絵馬小屋谷
- GPS
- 09:15
- 距離
- 8.3km
- 登り
- 1,180m
- 下り
- 1,186m
コースタイム
- 山行
- 8:31
- 休憩
- 0:45
- 合計
- 9:16
天候 | 曇時々小雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
その他周辺情報 | スメール700円。65歳以上は500円。 |
写真
装備
共同装備 |
8.1mm40m
|
---|---|
備考 | ロープは30mでも足りた。 |
感想
※遡行図後日up
●なんでココなん?
この土日はhayappe2さんのチーフリーダーデビューの沢登り。当初、往古川真砂谷の谷中一泊で予定してたが、gpvで土曜夕方から日曜にかけて雨っぽいシミュレーション結果が出てきた。なので、gpvで降らないところ、、、を探して、信州の高瀬川か中房温泉近くの谷中一泊にスイッチ。が、それからしばらくして、信州の予報も悪くなり、最終的に蓮の土曜日帰りがよさげやん、となり、俺からは風折谷、千石谷、絵馬小屋谷の3つを候補に挙げ、その中でチーフリーダーが「名前がイイから。」という理由で絵馬小屋谷に決まった。
●9/28(土)
・am3:20〜7:28
3:20起床。家にプリンタが無いのでセブンで印刷しに寄るが財布を忘れてて家に戻る。セブンで印刷後、ガソリン給油して出発したのが3:58。名古屋南から伊勢湾岸道に乗り、東名阪→伊勢道→と通って勢和多気ICから下道。眠気に耐えられなくなり、道の駅 飯高で15分だけ仮眠。15分遅れで待ち合わせの蓮ダム堰堤着。蓮川の絵馬小屋谷出合に2台とめ、hayappe2さんの車1台に3人のって、野江股谷出合いの林道終点まで行った。用意して7:28出発。
・7:28〜8:27
この谷に来るのは3回目か4回目か、なのだが、水量は今までで2番目くらいの多さ。hayappe2さんは、薄手ネオプレーンの長ズボンを履いてきてたが、溯行の足取りは、いつもと違い、水に浸かるのをなるべく避けてるように見えた。8:27、五ヶ所滝ゴルジュ入り口のCS滝の滝壺着。
・8:27〜9:45
俺は、去年1回と今年1回、このCS滝の右岸側の隙間から登るのにトライしてるが、全く歯が立たず、水面から身体が出たかなぁゆうぐらいのところで終わっていた。で、左岸から大巻きしたことはあるので、今回いくなら直登か右岸巻き、とhayappe2さんに お願いしていた。hayappe2さん、色々ルートを考えてるようやったが心は定まっていない様子。4〜5回、「直登トライしますか?」と訊いて、よーやっと「いってみます」とトライ。荷揚げと その後の登りの段取りを話すが、hayappe2さん、憶えてなさげ。「とりあえず、上あがったら荷揚げしましょう」ってことで、空身でhayappe2さん飛び込む。すぐにピシャっとリッジに取りつき、リッジの右岸側の面にレイバックを決め、あっという間に上まで抜けてしまった。この間、3分弱。じっくり撮影する暇なんてなかったが、とりあえずパシャパシャとった。
その後、3人分の荷揚げをし、次は、JPNAMUさんのフォロー。かなり苦労してはった。4、5回、ズリ落ちていた。アセンダーを使ってることもあり、水に浸かってる状態でテンションかかるとヤバいなと思ってた。途中、諦めかけてるようにも見えたが、しばらくしてロープ登高に切り替え、そこからはわりとスムーズに上がっていきはった。トライから登りきるまで25分。よく体力がもったな、と思う。
hayappe2さんやJPNAMUさんの登りを観察できたのはいいけど、かなり不安感が増していた。
で、トライ。リッジにとりついてから、水面上に身体を上げるのからして、かなり苦労した。ロープに引っ張られる方向も あまりよくなくて、ここで4回は落ちたと思う。具体的にどうしたのか憶えてないが、なんとか足が水面より上のスタンスに置くことが出来た。その後、hayappe2さんのレイバックをまねて身体をひきあげようとするが、その頃には もう手の力もなくなってきていて、どうにもならない。で、JPNAMUさんのようにロープ登高をすることにした。ロールンロックはザックに入れてしまってたので手元にない。クレイムハイストを二つ作って、一つはハーネス、一つは片足にかけて、身体をずりあげるが、クレイムハイストを上にズラしたり、他いろいろ苦労してなかなか上がれない。それでもなんとか上がって、一段上の広めの隙間のところに両足が乗せられたので、そこからビレイを再開してもらう。その後、上のほうの隙間に手がひっかかるところがあり、まぁなんとか登れた。飛び込んでから登りきるまで15分弱かかった。
まぁともかく、hayappe2さんの身体能力の高さを見せつけられた滝の登りとなった。
興味あるかたは以下の登り動画をば。↓
・9:45〜10:42
CS滝は、落ち口から観察すると、水量にもよると思うが、その上の岩がくりぬかれたように抉れたよう形状の滝から続いて水が落下していってる。すごい光景やった。そこは右岸側から簡単に巻く。その上も深そうな滝壺と滝が数個つづいていて、凄いゴルジュや。このゴルジュを ずっと水に浸かりながらキャニオニングしても楽しいかもしれない。向こう岸の左岸を見ると、去年、俺の他、初心者含めた女子三人と一緒に来た時に、左岸巻きの途中にゴルジュを上から覗き込んだ平らな場所が見えた。あぁ、あの時は、「ゴルジュの上のほうしか見えへんなぁ」って思ってたけど、実は、F1の上部ぐらいから全部が見えていたのだった。それにしても傾斜のきついゴルジュやなぁ。ゴルジュF1の落ち口付近から分れる右岸支流の高い滝のある枝谷も水量多めの時に行ってみたら楽しいのかもしれない。
このゴルジュの滝群は、右岸側の杣道のようなところから簡単に巻いてしまって、川原になったところに出る。そこで休憩後、しばらくは癒し渓堪能タイム。10:42に12m滝の下に着く。
・10:42〜12:15
12m滝を左右どちらから巻くか。hayappe2さんとJPNAMUさんは左岸側の巻きルートを探っていたが、「ロープが要りそう」と。俺は下から見上げた感じ、特に上のほうが、右岸側のほうが楽そうに見えたので、そちらに取りついてみたら、ずっとロープなしでも行けそうなので、二人にも右岸側に来てもらって、巻いた。12m滝の一つ上の3m滝も一緒に巻いて、簡単に川床に降りれた。
しばらく癒し渓の後、20m滝。これは下流側に少し戻って、左岸支流を高度にして10m弱あがってから その枝谷の右岸斜面の斜度ゆるめのところを上がり、コル状のところを詰め上がって、そこから反対側のルンゼを降りると20m滝の落ち口にでた。最初、見た感じ、距離的に20m滝を越えてないようにも思えたが、景色の様子から判断して降りてみると 落ち口に出たのでヨカッタ。これは15分の巻き。
その後、雨の心配もあったので、「もう この先、滝はないんちゃう?右又に入って登山道区間を短くしよう!」という案も出ていたが、JPNAMUさんだけが実は遡行図を見ていて、「この先 滝があるかないか、ゆーていいっすか?ある。」との ご託宣があり、遡行続行。で、40m滝に出くわす。本流溯行つづけてヨカッタっす。JPNAMUさんオオキニ。
・12:15〜13:30
滝下で10分休憩後、40m滝の巻きを開始。hayappe2さんとJPNAMUさんは、右岸支流から回り込んで巻くのが簡単そうとおっしゃってたが、ワタイの我がままを聞いてもらって、左岸側の岩壁の間に位置する、立ち木のある急なリッジ状のところから取りつかせてもらう。最初フリーで高さ25mほど稼いだ。で、そこから先、トラバース部が切れ落ちてて嫌らしいし、その後も嫌らしそうなのでビレイして、1P目10mほど、hayappe2さんリード。かなり大股開きで登ってるところが見えて、JPNAMUさんと二人で「あそこ登るのは俺らは無理やなぁ」と言っていた。10mちょいロープが伸び、一段バンドを上がったところから「右に行こうと思います」とhayappe2さんから言われるが、落ち口から離れてしまうし、ロープの流れも悪くなるし、で、そこで一旦ピッチを切ってもらう。
JPNAMUさんはアセンダーでも やはり登るの苦労していて、一回ズリ落ちていた。で、2P目はツルベで俺が落ち口方向めがけて斜上トラバース。ロープが無いと怖いと思うが、まぁそんなに難しくはない。モンキークライムまじえて、だましだまし登って、斜度が緩くなったところでピッチを切ってもよかったが、もうしばらく引きずってって、落ち口まで3mほどのところの大木でピッチを切った。巻き終えるまでの時間はトータル65分やった。
・13:30〜14:08
そっから先は、斜瀑の連瀑が続いた後、二又で右又は水が無い。hayappe2さんは「水の流れてる左又に行きたい」と言っていたが、またまたワガママを聞いてもろて、というか、下山時刻がこれ以上おそくなるのを避けたかったので、白倉山方面を目指さず、登山道区間を短くするために右又に入る。水を汲んでから登り始めた。30分もかからずに稜線の登山道に出た。
・14:08〜16:46
ナンノ木平までの区間はあまり整備されてないのか、数区間、道がどこなのか分りにくい箇所があった。2〜3回は道を外した。が、基本は稜線なので、わりとすぐテープが見つかり復帰できた。鉈を持っていって整備してもよかったのかもしれない。今度行ってみるかな?!
ナンノ木平から先は迷うこともなく降りれた。hayappe2さんJPNAMUさん若干バテ気味で途中、何回か休憩をしながら降りた。
植林では だいぶ暗くなってきていたが、ヘッドランプを使うほどではなく、なんとか明るい内に駐車地に戻れた。
●その後
皆でスメール温泉で浸かってバイバイ。往きはだいぶ高速代をつこてしもたんで、帰りは下道で。と、でも腹が減って、四日市で いきなりステーキに入ってしまう。
また、みえ川越から名古屋南は伊勢湾岸道に乗った。900円ちょいやったんで往きよりは節約できた。
帰宅後、アメダスなど天気をチェックすると、、、長野、泊まりで行けたやんっ!
まぁ楽しかったし、日曜に色々とたまってる用事が出来るから エエとしょうかーーー。くそーー。
チーフリーダー、色々ありがとうございました。チーフリーダー稼業の感想を また聞かせて下さいw
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