御殿場口日帰りは辛かった富士山
- GPS
- 10:27
- 距離
- 15.9km
- 登り
- 2,282m
- 下り
- 2,287m
コースタイム
天候 | 晴れのち曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
新6合目以上で進入禁止となっているが行ける。 赤岩八号館より上、8合目付近から所々に雪渓が現れる。登山道も雪解けにより、小さな沢が何か所にもできていて、シーズン真っ最中の綺麗な登山道ではなくなっている。所々で雪に登山道が寸断され、雪の上に砂が掛かって小さな山を越える箇所がある。砂の下は結構固い雪質。 9合目付近で雪渓を2度越えないと上へは行けない。最初は小さな雪渓でそれを越えるとそこそこ大きな雪渓で30mくらいは越えなくてはならない。アイゼンが無くても渡れるが、あった方が無難と感じた。雪渓を越えると頂上はもうすぐだ。 下山路である大砂走りの上部はまだ雪渓になっているが、グリセードで楽しく滑れる。ガスっているとコースを見失いそうなので注意が必要。雪渓が終わると、ここも雪解けで小さな沢が地面をえぐって、とても快適な砂走りとは言えない。少し下ってようやく快適な砂走りとなる。 |
予約できる山小屋 |
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写真
感想
10年前に1泊2日で一度だけ登ったことのある御殿場口からの富士山。
今年は雪のあるうちに富士山に行きたいと思っていましたが、それも雪がほとんど融けてしまった今はできないので、御殿場口からの日帰りをすることにしました。
明日は山開きという今回。
朝は結構晴れていたのに、登りだすと雲がどこからともなくもくもくと湧きだす。これも毎回のこと。6合目付近では完全に雲の中に入ってしまった。雲の中に入ると涼しいではなく、少し肌寒い感じだ。動いていてこの体感温度なので、止まっていたらだいぶ寒いであろう。
7合目付近から雪が登山道にちらほら見え始め、8合目付近になると雪解け水で登山道はえぐられ非常に歩きにくい。また、雪が所々で道を遮り、それを乗り越えて進む個所が何箇所かある。シーズン真っ盛りにはこんな道も綺麗に整備されるのであろうか?だとすると、本当にそれをやって下さる方々には頭が下がる。それとも御殿場口は利用者も少ないしこのままなのか?
それにしてもこんな状態でもランナーはたくさんいて、軽快に早々と自分を抜いていく。凄すぎる・・・
7合目までなんとか標準タイムを短縮して来たが、8合目以上でガクッとペースが落ちた。亀のようなペースで、登っては立ち止まりといった感じになる。7合目で3000mだし、やっぱり酸素が薄いのか?完全にスタミナが切れた感じになってしまった。
9合目あたりで小さな雪渓を1つ超えるとその先に大きな雪渓が待ち構えていた。足跡はどうやらアイゼンは付けていないようだが、せっかく持ってきたしズルズル滑って体力を失うのも嫌なのでアイゼンを装着して登ることにした。6本歯なので傾斜がきついため付けていても登りにくい。この場所で何人かは頂上へは行かずに引き返していた。別の登山口から登ってきたであろう下山者も頂上から下りてきて引き返す人もいた。
ここを越えるともうすぐ頂上だが、ここからも苦しい。最後のパワーを振り絞ってやっと着いた。標準時間よりも少し早いくらいの到着時間だった。
時間にも体力的にも余裕がなく、剣ヶ峰は完全に行く気なし。すぐ隣の富士宮口頂上の雪に埋もれた鳥居の写真も撮りたかったが、それもパス。
おにぎり一つ食べて、記念写真を取って早々と下山となりました。
下山はもちろん大砂走り。ところが砂走りの始めからしばらくは雪渓になっていて、ちょっと驚き。雪を踏んでみると歩くこともできそうな雪質だし、斜度もそんなに大きくないのでグリセードで滑って下りることに。初めてやるグリセードだけどなんとかできました。けっこう楽しい。(斜度がきついと怖いかも)
雪渓の終端部からは雪解け水で大砂走りは完全にえぐられ、非常に歩き難い。ガスっていると道を見失うかもしれないので注意が必要だ。
しばらくしてからようやく快適な砂走りとなり、雲を突っ切って駐車場まで下りた。
今回の富士山はきつかった。御殿場口の日帰りはきついとは思っていたが、ここまできついとは思っていなかった。GPSのLogから距離を見てみると、大倉から丹沢山往復の方が距離が長いのだが、富士山の方が標高差があるためか、体力不足を思い切り感じさせられた。ここで鍛えるのも良いと感じたが、ちょっと・・・
しばらくは御殿場口富士山はごめんかな。
毎年夏山開始のトレーニングとして使っている富士山、今年はきつかった〜。
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