白毛門・朝日岳〜展望と花の稜線歩き


- GPS
- 14:31
- 距離
- 30.6km
- 登り
- 2,055m
- 下り
- 2,941m
コースタイム
白毛門 10:22→笠岳 11:19-34→朝日岳 12:55→水場付近 12:58-13:08→ジャンクションピーク 13:27→清水峠 14:41
※清水峠から別行動
清水峠 14:48→崩壊地15:00-07(進めず引き返す)→清水峠 15:15
清水峠 15:15→林道工事現場(H910m)16:36→国道交点(H730m)17:22→林道ゲート17:55→清水集落付近 18:03→スノーシェッド付近 18:23(sat4)
清水峠14:50-15:20七ツ小屋山15:30-16:10大源太山16:20-17:10北沢徒渉点-17:35旭原駐車場(hirok)
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 自家用車
自転車
自転車:旭原→岩原スキー場前駅 鉄道:岩原スキー場前駅 6:17→土合駅 6:38 |
コース状況/ 危険箇所等 |
清水峠からの十五里尾根(謙信尾根)は、清水峠の先で道が崩壊しています。ロープはありますが、崩壊がひどく、土も崩れやすい状態でした。ヤブこぎしてもっと上を通るか、ロープに体をあずけて腕の力で渡りきるか、チャレンジしてみましたが、危険を感じたので引き返しました。 このため、本谷におりるルート(旧清水街道と並行)を行きましたが、こちらも、 何度か徒渉する必要があり、水の量も多くながれも速いので、場合によってはわたれないかもしれません。 大源太山からの下りで、旭原駐車場近くに北沢の渡渉点が2回あります。 1回目(下りの場合)はロープに沿って進みます。 2回目は中間地点までロープ沿い、そこから岩伝いに左に折れます。 いずれも中間の岩が濡れていると難易度が高くなり、高齢者や女性の方が渡れるのか、?です。 |
写真
感想
(はじめに)
hirokさんと、袈裟丸山以来の山歩きです。上越国境周辺が天気がよさそうということで、馬蹄形の東側部分である、白毛門・朝日岳・清水峠・大源太山のルートに行くこととしました。コースタイムは12時間程度、歩けるか不安もありましたが、登りをゆっくりスタートすればなんとかなるかもしれないということで行きました。
(旭原〜土合駅)
車を大源太山の登山口である旭原にとめました。ここからは、hirokさんに借りた自転車で、岩原まで一気に下ります。そおいえば、自転車に乗るのは....2年ぶりくらいでしょうか。
岩原スキー場前駅からは、朝イチのJR上越線で土合駅に向かいます。電車の本数が少ないので注意が必要です。
(土合〜白毛門)
登山口からは急な登りが続きます。ひたすら尾根を登ります。白毛門までは1000m以上の標高差があります。しばらく展望がないので我慢しなければなりません。松の木沢の頭まで来ると、展望が開け、谷川岳をはじめとする馬蹄形の山々が良く見えるようになります。白毛門までの道が気持ちの良さそうな道で、テンションが上がります。
白毛門直下で、道迷いをしてヤブこぎをしましたが、なんとか白毛門に到着。でも、かなり疲れました。
(白毛門〜朝日岳〜清水峠)
白毛門からはいったん下って、笠ヶ岳に登り返します。鞍部のあたりはお花が豊富でした。ムラサキヤシオが咲き残っていたのには驚きました。また、山にはまだ雪渓も残っていました。青い空と雪渓はとても絵になります。
笠ヶ岳で昼食後、朝日岳に向かいます。ここからは、天空の散歩道という感じで、景色よし、花よし、の道が続きます。特に朝日岳直下は、ウスユキソウ、チングルマなどが咲き乱れていました。とても感動しました。
朝日岳を越えると、稜線が一変します。岩場ではなく、木道になり、池塘や雪田となりました。チングルマだけでなく、コザクラも咲いており、ショウジョウバカマやイワイチョウの咲き残りも見ることができました。
ジャンクションピークから急降下しますが、道の両側は、お花が咲き乱れています。ツマトリソウ、アカモノ、マイズルソウなど、見事としか言いようがありません。登山道の直ぐ横に咲いているので、踏まないように注意して歩きました。
(清水峠〜下山)
なんとか清水峠に到着しましたが、私が、このまま大源太経由で歩くと日没時間を越える可能性があります。このため、hirokさんは予定どおり大源太経由で旭原に下ってもらい、私は清水峠から清水集落に下りることとしました。 下山には十五里尾根(謙信尾根)で行くこととし、ここで分かれました。
しかし、清水峠からの十五里尾根(謙信尾根)は、清水峠の先で道が崩壊していました。ロープはありますが、崩壊がひどく、土も崩れやすい状態でした。ヤブこぎしてもっと上を通るか、ロープに体をあずけて腕の力で渡りきるか、チャレンジしてみましたが、危険を感じたので引き返しました。
このため、本谷におりるルート(旧清水街道と並行)を行きましたが、とにかく長いです。トラバースやつづら折となっており、なかなか標高が下がりません。また、何度か徒渉する必要があり、水の量も多くながれも速いので、渡るのに難儀しました。途中、誰ともすれ違わなかったので、本当に徒渉できるか、不安でなりませんでした。
工事現場からは、登山道ではなく、林道経由でいくこととしました。これなら徒渉の心配はないと思ったからです(でも実際は1箇所ありました)。林道ゲートまでは、とても長く、つらい道でした。
ゲートを越えると、清水集落でした。hirokさんに迎えに来て頂くこととしてましたが、とりあえず、行けるところまで歩いて下りることしました。スノーシェッドを越えたあたりで、さすがに疲れて腰を下ろしていると、hirokさんが来てくれました。本当に、命拾いをしたような気がしました。
(終わりに)
温泉は湯沢の元湯、夕食は「しんばし」でへぎ蕎麦を食べました。
標高差・距離ともに、たいへん大きく、きつかったですが、朝日岳は、眺望も花も、本当によい山でした。また、大標高差・長距離の場合の食事面、水、などについても、反省することが多く、hirokさんのアドバイスも頂きました。今後の山行きにつなげていきたいと思います。
一日中、晴れたのは、良かった!
谷川山系、最高です。
6月1週の三国山〜平標山に引き続き今月2回目です。
梅雨の晴れ間に展望と花が映えて、堪能できました。
前回もですが、谷川山系に来ると、被写体が多すぎてカメラの電池が持ちません。
一方で、反省点の多い山行でもありました。
・まずは複数人で行くときのルート設定
・エスケープルートの事前調査不足
・車回収のためとは言え、別れて行動したことが良かったのか
など、反省が尽きませんでした。
清水集落近くでSat4さんと再会出来たときは、とにかくほっとしました。
コメント
この記録に関連する登山ルート
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何やら壮絶なハイクだったようですね
お疲れさまでした!
近郊の低山しか歩いていない私には想像すらできません
タイトルの通り キレイな花と素晴らしい展望の写真を堪能させていただきました
doppo634さん、こんばんは。
天気の読みと選んだ山域は良かったのですが、ちょっと計画がずさんでした。
朝日岳は前々から行きたかった山なのですが(前回は笠ヶ岳までで断念)、土合からのピストンは悲しいし、と欲張った結果がこのようになってしまいました
帰りの
doppo634さん、はじめまして
そもそも私の体力不足が原因です。普通に歩き通せれば問題なかったので。
今後は食料・水の計画を見直そうと思います。
それと、清水峠から先の道は、明瞭なのですが、人の歩いた形跡がとても薄く、本当に徒渉できるか、不安でなりませんでした。また、人が少ない山のルートは要注意だと思いました。
はじめての山域であり、距離感覚や時間感覚がずれていたというのもあると思います。
清水峠から下山のコースタイムが3〜4時間以上とは思ってもいませんでした(山と高原地図にはちゃんと書いてあるのですが)。
hirokさんに、頼り切ってしまったのも反省材料です。
でも、朝日岳はとても良い山でした。展望も花も。谷川地域の山の魅力にとりつかれそうです。
それでは。
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