【西穂演習】西穂丸山・西穂独標・上高地【甲33.9】
- GPS
- 06:13
- 距離
- 11.8km
- 登り
- 1,214m
- 下り
- 1,224m
コースタイム
- 山行
- 5:51
- 休憩
- 0:23
- 合計
- 6:14
天候 | 穂高稜線上:曇、風強し 上高地:晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
道の状況 登山口〜西穂山荘:梅雨の合間ということでヌチョヌチョの泥濘道が続く。 西穂独標まで:石ころコロコロの道 西穂独標周辺:落ち着いて行けばどうということはない。 登山ポスト:西穂高岳登山口 下山後の温泉:上高地や沢渡で入浴できるが、乗鞍高原温泉湯けむり館に入浴(700円) 飲食店情報:上高地は劇混み必至なので上高地ならではのメニューが特に無ければ沢渡等別の所で食事を摂るのが吉。 |
写真
感想
彼を知り己を知らば百戦危からず
今後、槍や穂高を登拝するに当たっては、その山域がどんな感じなのか知っておいた方が良かろうという事で企画。穂高に興味を持っていたヒロシ氏との共同山行。
当初は穂高連嶺をぐるっと周回なども考えていたが、丹沢でヒロシ氏がへばってしまったこと及び他の山行記録で残雪なお多しとの情報を得、基本は西穂山荘から稜線沿いに北上、西穂高岳を最低到達点とし、その後、天候や残時間を見極めつつ戦果を拡大、できれば間ノ岳か天狗ノ頭まで。天狗のコルから先まで行けたら最高という、様子を見ながらの前進とする。(ピストン予定)
何時でもそうだが気になるのは天候だ。天候はリスク管理の基本だからである。当初15日山行予定だったが、16日の方が天候が良いようなので直前に16日山行と決定。平前日でヒロシ氏は朝早い仕事のため早く帰りたいという希望があり、戦果拡大の余地は当初より限られてはいた。、
前日、松本市街を観光し、ファインビュー室山で入浴の後、道の駅風穴の里泊。21時頃に就寝したのだが、あまりよく寝られなかった。寝る前に大降りの雨があり、翌日の天候に対する危惧を抱く。晴れるかな?晴れますように。
翌朝、雲に覆われた稜線を眺めつつ沢渡大橋駐車場へ向かう。第1駐車場はほとんど埋まっていたが、駐めることはできた。
帝国ホテル前でシャトルバスを降り、歩き出す。鳥の鳴き声が響き梓川には靄がかかる。上高地は人で混む時間帯を避ければ最高だ。
10分ほど歩くと西穂高岳への登山口に至る。ガイド等では急登云々と書いてあるが、急登よりもグチョグチョになった地面の方が厄介だ。時々やや強い風が吹く。これだと稜線は…。一抹の不安を抱く。気象予報でも風速強そうだったしな。
2時間弱で西穂山荘に到達。稜線は雲に覆われ灰色の世界。「こりゃあ西穂高岳で取って返すかな」と思う。
西穂山荘からでかい岩群をよじ登っていくと丸山である。稜線風強し&冷たし。
ヒロシ氏(´A`) :寒い…
自 分(´・ω・`) :(予想気温が13/7℃程度というのは事前に知らせてあるしな…)防寒着は持ってきた(よね)?
(´A`) :持ってきてない…
(´・ω・`):・・・(戦果の拡大は望めないな…)
この時点で結末は明らかなのだが、まだ大丈夫なようなので調子を見つつ前進を続ける。
石ころの歩きにくい道を、ピークの後にピーク、そのピークの後にまたピークと登っていくと、いよいよ独標直下の岩登りだ。下ってくる人を通しつつ難無く登頂。
西穂独標までで間誤付くようなら先は行くなと言われているので難易度は一段上がるわけだ。こんなにペンキで印がたくさん付いていて親切極まりないと思うのだが。
ヒロシ氏に「どうするね?」と聞くと「とりあえず一つ先のピークまで行ってみる」ということで岩場を下り始める。と、下り始めた途端に、また風が強くなり、しかも風と共に水滴まで飛んでくる始末だ。前年に岩手山で同様の事態は経験済みだが、防寒していないヒロシ氏のことを考えるとかなり厳しい。
結局、独標から一つ先のピークでヒロシ氏ギブアップ。取って返す。代わりに焼岳でもと思ったが意外と距離があるので大人しく上高地散策に切り替え。もと来た道を戻る。戻る途中、相変わらず風が強いものの行きと違って太陽が何度も姿を見せる。天気予報のとおり雲又は霧時々晴れなのだろう。
上高地に下ると空は晴れ渡っている。穂高の稜線も我々が下った後晴れ渡ったりしていたら恨めしいなと思うところだが、上高地から見る限り頂付近は雲が取れてないようだったし、その後のことは他の山行記録があれば、それを確認したい。
その後、上高地を散策するも人の多さに飽いて予定より3時間早く去る。その時間を使って乗鞍高原温泉に足を伸ばす。
今回は無事帰還できたから良かったが、成果不十分であることに変わりが無い。自分としては西穂高岳より先の部分についてよく研究したいところであったので非常に残念である。遠からず再登頂を果たしたいものである。
また、今回の山行については批判を受けても仕方が無い部分があった。ただ予想気温を伝えるのではなく、「稜線は真冬の東京並みの気温だから防寒着がマストである」旨の注意喚起を行うべきところ、それを怠ったことについて自己批判するものである。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する