望を楽しんだ。一番きつい登りがここから浄土山までの岩場の急登だった。久しぶりの大型ザックを背負っての登りはきつく息が上がった 。浄土山からは稜線伝いを眺望を楽しみながら 龍王岳付近まで歩く。ここからは五色ケ原が手に取るように見え、すぐ着きそうな気がした。

ここから鬼岳まで下りまた獅子岳まで登る。龍王岳付近で見た風景ではそんなにアップダウンがないと思っていたのが実際歩いてみると大間違いで、なかなか前に進んでいかない。
獅子岳の山頂で休憩をし 、最高の眺望を楽しんだ。
山頂から五色ケ原までは一旦ザラ峠まで下って少し登ればいいだけだと思っていた。これが結構下り、なだらかな登りだと思った道が意外ときつかった。特に五色ヶ原までの最後の木段は地味できつかった。

木段を上がったところに広がる五色ケ原は広く、 鷲岳や鳶山は丸くてかわいらしいパンケーキの上のトッピングのような山容だった。
花の季節も過ぎて紅葉までのわずかな間、緑から黄色への中間色をまとった高原だった。

山荘でテン泊の受付をして10分程下った窪地がテン場だった。
まだ夏のような強い日差しの中、テントを設営して直ぐに宴会に突入、夕方6時前には既に就寝状態だった。

I君はナナカマドの木の下でそのまま寝ようと甘い考えも、日が陰るとどんどん気温は下がり、直ぐに諦めた。朝方には数度まで下がって、自分はテントを開けて寝ていたので寒くて目を覚ました。星空はあいにくガスでだめだったが、4時頃には雲がなくなり西の空に月がこうこうと照らし、付近は急に明るくなった。それから5時頃、東の山際のちょうど針ノ木岳付近の空が焼けて、じらすように5時45分頃に日の出となった。

15日は6時前に露がついてすっかり重くなったテントを仕舞い、6時過ぎに東に延びる木道を進む。A君もI君も1年以上山には登っていないので、下りで足が持つか心配だったが、急登と思っていた下りは意外になだらかでそのまま刈安峠まで下り、そこからはさらに歩き易い整備された登山道だったので大丈夫だった。

平ノ小屋でおいしい湧き水をいただいて休憩して、ダム湖の周りに沿って細かいアップダウンの道に突入した。レコでは皆さんもう二度と歩きたくないと言っている通り、近くに見えても遠い、今自分が何処を歩いているのか方角はどちらなのか、湖だと思ったのが谷に差し込んだ部分だったり進んでいるという気になれなかった。
その上GPSでロッジくろよんをずっと手前に設定していたので、山荘が見えたときには直ぐ着くつもり喜んで歩いても全然つかない、途中でそのミスがわかってがっかり感が最高潮に達した。まだかまだかと言いながらも、それでも歩いていれば着くものでロッジに着いたときには本当に安心した。

好天に恵まれほどよい気候のなかの秋の山行、紅葉が始まっていれば最高だったろうが、何より碧い秋の空にくっきりと遠くまで広がる眺望と刈安峠を下って深く広がるブナの大木の森の雰囲気は十分満足いくものだった。

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