利尻山【鴛泊コース】+礼文観光
- GPS
- 08:13
- 距離
- 12.4km
- 登り
- 1,547m
- 下り
- 1,532m
コースタイム
04:20 北麓野営場 → 04:30 甘露泉水 04:35 → 05:35 第一見晴台 →
06:35 第二見晴台 → 06:55 長官山 → 07:35 九合目 → 08:25 利尻山北峰
復路:3時間45分
08:48 利尻山北峰 → 09:35 九合目 09:40 → 10:10 長官山 →
10:28 第二見晴台 → 11:08 第一見晴台 11:15 → 12:33 北麓野営場
天候 | 7月12日(木):かなりの強風を伴う雨 7月13日(金):とんでもなく暴風および雨 7月14日(土):晴のち曇り 7月15日(日):快晴 |
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過去天気図(気象庁) | 2012年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
船 飛行機
自宅 =(車)= 民間駐車場 =(送迎)= 中部国際空港 10:55 中部国際空港 =(ANA395)= 12:55 稚内空港 13:05 稚内空港 =(宗谷バス)= 13:40 稚内FT 15:25 稚内FT =(フェリー)= 17:20 礼文・香深FT ◆7月13日(金) 礼文島散策ののち利尻島へ 08:30 香深FT =(定期観光バスB)= 12:10 香深FT(江戸屋山道散策は雨のためDS) 16:10 香深FT =(フェリー)= 16:50 利尻・鴛泊FT ◆7月14日(土) 利尻山登山 ◆7月15日(日) 利尻島から稚内経由 中部国際空港へ 08:40 利尻・鴛泊FT =(フェリー)= 10:20 稚内FT 12:20 稚内駅前BT =(宗谷バス)= 12:50 稚内空港 13:30 稚内空港 =(ANA396)= 15:35 中部国際空港 中部国際空港 =(送迎)= 民間駐車場 =(車)= 自宅 |
コース状況/ 危険箇所等 |
◆利尻山登山のルール 1.携帯トイレを使う。 2.ストックにキャップをつける。 3.植物の上に座らない、踏込まない。 ◆登山ポスト: 下山届付き用紙、鉛筆、北麓野営場にあり。 ◆道の状況: 前日までの雨でぬかるんでいるところもあったが概ね歩きやすい。 九合目より少し上で道がザレていて滑りやすい。 ◆下山後の温泉 利尻富士温泉 大人500円 ◆稚内フェリーターミナル 2Fのレストランは2012年2月29日をもって閉店。 ◆鴛泊フェリーターミナル 現在改装のためプレハブにて営業中。2013年3月完成予定。 |
写真
感想
今回は雨のお陰で計画を大幅に変更した。
nzchchさんの4連休。当初、南アルプス縦走を考えていたが、何やらどうも天候が怪しい。
雨なのに縦走なんてしたくない。
変更だ!変更っ!
何とか4連休を有効活用したいと思って考えついたのが北海道。
利尻・礼文は季節的にも丁度いい時期。一週間前になってマイルを使ってフライト予約!
ところが巨大低気圧が日本海からやってきて、晴れ予報だった日程がどんどん雨マークに。
変更だ!変更っ!
利尻 → 礼文の予定を、逆の礼文 → 利尻に。テント泊もやめて、大急ぎで宿泊予約。
「せめて登山日だけでも晴れてほしい」と祈るような気持ちで北海道に向かった。
飛行機は雲の上を飛んでいるから晴れている訳ですが、
稚内空港に着陸した時にはしっかり雨。しかもかなりの風。
すぐさまバスに乗り込んで稚内フェリーターミナルへ行ったものの
2Fのレストランは今年の2月に閉店となっており、昼食の予定がXXX…
仕方なく1Fのコンビニでパンなどを購入する。
礼文島直行便はツアー客なども多く、2等客室は混み混み。
しかし隣に座った一人旅の男性の方が国内外かなり旅しておられるようで、
いろんな写真(アイガーとか!)を見せてもらっているうちに、あっという間に礼文島へ着いた。
宿はソフトクリームでも有名な「さざなみ」。
礼文の宿泊案内所経由で予約をしたので5%OFFのハンコを貰いにインフォメーションへ行ったら
宿の方が車で迎えに来ていただけるとのこと。本来なら歩いてでも行ける距離だけど
フェリーの桟橋で危うく飛ばされそうになるほどの雨風だったので大変助かりました。
天気さえよければ、うすゆきの湯にでも行くところですが本日はこれにて終了。
宿の夕食をいただいて就寝。
2日目、礼文島。本日も暴風雨。
礼文岳登山コースと桃岩展望台コースを歩きたかったが、辛い思い出が残りそうなので今回はパス。
宿のおかみさんに「今日はどうするの?」と聞かれ、
「雨でも出来ることはないですか?」と聞き返したところ、8:30に出発する定期観光バスがあるとのこと。
身支度を整え、急いでチェックアウト!宿が香深でよかった。
そんなこんなでハイカー改め観光客。宗谷バス運行の定期観光バスBコース。
香深FT〜桃岩展望台〜桃台猫台〜澄海岬〜江戸屋山道散策〜スコトン岬〜香深FTを巡ります。お一人様3900円。
最初、桃岩展望台を散策した頃は雨も冷たく、小さい子供などは火がついたように泣いていましたが、
次第に雨(だけ)は弱まり、行く先々で霧が晴れてくれました。
江戸屋山道は風雨のため行けませんでしたが、バスの中からですがレブンウスユキソウも見ることが出来たし、
バスガイドさんの楽しいおしゃべりは久々の観光気分を盛り上げてくれて新鮮でした。
レンタカーを借りるという手もありましたが、短い時間で礼文島を知ることが出来、観光バスでよかったと思いました。
お昼は酒壺で念願のうに丼。サイズが選べてちょうどいい。
うにが大きい!うにが甘い!バフンウニ最高!
このお店だと、礼文の観光パンフや観光バスのチケットの裏に割引券がついてます。
再びフェリーターミナルへ戻り、今度は2Fの武ちゃん寿司へ。
ホッケのチャンチャン焼きが食べたかったのだがここにはない。
仕方がないのでホッケの開きを食べながら、サハリンビールをいただく。
黒ビールを選んだが、結構好みの味だった。
礼文を後にしていよいよ利尻島へ。
私たちは鴛泊行きですが、前日もこの日も、沓形行きは高波のため鴛泊港への入港になっていました。
波の高さは3m。前方に乗ったせいか船は結構揺れました。5mだと欠航だそうです。
鴛泊FT到着。雨は少しマシなようですが、こちらも風が強い。
今日も宿の送迎があって大助かりです。
利尻では13日・14日の2泊ですが、海の日の3連休にかかるため、14日はどこの宿も満室です。
11日に問い合わせたら、宿泊業組合からは最初断られかけました。
素泊まりとはいえ、お宿マルゼンを紹介していただかなければ雨が降ろうが槍が降ろうがテント泊になるところでした。
しかもこの宿、早朝4時から北麓登山口へ送迎してくれるし、下山後も迎えに来てくれる。
1泊4500円とコストパフォーマンスに優れ、おかみさんも本当に親切な方でした。
ちなみに息子さんはガイドもしているマルゼンペンション レラモシリのオーナーです。
他には素泊まりだと、お泊まりサンキューという1泊3900円の宿があります。
素泊まりなので7分ほど歩いてセイコーマートへ。ここで食料とビールを調達(宿に冷蔵庫あり)。
隣はホームセンターサニータウン。PRIMUSのガスカートリッジ500Tが680円で売っていました。
3日目。前段が長引きましたが、いよいよ山行記録です。
朝4時に宿出発。私たちのほかにもう一組のご夫婦も一緒に登山口へ送迎してもらいます。
こちらのご夫婦、テキパキしていて準備も早い。登山口へついたらすぐさまスタートされました。
今日のフェリーで帰るそうで、時間との戦いもあるようです。
私たちは〜、写真を撮ったり〜、トイレに行き直したり〜、登山届を書いたり〜、で4:20スタート。
緩やかな散策道を進み、甘露泉水で水を汲み、乙女橋を渡って登山道へ突入。歩きやすい道です。
早朝なので4合目、5合目では休憩をとって朝食を食べるパーティーも多く、
どんどん抜いていくと静かな山歩きになりました。
第一見晴台では「ああ本当に晴れてよかった」と思わせる爽やかな青空。
しかし下界はガスが出ています。暑く感じるのはあのガスのせいでしょうか?
林道歩きは湿度がない割に気温が高く感じ、ひらけて風が吹くとかなり肌寒く感じました。
利尻山には普通のトイレはありません。最初の携帯トイレブースを過ぎると再びダケカンバの林。
せっかく眺望がよかったのに景色は再びお預け。
nzchchさん、横に張り出した低木に何度も頭を打ち付けて痛そうです。かなり怒っています。
コンパクトな私は全く問題ありませんでした、往路は。
7合目、胸突き八丁。「いよいよ過酷な登りなのか?」と思いきや、そうでもない。
心の準備が出来ているせい?あれよあれよで第二見晴台到着。長官山がすぐそこです。
お花たちは第二見晴台を過ぎたあたりから、多く見られるようになってきました。
これでますますテンションが高まります。
さらに8合目の長官山からは利尻山が見える。少し笠雲がかかっているものの…いいぞ!晴れてる!今のうち!
避難小屋まで少し下る登山道の感じがまた、いい。
9合目から少し上は火山礫でザレていて、ズルズル滑って歩きにくい。
うまく修復してある部分もあるが、このままどんどん土が流出してしまうのではないかと不安になる部分も。
むやみやたらにストックを突いたりせず、上手に登るように心掛けたい。
8:25山頂到着。絶景です。
晴れ渡る青空のもと、エゾツツジ・イワギキョウ・イブキトラノオなどのお花畑が広がっている。
東側の斜面はボタンキンバイのお花畑のようです。
山頂の風は結構冷たく、慌てて一枚重ね着しました。
しばらく景色を堪能している間に、フワフワと薄いベールのような雲が立ちこめてきました。
う〜ん、これまた幻想的。
さて下山。9合目あたりまで下りた頃から登りの登山者に会うようになりました。
結構登ってきます。
長官山まで下りて振り返ると、利尻の山頂は、もうすっかりガスで覆われてしまっていました。
途中、登山道で木の実を食べているシマリスを発見。
このかわいいヤツをカメラに収めようと、かなりの時間立ち止まっていた (^_^)
下りが苦手な私たち。第一見晴台から5合目、4合目が結構長く感じて辛かった。
しかも往路では記憶にないぐらい、道がぬかるんでいて驚いた。
たくさんの人が歩くと、こんなに道が荒れてしまうんだね。
復路は、私も張り出した木の枝に気づかず、頭を打つこと2回。
往路でnzchchが怒っていた理由がようやく理解できました…これは痛かった。
12:33無事下山。利尻山、素晴らしい山でした。
最終日は朝いちのフェリーで帰ります。
これ以上にない晴天です。こんな天気の日に登れたらよかったのですが、
噂では300人ほどが登るようだし、暑そうだし、ま、昨日でよかったのかな、と。
この日も8時半頃には山頂に雲がかかり始めました。
やはり登山は早朝に限る!
フェリーに乗り込み利尻島を離れると、カモメたちがいつまでも追いかけてきて、
まるで去りがたい私たちの気持ちを分かっているかのようでした。
今回、礼文が全く歩けなかったので、いつかはリベンジしたいと思います。
3年前に九州は宮崎から車で北海道へ乗り込みました。
勿論!舞鶴から小樽までフェリーです。約20時間のクルーズは最高でした。利尻山は素晴らしいですね。お花畑で花の種類が豊富だったし食べ物も最高ですね。
利尻は中々天気が不安定と聞いていましたが、私の時もよかったです。今度は九州の山へ如何ですか?
こんばんは。
今月26,27日に利尻岳を予定しているので
とても参考になります。
当日は本当に晴れて良かったですね。
4日間のうち2日は大雨でしたが、
利尻山に照準を合わせた日程がバッチリ決まりました
九州もいいですね。
2年前に旅行で訪れた際、やまなみハイウェイの景色に感動しました。
百名山も多いですからそのうち遠征しなければと思っています。
これからもよろしくお願いします。
hyoin2007さんの利尻山も晴れるといいですね。
やっぱり山登りは天気でテンションありますものね。
利尻山は今がピークうにもピーク
ぜひ楽しんできてください。
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