谷川岳一ノ倉沢烏帽子沢奥壁南稜
- GPS
- --:--
- 距離
- 7.3km
- 登り
- 1,189m
- 下り
- 1,187m
コースタイム
天候 | 晴れ 26℃ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
雪渓をつたってテールリッジまでいける。この日の登攀中気温があがり轟音をたてて雪渓が崩壊していた。 南稜終了点から国境稜線まではロープをつかわずにいったが5ルンゼの頭への登りはじめの部分では傾斜がたっているのでロープがほしい。 下山は今回トマノ耳からの厳剛新道をつかったがとてつもなくつらかった。 あの登山道を登りで頂上めざすのもそうとうしんどいと思う。 |
写真
感想
谷川岳一ノ倉沢烏帽子沢奥壁南稜。ながい名前だ。この通称谷川南稜は実は3度目、過去に二度雨により退却している。
今回も事前の天気予報は最悪だったが最強の晴れ男ohkawa氏のおかげで見事快晴、暑すぎるくらいだった。
6月一杯は車で一ノ倉の駐車場までいけるので、そこで小宴会後車中泊。
翌日6時半にスタート。
アプローチはまだ十分雪渓がのこっているがこの日の高温のせいでときおり遠方から雪渓崩壊の轟音がきこえた。テールリッジから先は濡れている場所もなく問題なく進む。
南稜テラスで用意をととのえ終わるのに1時間半くらいか。本日はわれわれ1パーティーのみ。
以下オンサイトのかたは割愛ください。
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1p目 リードohkawa
チムニーをぬけるまでが1p。チムニーはバック&フットのようなムーブにはならないのでザックを背負ったままで十分。
2p目 リードcapp
右上ぎみにバンド状にあがり左にトラバースして凹角状をのぼる。凹角部は少々もろいか。
3p目 コンテ
草付の歩き。ロープ不要
4p目 リードcapp
短いフェースをのぼりハングの横を通り過ぎた側壁でピッチをきった。もう少しさきまでいってもよかった。
5p目 リードohkawa
初めて南稜にきたさい、ルートをそれてしまったポイント。今回は慎重にさぐる。
一度リッジにでずにそのまま4p目のビレイ点から側壁をすすむのが正解か。
6P目。リードcapp
やっと馬の背リッジへあがれるポイントをみつけてあがる。ともかくきもちいい高度感。傾斜の立ったカンテ状手前で切ってしまったがこのカンテをこえればすぐに安定したビレイ点があった。
7p目 リードohkawa
核心ピッチだが一番岩が固く安定しているのでむしろ一番怖くなく楽しく登れるピッチだ。フェースをぬけるとテラスがあり南稜終了。
抜け
しばらくはルンゼ状の草付の踏み跡を追う。ロープを出すほどではないが、草をホールドにしての乗越しがつづく感じ。
烏帽子岩、懸垂岩のを左から巻いて尾根状の藪にはいる。ときおり顔の高さくらいの藪があらわれ手ごわい。踏み跡は明瞭なので迷うことはないと思う。
5ルンゼの頭への登りの最初の数メートルは傾斜がたつがホールドがもろくちょっと怖い。われわれはつかわなかったがロープを出すのが無難か。(ただ残置はすくない)。最後国境稜線直下からはなかなかの激藪、ひたすな漕ぐのみ。
下山
今回、なんとなく谷川岳頂上をふんで厳剛新道から下山してみたが。とにかくハードだった。岩だらけで走ることもできない。一般道ではかなりつらい部類にはいるのではないでしょうか?個人的には北アの笠新道に匹敵するハードさに感じた。
行動時間10時間超。快晴のなか快心の冒険ができた、やっと南稜登れたうれし。
装備
基本装備。ヌンチャクは10本ほど。カムも数本もっていったがリスやクラックがすくなくあまり有効性をかんじなかった。
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