黒川鶏冠山〜ハンゼノ頭
![情報量の目安: A](https://yamareco.info/themes/bootstrap3/img/detail_level_A2.png)
- GPS
- 05:33
- 距離
- 11.6km
- 登り
- 1,011m
- 下り
- 682m
コースタイム
- 山行
- 4:32
- 休憩
- 1:01
- 合計
- 5:33
天候 | 曇 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
帰り)柳沢峠⇒JR/塩山駅(山梨貸切自動車) 土日限定運行1日2便 |
コース状況/ 危険箇所等 |
登山道は鶏冠山取り付け道を除き段差がなくフラットで歩き易い。 鶏冠山へは木の根や岩の張り出しなど足場の悪い登りとなる。頂上は岩稜で南面は断崖。 黒川山から柳沢峠一帯が東京都水源林で登山道はよく整備され、道路標識も完備している。 トイレは柳沢峠のみ。 |
写真
感想
梅雨の晴れ間の予報を受け、土日限定バスを利用して黒川鶏冠山と三窪高原のレンゲツツジを目当てにでかけた。
塩山からのほぼ満員のバスは大菩薩峠登山口と柳沢峠で大半の登山客が降り、落合までの乗車は6名のみ。この内3組4名が鶏冠山を目指す静かな山歩きとなった。
黒川鶏冠山へは柳沢峠からのピストンが一般的だが、落合からの登りを追加し柳沢峠に下りるルートをとった。
落合の登山道入口は09年版地図では神金小中学校入口となっているが今はなく、落合バス停手前の道から生活道路を登って行き、古い鶏冠山の標識を見て登山道に入る。すぐに明るい広葉樹の森を行くことになる。ハルセミや野鳥の声を聞きながらのとても気持ちのよい登りだ。
やがて横手山峠からの南面登山道とぶつかる。ここからの登山道は周りの石が苔に覆われていて北八ツを思わせる趣がある。しばらく行き、鶏冠山への取り付け道に達すると岩石の間に木の根が張り出した急な登りに一変する。北側から回り込んで岩峰の頂上に達すると、山梨百名山の標識とその奥に鶏冠山神社の小さな祠が目に入る。
予報とは違い空はどんよりとして展望は望めない。それでも正面に大菩薩嶺がどっしりとした山容を見せてくれる。頂上の大きな岩稜に上がると南面が断崖絶壁で、はるか谷底を見下ろす高度感がなかなかのものだ。
元の道に戻って南側の尾根道に入り黒川山三角点分岐から見晴台に行く。ここは岩場で正面に三窪高原のテレビ塔や倉掛山が見えるが、肝心の奥秩父から南アルプス、冨士山のパノラマ展望は雲に覆われサッパリ。数名いた先客と残念だねと言葉を交わす。ここで昼食をとり次に向かう。
柳沢峠まではほぼ水平の歩き易い道で東京都水道局の道標が新しくて立派だ。その中に錆付いた古い道標を見かけ、何か懐かしい感じがする。六本木峠で丸川峠への道を分け、梅ノ木尾根にかかるとブナの道に入る。ここも快適な遊歩道だ。
柳沢峠でトイレ休憩をとり、三窪高原に向かう。尾根の南面を巻いて尾根を登りきればヤマツツジが多くなり三角点のある柳沢ノ頭に達する。
ここから北に下りると休憩所があり、その脇にわずかなレンゲツツジが金網で保護されている。ハンゼノ頭に登ってもレンゲツツジの花は見当たらず、ヤマツツジが目に付く。でもよく見ると低いところには花はない。いわゆる鹿害だ。三窪高原のレンゲツツジの群落も一部を除き消えてしまった感じだ。保護対策が後手に回ったのか、残念なことだ。
ハンゼノ頭はちょっとした広場で本来は絶好の展望台だが、周辺の山々を眺めるに留まった。間食休憩後、バスの時間を見て柳沢峠に引き返した。
思ったより天候が悪く、レンゲツツジの鹿害を目にしたが、鶏冠山の岩山と快適な広葉樹の道を歩く悪くない山行だったと思う。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する