磐梯山トレッキング(裏磐梯登山口in/out)
- GPS
- 07:36
- 距離
- 11.1km
- 登り
- 976m
- 下り
- 967m
コースタイム
- 山行
- 4:47
- 休憩
- 2:48
- 合計
- 7:35
天候 | 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
※裏磐梯スキー場駐車場付近にはトイレなし。車中泊するなら、裏磐梯高原駅バス停付近のがベター。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
危険箇所はないが、泥道が多く、ゲーター装着が望ましい。山頂部のみガレ場につき、転倒しないよう注意! |
その他周辺情報 | 帰路、郡山市の「のんびり温泉」(700円)にて |
写真
感想
当初、午前中晴れ予報、かつ登山道に10/12の台風19号影響が少ない蓼科山へ向かう予定でしたが、前夜時点で曇り予報に急変したため、終日晴れ予報の磐梯山へ行き先変更。急遽、台風19号影響を調べるも、裏磐梯登山口からならアクセス車道、登山道ともに影響ないことがわかり、麓の五色沼まで紅葉が降りてきていることへの期待も高まります。夜行バスと違い、とっさの行き先変更に対応できるのが、マイカー登山のよいところですね♪。
大宮で友人と合流し、ラグビーW杯の日本・南ア戦を聞きながら、友人の運転で一路福島へ。深夜1時前、裏磐梯高原駅バス停付近の、トイレがある無料駐車場に駐車し、そのまま車中泊。翌朝5時に起床後、トイレを済ませ、裏磐梯スキー場(裏磐梯登山口)の無料駐車場まで乗りつけ、登山準備を済ませ、出発♪。
2年前の10月、紅葉絶頂期の磐梯山へ初登山した時(※)は八方台登山口からだったので、裏磐梯登山口からはお初。裏磐梯から見るカルデラ壁越しの磐梯山は、表磐梯から見る姿とまるで異なり、とっても荒々しい。登山口からすぐに磐梯山の山頂が見えるし、振り向くと山形との県境にそびえる吾妻連峰がそびえ、絶景にシビレます!
(※)https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1288683.html
まずは裏磐梯スキー場のゲレンデトップまで登って振り返ると、吾妻連峰ドーン!西大巓と西吾妻山(百名山・吾妻連峰の最高峰)の双耳峰が美しいです。そこから緩やかな傾斜を登ると、程なく銅沼(あかぬま)。想像と違い、水面は赤くないですが、魚が住めない鉄分豊富な強酸性なようで、突き出る岩が水面に接する辺りは赤かったです。湖面に逆さに反射する櫛ヶ峰、磐梯山は絶景です。
銅沼から、裏磐梯スキー場分岐までの樹林帯は、紅葉がちょうど見頃な感じで、緑・黄・橙・赤がほどよく混じり、歩く都度、カラフルなカラーリングが楽しめます。分岐から弘法清水(小屋)までも、随所随所にカラフルな紅葉が映え、楽しいハイクアップとなります。時折、五色沼側(北側)の眺望が開け、都度、桧原湖と吾妻連峰の美しい光景が広がります♪。
弘法清水小屋に着く頃、ちょうどガスが立ち込め、真っ白になり眺望を失ったので、しばし小屋で休憩。時折雲が掃け、飯豊山〜飯森山〜朝日連峰〜月山〜鳥海山に至る遠景が見えますが、絶景タイムは長くは続かない。30分位の休憩のつもりでしたが、中々雲が掃けず、小屋オーナー達とおしゃべりしてる間に90分位経ってしまい、途方に暮れていると、山頂から降りてきたハイカーより「山頂は雲の上で、雲海の上に周囲が見えますよ!」とのありがたいお言葉が!山頂部は雲に覆われているように見えますが、とりあえず山頂へ向かうこととします。
標高差200mを登り続けると、確かに途中から雲を抜け、「雲の上」に飯豊山などが見え始めます。本当に、山頂と弘法清水小屋の間に雲があったんです!弘法清水で無駄に時間を潰したんだなー、と実感(笑)。気を取り直し、意気揚々と山頂まで進むと、眼下の猪苗代湖(南側)や2年前にご来光が上がった安達太良山(東側)はガスってて見えませんでしたが、スッキリしない天気の中でも、それ以外は相応の絶景が広がっていました♪。
西側〜北側にかけて、うっすら白い飯豊山に飯森山、そして桧原湖越しには朝日連峰、月山、鳥海山が見えます。麓からはスッキリ見えた吾妻連峰は、西大巓・西吾妻山・東吾妻山だけが雲の上に突き出て、山腹以下は見えず。南側では、那須連山、日光男体山、会津駒ヶ岳あたりが見えました。表磐梯側の急な斜面には、紅葉がまだらに広がっており、だいぶ紅葉が麓まで降りていっていることが伺いしれます。
山頂でランチ&撮影を終え、再び下り始めると、やはり弘法清水小屋は時折見えるものの、雲が邪魔してます。小屋〜山頂までの200mの間に、雲が長居しているんですね。小屋で雲が掃けるのを待っている私達のような人は損してますね!
下りの弘法清水小屋では、オーナーに「山頂は雲の上で眺望があった!」旨を報告し、足早にお花畑方面へ下ります。ただし残念ながら、この季節には「お花畑」はありません。ただ、荒々しい尖った岩峰の横、往路に銅沼から見上げたカルデラ壁の真上に立つことができ、そこから爆裂火口越しに見下ろす銅沼や桧原湖は圧巻です。また、銅沼が想定外に「緑色」だったことに驚きます。復路に再確認しなきゃ、と思わせます。
そうそう、裏磐梯登山口からのピストンでは、登山口を含め、トイレが一切ありません。弘法清水小屋(お隣の岡部小屋含む)では、携帯トイレブースはありますが。なので、復路はキジ撃ちの欲求に駆られつつ、撃つことなく、急ぎ足で下山します(苦笑)。でも随所に艶やかな紅葉の木々が広がり、写真撮影には抜かりありません(笑)。
復路の銅沼では、樹林越しに確かに「緑色」の湖面を確認できました。そして、朝と同じく銅沼より、先程通過したカルデラ壁の最上部を見上げます。下から見上げたり、上から見下ろしたり、同じ場所を2度楽しめるのが登山の醍醐味ですね♪。
その後、ゲレンデトップから一気に登山口まで降りますが、トイレはここにはない!車に乗ると、前夜車中泊した裏磐梯高原駅バス停付近の駐車場まで急いで戻り、やっとキジを撃ちます!すっきり(笑)。
さて、ここから本日のトレッキング第2ラウンド。そう、紅葉の五色沼散策です。青沼往復だけでもよいかな、と思いましたが、毘沙門沼からの磐梯山を拝みたいので、五色沼全体を散策することに。
本来は、10月下旬の今が、五色沼の紅葉のピークシーズンのはずですが、今年は全国各地で紅葉が1〜2週間遅れており、五色沼も同様。ピークは来週末かそのちょっと後かな。ただ、所々、赤く色づいた木々が湖面を彩っていました。
そうそう、先月、秋田・白神山地の麓にある"青池"で不思議なブルーを見たばかりですが、今日はここ福島・"青沼"で不思議なブルーを目にします。コバルトブルー?エメラルドグリーン?不思議な青色にとっても感動です。驚いたのは、青沼のみ、湖面に近い木々の葉先が、ことごとく白い点。最初、儀式的にお札?が付いているのかな、と思った位。帰宅後、google先生に聞いてみると、土や湧水に含まれるケイ酸アルミニウムが結晶化したもので、風に揺れて水面に触れた葉っぱが、それにより脱色されて白くなっているようです。へー!!!
その後、るり沼、弁天沼、赤沼と進みますが、どの沼も、青沼ほどでないにせよ、総じて青い!赤沼が青いのには違和感ありありですが(笑)。そして毘沙門沼からは、期待通り、磐梯山&櫛ヶ峰が見通せます。漕ぎボートが水面に波をたてるので、逆さ磐梯山は見えませんでしたが。青空の下で、もう少し紅葉の色づき・発色がよければ、この上ない絶景(インスタ映えするフォトジェニックな場所)だと思いました。
復路は、国道459号をテクテク戻ろうかと思っていた所、ちょうどそちらへ向かうバスが停車中で、急いで飛び乗り、トレッキング第2ラウンドも無事終了。250円で、裏磐梯高原駅バス停まで連れて行ってもらえました。下車後、ソフトクリームを買い、友人の運転により、郡山市の「のんびり温泉」経由で、高速を使わず、下道(国道4号)で上京。本当は、友人と私の家の中点である、春日部駅で下ろしてもらおうと思いましたが、終電時刻を超えてしまい、結局雨の中、自宅横付けで送って頂きました。往復で600km近くを一人で運転してくれた友人に感謝です!
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