マッターホルン ガイド付き(スイス・matterhorn 4478m)
- GPS
- 32:00
- 距離
- 10.3km
- 登り
- 2,179m
- 下り
- 2,176m
コースタイム
- 山行
- 1:45
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 1:45
- 山行
- 9:10
- 休憩
- 1:20
- 合計
- 10:30
ガイドの調子が悪かったせいで、結構スローペースです。
ガイドはずっと咳き込んでいて、終いには山頂で吐いていました。
「毎日マッターホルンに登っているから調子が悪い」と言い訳していましたが…
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
|
コース状況/ 危険箇所等 |
全般的に「前穂高岳+妙義山上級コース」といったところ。 マークは無いに等しいのでガイドレスの場合はルートファインディングが難しい。 |
写真
装備
個人装備 |
ヘルメット
ヘッドランプ
アイゼン
ピッケル
ハーネス
暑すぎない残雪期登山用の登山服
コンパクトカメラ
飲料水(1ℓ程度)
|
---|
感想
憧れのマッターホルンに、もちろんガイド付きで登ってきました。
スイスへの出立の1週間前に富士山。
ツェルマット到着の翌日にテスト登山のPollux(4092m)、その2日後に個人でオーバーロートホルン(3414m)、その翌日に個人でブライトホルン(4164m)、そして本番のマッターホルンへ、という流れでした。
高度順応が上手くいき、体調面は全く問題ありませんでした。
ガイドのペテルさんはマッターホルン登頂80回を越えるベテランで、結構なお歳のようです。歳を聞いても答えてくれませんでした。
現地ガイド付き、現地以外ガイド付き、ガイドレスの順番でスタートします。
最初の壁が渋滞するのでなるべく先頭でスタートしたかったのですが、ペテルさんは最初から現地ガイド組みの最後尾へ。
その理由は自身の調子が悪いから…と後で分かりました。
まあ、とにかくペースが遅い。ずっと咳き込んでいるし。
こちらは1歩で登れるような段差も2歩を使って登る始末…
後続者にがんがん抜かされていきました。まあ気にしないで行きましょう。
4000mに位置するソルベイ小屋到着時点で日は上がり明るくなっていました。
結果的に小屋から先が本当の登りの始まりだと思いました。
ここまででバテているようでは登頂は厳しいでしょう。
単純に体力勝負の登りが続きます。
強風時には恐怖を感じるような場所も通過します。
岩の急登の開始点でアイゼンを装着し、暫く登ると雪上の登りが始まります。
ここでは登頂者がどんどん下山してきたのですれ違いに難儀しました。
淡々と登って山頂に到着!
素晴らしい景色が広がっていました。
写真撮影もそこそこにエネルギー補給をして「時間がないからいくぞ」と言われて下山体制に。時間が無いのはあなたのせいでは…と言いたいところですが、そこはガマン。
下りは自分が先頭を歩きます。
かなり急なところはシングルロープによる懸垂下降でガンガン下ります。
他の人がロープで下りているようなところの多くをロープを使わずに下りました。もちろん使わない方が圧倒的に早く下りられます。
ここらへんは登山者のスキルで判断するのでしょう。
ルートファインディングはやや難しいと思いました。
こっちだろうと思っていると、正反対の方向を指示されることが何回かありました。
ガイドは山頂で吐いて楽になったのか、下りはまあまあのペースで下りられたと思います。
無事、ヘルンリヒュッテに戻り登頂証明証を戴きました。
その後、徒歩でツェルマットまで下りる予定でしたが、目に砂?ゴミ?が入ってしまい全然取れず視界が非常に悪い状態に。大事を取ってシュヴァルツゼーからロープウェイで下りました。
ただ、シュヴァルツゼーまでも結構遠かったので、歩いて下りてしまってもよかったかなと少し後悔しました。
挑戦する前は登れるかどうか一抹の不安もありましたが、いざ取り付いてみるとその不安もすぐに消え、行けそうだと感じました。終わってみて振り返ると、単純に体力勝負だなと思いました。もちろんガイド付き登山に限った話ではありますが。
ガイドレスで登頂を果たした方々は本当に凄いと思います。
何にせよ、無事に人生の大きな宝物を手に入れて帰国できたことは本当に良かったです。素晴らしい経験になりました。
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