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記録ID: 207550
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ハイキング
甲斐駒・北岳

梅雨明け?栗沢山からアサヨ峰、広河原峠まで

2012年07月17日(火) [日帰り]
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GPS
06:10
距離
10.1km
登り
945m
下り
1,470m

コースタイム

7:15北沢峠長衛荘前
林道を少し歩いて、駒仙小屋方向へ下りテント場を抜けて橋を渡り、仙水峠方面へは曲がらずに直進します。間もなく右側に栗沢山登山口の道標があります。
7:25栗沢山登山道入口
シラビソの鬱蒼とした樹林帯の中を高度を上げて行きます。やがて樹林帯からハイマツ帯に植生が変わると、所々で展望が開けて甲斐駒ケ岳や仙丈ケ岳が見え隠れします。栗沢山の頂上に近くなると岩陵帯となります。
9:00栗沢山頂上9:10
山頂は甲斐駒ケ岳の展望台と言われるだけあり、素晴らしい大パノラマを楽しめます。ここからアサヨ峰へは、まず大きな岩陵とハイマツ帯歩きとなります。周囲の展望を楽しみながら、大きな岩場越え箇所が2箇所ほどあります。偽ピークに騙されながら?歩くと間もなくアサヨ峰に到着です。
10:00アサヨ峰頂上10:10
アサヨ峰の山頂からも大パノラマが広がっていました。白峰三山や先へと続く鳳凰三山の稜線の眺めは素晴らしい展望です。早川尾根を、鳳凰三山を正面に見ながら下ります。アサヨ峰からは、しばらく、ハイマツ帯が続きますが、ところどころに急な岩場の下りがあります。樹林帯に入り、アップダウンを4回ほど繰り返すと早川小屋となります。
11:30早川小屋
早川小屋は樹林帯の中にヒッソリとした雰囲気で建っている山小屋でした。小屋から、しばらく歩くと間もなく広河原峠となります。
11:55広河原峠
どうも、一つ先の白鳳峠の印象があるので、広河原峠からの下りも、かなり厳しいものと思っていましたが、一貫して急勾配の道が続きましたが、途中からは美しい沢も現れて気分も紛れて、あっという間に南アルプス林道に出てしまいます。
13:10広河原峠入口
広河原峠から地図に記載されている標準時間の半分以下で、着いてしまったので林道を見た時にも、別の林道に出たのかと思ってしまったほどでした。白鳳峠から広河原峠まで余計に歩いても、広河原峠から下った方が断然に楽だと思いました。
13:25広河原インフォメーションセンター
天候 朝は曇り、次第に青空
過去天気図(気象庁) 2012年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
バス タクシー 自家用車
中央高速道路、甲府昭和インターチェンジから一般道、芦安市営第1駐車場まで自家用車を利用しました。行きは5時30分の乗合タクシーで広河原まで、6時50分のバスで北沢峠まで。帰りは広河原から乗合タクシーで芦安市営第1駐車場まで戻ります。
コース状況/
危険箇所等
広河原峠からの登山道が荒れ放題という感じでした。
予約できる山小屋
北沢峠 こもれび山荘
タクシーとバスを乗り継いで、やっと北沢峠に着きました。長衛荘のチョコブラウニーを食べたかったのですが、今日はおあずけです。
2012年07月17日 07:16撮影 by  NIKON D300S, NIKON CORPORATION
7/17 7:16
タクシーとバスを乗り継いで、やっと北沢峠に着きました。長衛荘のチョコブラウニーを食べたかったのですが、今日はおあずけです。
こちらが、噂の長衛荘前のクリンソウです。かなりの本数が群生しており満開でした。可愛らしい花です。
2012年07月17日 07:17撮影 by  NIKON D300S, NIKON CORPORATION
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7/17 7:17
こちらが、噂の長衛荘前のクリンソウです。かなりの本数が群生しており満開でした。可愛らしい花です。
駒仙小屋のテント場には、色とりどりのテントが・・・・。とてもきれいな景色?でした。
背後には、南アルプスの女王、仙丈ケ岳が美しいお姿を見せてくれました。
2012年07月17日 07:25撮影 by  NIKON D300S, NIKON CORPORATION
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7/17 7:25
駒仙小屋のテント場には、色とりどりのテントが・・・・。とてもきれいな景色?でした。
背後には、南アルプスの女王、仙丈ケ岳が美しいお姿を見せてくれました。
シラビソの鬱蒼とした樹林帯の中、急坂を登ります。かなり湿度が高いようで、汗が一気に噴き出します。
2012年07月17日 07:34撮影 by  NIKON D300S, NIKON CORPORATION
7/17 7:34
シラビソの鬱蒼とした樹林帯の中、急坂を登ります。かなり湿度が高いようで、汗が一気に噴き出します。
ふと、足元を見れば、白い花、ゴゼンタチバナですね。
2012年07月17日 08:31撮影 by  NIKON D300S, NIKON CORPORATION
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7/17 8:31
ふと、足元を見れば、白い花、ゴゼンタチバナですね。
栗沢山への樹林帯の切れ間から、仙丈ケ岳が見えました。素晴らしい絶景です。朝はいったい、どうなることかと思いましたが、空は晴れて来ました。テンションも上げ上げです。
2012年07月17日 08:32撮影 by  NIKON D300S, NIKON CORPORATION
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7/17 8:32
栗沢山への樹林帯の切れ間から、仙丈ケ岳が見えました。素晴らしい絶景です。朝はいったい、どうなることかと思いましたが、空は晴れて来ました。テンションも上げ上げです。
同じく樹林帯の切れ間から、今度は甲斐駒ケ岳と駒津峰です。最高の天気になりそうな予感です。
2012年07月17日 08:35撮影 by  NIKON D300S, NIKON CORPORATION
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7/17 8:35
同じく樹林帯の切れ間から、今度は甲斐駒ケ岳と駒津峰です。最高の天気になりそうな予感です。
甲斐駒ケ岳のドアップです。こちら側から見る甲斐駒ケ岳は何か普通のお山という感じです。個人的には、甲斐駒ケ岳は八ヶ岳側から見るのが一番カッコいいと思います。
2012年07月17日 08:35撮影 by  NIKON D300S, NIKON CORPORATION
7/17 8:35
甲斐駒ケ岳のドアップです。こちら側から見る甲斐駒ケ岳は何か普通のお山という感じです。個人的には、甲斐駒ケ岳は八ヶ岳側から見るのが一番カッコいいと思います。
花弁が一枚少ないですが、ミヤマキンパイのようですね。
2012年07月17日 08:50撮影 by  NIKON D300S, NIKON CORPORATION
7/17 8:50
花弁が一枚少ないですが、ミヤマキンパイのようですね。
北岳も見えてますよ。この角度からの北岳も、あまり見ることがないので、とても貴重ですね。雲がどんどん消えています。
2012年07月17日 08:56撮影 by  NIKON D300S, NIKON CORPORATION
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7/17 8:56
北岳も見えてますよ。この角度からの北岳も、あまり見ることがないので、とても貴重ですね。雲がどんどん消えています。
栗沢山の頂上に到着しました。360度の絶景が広がっていました。背後にはもちろん甲斐駒ケ岳様ですね。
2012年07月17日 09:00撮影 by  NIKON D300S, NIKON CORPORATION
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7/17 9:00
栗沢山の頂上に到着しました。360度の絶景が広がっていました。背後にはもちろん甲斐駒ケ岳様ですね。
前方には、これから登るアサヨ峰と早川尾根が続きます。地蔵岳のオベリスクも見えますね。
2012年07月17日 09:01撮影 by  NIKON D300S, NIKON CORPORATION
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7/17 9:01
前方には、これから登るアサヨ峰と早川尾根が続きます。地蔵岳のオベリスクも見えますね。
南アルプスの女王も美しいですね。山頂の上には大きな雲が発生していますが、かなりの勢いで流れています。
2012年07月17日 17:26撮影 by  NIKON D300S, NIKON CORPORATION
7/17 17:26
南アルプスの女王も美しいですね。山頂の上には大きな雲が発生していますが、かなりの勢いで流れています。
ハクサンイチゲも栗沢山とアサヨ峰の岩陵帯の稜線のいたるところで、咲いていました。可憐な花ですね。
2012年07月17日 09:34撮影 by  NIKON D300S, NIKON CORPORATION
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7/17 9:34
ハクサンイチゲも栗沢山とアサヨ峰の岩陵帯の稜線のいたるところで、咲いていました。可憐な花ですね。
大岩の岩影には、ひっそりとイワカガミが咲いていました。
2012年07月17日 09:47撮影 by  NIKON D300S, NIKON CORPORATION
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7/17 9:47
大岩の岩影には、ひっそりとイワカガミが咲いていました。
アサヨ峰に着きました。いい感じの山頂道標と背後の北岳・・・・。
2012年07月17日 09:58撮影 by  NIKON D300S, NIKON CORPORATION
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7/17 9:58
アサヨ峰に着きました。いい感じの山頂道標と背後の北岳・・・・。
こちらの山梨百名山の木碑も、とてもカッコよくて負けてはいません。いい感じですね。
2012年07月17日 10:00撮影 by  NIKON D300S, NIKON CORPORATION
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7/17 10:00
こちらの山梨百名山の木碑も、とてもカッコよくて負けてはいません。いい感じですね。
あとは日本一が見えてくれれば、文句なしなのですが、富士山はわずかにしか姿を見せてくれませんでした。本日、唯一の心残りでした・・・・。
2012年07月17日 10:03撮影 by  NIKON D300S, NIKON CORPORATION
7/17 10:03
あとは日本一が見えてくれれば、文句なしなのですが、富士山はわずかにしか姿を見せてくれませんでした。本日、唯一の心残りでした・・・・。
崩壊地から振り返って、アサヨ峰です。かなり歩いて来ました。
2012年07月17日 17:27撮影 by  NIKON D300S, NIKON CORPORATION
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7/17 17:27
崩壊地から振り返って、アサヨ峰です。かなり歩いて来ました。
韮崎の街は、白い雲で霞み気味でした。
2012年07月17日 10:35撮影 by  NIKON D300S, NIKON CORPORATION
7/17 10:35
韮崎の街は、白い雲で霞み気味でした。
この早川尾根は、贅沢な展望です。南側を見ればいつでも北岳が見えます。
2012年07月17日 10:54撮影 by  NIKON D300S, NIKON CORPORATION
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7/17 10:54
この早川尾根は、贅沢な展望です。南側を見ればいつでも北岳が見えます。
前方の早川尾根は、韮崎側から雲が湧いて上がって来ました。でも、南側はとてもクリアに晴れています。
2012年07月17日 11:09撮影 by  NIKON D300S, NIKON CORPORATION
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7/17 11:09
前方の早川尾根は、韮崎側から雲が湧いて上がって来ました。でも、南側はとてもクリアに晴れています。
赤いリボンが、とても目立ちました。まだ新しそうですね。
2012年07月17日 17:27撮影 by  NIKON D300S, NIKON CORPORATION
7/17 17:27
赤いリボンが、とても目立ちました。まだ新しそうですね。
ラジオで関東地方に梅雨明けが宣言されたというニュースを聴いたあとすぐに、北岳を撮影しました。この青空は、南アルプスも完全に梅雨明けですね。
2012年07月17日 11:27撮影 by  NIKON D300S, NIKON CORPORATION
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7/17 11:27
ラジオで関東地方に梅雨明けが宣言されたというニュースを聴いたあとすぐに、北岳を撮影しました。この青空は、南アルプスも完全に梅雨明けですね。
早川尾根に到着しました。こじんまりした雰囲気でした。小屋の中を少し覗きましたが、そのままスルーしました。
2012年07月17日 11:31撮影 by  NIKON D300S, NIKON CORPORATION
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7/17 11:31
早川尾根に到着しました。こじんまりした雰囲気でした。小屋の中を少し覗きましたが、そのままスルーしました。
ウーン、何という花でしょう・・・・?。とても小さな花です。
2012年07月17日 11:38撮影 by  NIKON D300S, NIKON CORPORATION
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7/17 11:38
ウーン、何という花でしょう・・・・?。とても小さな花です。
梅雨明け後の北岳の雄姿です。カッコいいですね。
2012年07月17日 11:52撮影 by  NIKON D300S, NIKON CORPORATION
7/17 11:52
梅雨明け後の北岳の雄姿です。カッコいいですね。
広河原峠に着きました。ここからは一気の下りとなります。果たして白鳳峠からの下りと、どちらがキツイのでしょうか・・・・?。
2012年07月17日 11:58撮影 by  NIKON D300S, NIKON CORPORATION
7/17 11:58
広河原峠に着きました。ここからは一気の下りとなります。果たして白鳳峠からの下りと、どちらがキツイのでしょうか・・・・?。
原生林の中を、ただひたすらに厳しい下りが続きます。どこまで続くのか戦々恐々としていました。
2012年07月17日 12:09撮影 by  NIKON D300S, NIKON CORPORATION
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7/17 12:09
原生林の中を、ただひたすらに厳しい下りが続きます。どこまで続くのか戦々恐々としていました。
この沢のマイナスイオンと水に助けられました。ここから再び生き返り、ギアをチェンジして下ります。
2012年07月17日 17:27撮影 by  NIKON D300S, NIKON CORPORATION
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7/17 17:27
この沢のマイナスイオンと水に助けられました。ここから再び生き返り、ギアをチェンジして下ります。
思ったよりもだいぶ早く南アルプス林道に出ました。1時間ほどでしょうか・・・・。あまりの早さに驚きました。
2012年07月17日 13:10撮影 by  NIKON D300S, NIKON CORPORATION
7/17 13:10
思ったよりもだいぶ早く南アルプス林道に出ました。1時間ほどでしょうか・・・・。あまりの早さに驚きました。
広河原まで戻って来ました。梅雨が明けた初日のせいか、午後なのに北岳がバッチリ見えますね。今日は最後まで、青い空と白い雲が眩しかった・・・・。
2012年07月17日 13:25撮影 by  NIKON D300S, NIKON CORPORATION
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7/17 13:25
広河原まで戻って来ました。梅雨が明けた初日のせいか、午後なのに北岳がバッチリ見えますね。今日は最後まで、青い空と白い雲が眩しかった・・・・。
撮影機器:

感想

 今日は事前の天気予報が、実に微妙でしたが、ダメモトでアサヨ峰を目指しました。笹子トンネルを抜けると、何と曇っており、まただめかとあきらめムードでしたが、芦安に着くと青空が。しかし、広河原でバスを待っている時には、南側からとんどん雲が湧いて来て、再びテンション下げ下げムードに・・・・。しかし、北沢峠に着くと、雲がとれて青い空が広がりいい感じになりました。
 天気に一喜一憂しながらも、結局は途中のラジオニュースで関東甲信地方の梅雨明け宣言を聴きながら、甲斐駒が岳、仙丈ケ岳、北岳の絶景を見ながら最高の稜線歩きを満喫することができました。このコースは、距離とその大展望を考えると、とてもお得なルートだと思います。
 そして、白鳳峠からの厳しい下りから、恐れていた帰りの広河原峠からの下りも思ったいたほどではなくて、難なくクリアすることができました。地図では広河原峠から南アルプス林道に出るまで2時間30分と記載されていたのですが、かなり過大なようで実際には1時間ほどで林道に出てしまい、少しあっけなかったですね。
 でもまあ、楽な方に期待外れ?だったので、ラッキーでしたね。天気にも恵まれて、そしてまた素晴らしい展望にも恵まれて、最高の山行となりました。

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