マッターホルン
- GPS
- 26:59
- 距離
- 10.8km
- 登り
- 1,966m
- 下り
- 1,981m
コースタイム
- 山行
- 9:26
- 休憩
- 1:06
- 合計
- 10:32
過去天気図(気象庁) | 2023年08月の天気図 |
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アクセス |
写真
感想
2023.8.21
スイス🇨🇭マッターホルン4478m⛰️
絶好の天候でアタック
無事登頂出来ました😆
前日にヘルンリ小屋に入ると
宿泊客はガイドと、
この日を心待ちにしていた
登山客ばかり。。
同室の人と前夜に少し話してみても
緊張が伝わってくる。
マッターホルンは本当の一発勝負😅
天候や体調などの条件が合わないと
また来年とかになる。。
今回はモンブランに加えて
マッターホルンも一度の遠征で登頂出来て
ラッキーとしか言えない。
2回トライして
1回登れたら良い方。
3回4回トライしてる人もいる。
モンブランとマッターを1回目で登頂は
確率的には25%ぐらいなのかなと思う。
ガイドさんや同行者のみなさんにも
後押ししてもらった感じです。
ホントに感謝です。。
朝4:20スタート
まるで登山競争のような雰囲気😅
速いガイドが先頭に並ぶルールらしい。
空気がどんどん薄くなって
ゼーゼーいいながら、
とにかく脚を動かす。
途中で脚攣りかけて脚を殴りながら登る💦
途中でアイゼン付けて
岩と氷の急斜面を
固定ロープを頼りに登ってると
今度は腕がパンプしてくる😅
先行して下山してくる登山者が
励ましてくれる。こういうのが嬉しい。
お昼ごろ無事登頂〜✨
私は幸せものですね。家族にも感謝。
以下、日記
2023.8.20ヘルンリ小屋へ
ホテルの朝食を食べながら近藤さんと打ち合わせ。明後日にマッターホルンへ登るお客さんも一緒。マッターホルンテストがノーグッドだったMさんは結局今日私と一緒にヘルンリ小屋まで登って景色を楽しんでからピストンすることに。10時ごろにホテルを出てロープウェイでシュワルツジーへ。そこから2時間ぐらい登ってヘルンリ小屋に13時ごろ到着。昼食にボロネーゼを食べて14時にはMさん下山開始。私はチェックインして明日の岩場の取り付きを下見。最初は垂壁だがクリップやロープがあって問題はなさそう。小屋に戻るとブライトホルンでガイドしてくれたステファンと再会。昨日はリラックス出来たか?明日は天気がいいから楽しめと言ってくれた。午後6時に明日のガイドのアルベルトと打ち合わせ。スペイン出身の30代ぐらいの長身のガイド。朝食は4時で4時20分に出発するとのこと。ピッケルやストックは不用。アウターのパンツも不用とのこと。水分は1.5リットル必要。クランポンとヘルメット、行動食と薄手の手袋を2つ持っていくように。ブライトホルンのハーフトラバースルートを5時間で歩いたというと、ノーマルスピードでいけば、登り4時間下り4時間で行ける。彼は今日もマッターホルンに登っていてコンディションは良い。雪稜は200m程度。明日は風も穏やかで暑いだろうとのことだった。朝食はハーネスまでつけて。
2023.8.21 マッターホルン
朝4時朝食後4:20にスタート。朝食はシリアルやパンとハムチーズ。ハーネスつけたまま。
スタート時刻になるとレセプション後ろの扉にみんな並びだす。この時にはショートロープでガイドと繋がれてる。前からスイスガイド後ろになるほど遠い国のガイドになるらしい。ヘッデンつけて歩き出す。階段でもうしんどい。ここ標高3200m。取り付きの垂壁で少し行列。登ってみるとホールド少し遠めで外国人仕様。スピードは速くないように感じるけど酸素が薄くて息が切れる。前の組に少し置いて行かれて後ろの組に抜かされる。これ登山競争なん?クライミング要素もあるけど岩場の歩き結構ある。やたら長い岩場の激登りを延々と進む。汗が吹き出してくる。途中で薄手の防寒着を脱ぐか?とアルベルトが聞いてくれたので立ち止まって脱ぐがハーネスつけてるので時間かかる。この時に5組ぐらい抜かれたと思う。再スタート後体温下がって、ペースにも慣れてくる。クライミングでは要は焦らずゆっくり動くことが大事。リズムも分かってきて少し息も楽になってくる。明るくなってきて周りをみるとすごく絶景だがスマホを取り出して撮る余裕ない。リッジラインに入って高度感ある感じになってくる。2時間経過してソルベイ小屋の到着。少し進んだところで休憩。再度防寒着を着た方がいいとアルベルトが言うので着る。しばらくすると風が強くなって体感温度急低下。ちょうどいい。しばらく進むとアイゼン付けてとアルベルトが言う。まだ雪無いけどとか思いながら進むと岩と氷のミックスクライミングになってきた。しかも急勾配。太い固定ロープが張ってあるのでしがみついて登るがそのうち腕がパンプしてくる。やばいと思って足場をしっかり探して立ち上がりながら登ると遅いけど着実に進む。そのうち垂壁やらオーバーハング気味のゾーンもあって、これはアルパインやクライミングやってないと面食らう。総合力試されてる感じ。そのうち先行してた組が下山ですれ違う。頑張って〜と日本語で励ましてくれる人もいて嬉しかった。スタートから3時間半ほどでスイス側の頂上に登頂。アルベルトとハイタッチ。その後、イタリヤサイドの十字架がある頂上にも連れて行ってくれた。写真を撮ってスイス頂上に戻って休憩していると、ブライトホルンでガイドしてくれたステファンが登頂おめでとうと声をかけてくれた。そして下山を開始すると激下りで大変。そのうちロアーダウンで降りるがロープ速度が早いので怖い。何度かコケそうになる。岩場に打ってある鉄杭に絡めて何度もロアーダウンするが慣れてくると楽なので楽しい。懸垂下降じゃ無いのでアルベルトは何度も急いで降りてくる。頭が下がる。アイゼンエリアを過ぎると今度は激下りの岩場。登りはいいけど下りは確かに大変。ここでも急なところは何度もロアーダウン。やたら長いし降りるほど気温が上がるので疲れてきてソルベイ小屋に戻った時はヘトヘトだった。昼食にペペロンチーノを食べて、アルベルトにお礼のチップと挨拶を済ませてシュワルツぜーまで歩いて下山。これも地味に疲れたけど、何度か観光客に頂上まで登ったのか?と聞かれていい気分になる。シュワルツゼーからはロープウェイ。ホテルに戻ってシャワーとビールと昼寝が最高やった。夕食はチューリッヒ駅近くのイタリアンへピザとステーキが美味かった。
2023.8.22
ツェルマット最終日は観光。朝からゴルナーグラットまで登山駅で向かいそこからトレッキングルートを下って、池に逆さまマッターホルンが映るリッフェルゼーへ。観光客がいっぱい。HISツアーで30名ぐらいの日本人もいてた。さらにリッフェルベルグ駅まで歩いてそこからツェルマットへ。お昼はチーズフォンデュ。ランチには重かったがマンゴーなどのフルーツのチーズかけが案外美味しかった。その後はパラグライダーでマッターホルンを空から眺めるアクティビティへ。タンデムで飛んでくれるインストラクターはノービーでスイス人。再度登山列車でリッフェルベルグまで登ってタンデムでテイクオフ。天気がいいのでサーマルウインドを何度も捕まえて3200mまで高度が上がってラッキーだった。ちょっと違う角度からマッターホルンが見れて嬉しかった。着地はなんとツェルマット駅の裏手の芝生の上。ツェルマットの街の上を飛ぶのも面白い体験だった。山岳博物館を見学した後は、最後のディナーで日本食レストラン妙高へ。天ぷら定食が体に染みる美味しさだった。
コメント
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私も20年前に登っていますが、雪の少なさにビックリてます。
ありがとうございます。
氷河もかなり縮小しているようですね。
ツェルマットの日本食レストランでは
パンデミック後も日本人は来てくれないと
嘆いてました。もう一度どうですか?
同じ53歳で共感し、コメントさせていただきました。
ツェルマットめっちゃ!夢のような世界ですよね。
自身も五年前に、何も見えないピーク踏んでいるので、コロナ明けからは、セブン狙います。
どうかこれからも各々それぞれのペースで、山旅を楽しみましょう。誰もの人生は一度きり、命は一つですから。
ありがとうございます。
同じ年齢でもそちらは相当な山歴ですね。
セブンとはさすがです。
憧れですが私には手が届かないと思います。
どうぞお気をつけて山を楽しんで下さい。
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