岩手山裏縦走路(一部)
- GPS
- --:--
- 距離
- 21.9km
- 登り
- 1,240m
- 下り
- 1,222m
コースタイム
7:37AM 三ツ石避難小屋(1218m)
Rest 5min
8:04AM 三ツ石山(1466m)
Rest 15min
8:50AM 小畚山(1467m)
9:28AM 大深岳(1541m)
10:10AM 嶮岨森(1448m)
Rest 40min
11:13AM 水場
11:37AM 大深岳
11:46AM 大深岳下眺望の良いとこ
Rest 5min
11:56AM 大深岳
12:15PM 源太ヶ岳(1545m)
Rest 10min
13:44PM 松川登山口駐車場
天候 | 霧・小雨・雨・小雨・霧・曇・快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
昨日の大雨で路面はぬかるんでいました。 |
写真
感想
前日まで雨。特に夜は激しい雨。そんな夜中にステアリングをぎゅっと握って八幡平温泉郷にたどり着きました。怖かった。宿には釣り目的の客が4人。オーナーも釣りキチみたいでちょっと場違いかなぁ〜と思っていましたが、食事の後で明日の予定を話していると、この辺の山は熟知されているようで、山地図を広げて相談してました。当初は岩手山を含む30kmを考えていました。
すると、当初考えていた松川登山ルートは熊の巣窟らしく、オススメでは無いとのこと。もちろん単独行なので即座に松川登山ルートは止めました。翌日の天気も午前中いっぱいは曇。お昼過ぎぐらいには下山しないと行けないので、とりあえず松川ルートからひとつ岩手山から離れたルートで裏岩手山縦走路へ登ることにしました。
早朝予定通り出発。まずは枝尾根伝いに三ツ石山荘を目指します。昨夜の大雨の名残がトレイルは柔らかく場所によってはぬめっと足を取られます。ほんとに尾根なのか?と思うくらいに水たまりや流れがあり、とても走れるような状況ではありませんでした。熊の巣窟から離れたルートだからといって熊が居ないとは限らないので、熊鈴リンリンさせながら、かつ、大きな声で歌いながら進みました。30分くらい進むと周りのガスは霧雨に変わり、雨に変わりと天気が回復する予報が外れたのかな?とか、雲の中へ入っていっているのかな?とか思っていました。視界も悪く、足下悪しで、熊居るかもなトレイルでしたが、いろんな花がところどころに咲いていてカメラに収めながら登っていきました。山荘に到着するとそこは山荘ではなく三ツ石避難小屋という看板。小屋の周りは湿原になってて、山の上にこんな湿原があるのが不思議でなりませんでした。ここから裏縦走路を岩手山ピストンか、八幡平方面かと悩みましたが、天気も回復する材料も見当たらず、岩手山は諦め裏縦走路を岩手山から離れる方向へ進みました。
このルートは、鏑木毅さんのコースガイドブックにあるルートで、晴れていれば眺望はいいルート、しかもアップダウンが少ない快走ルートのはずでした。しかし、ここのトレイルも見事に昨夜の雨に緩んだ状態でした。しかも、主脈の尾根ですから風が吹き付けてきます。三ツ石山で風も強くなってきたので、ビバーク気味に岩の影でひそみ、霧が山の斜面を駆け上がってくる様子を見てました。雲が上に上がっているから晴れに向かうのかも?と思い、大深岳を目指しました。でも、視界は相変わらず。
大深岳は絶景のポイントのはずなのに何も見えない。そのまま縦走路を北上。嶮岨森でそろそろUターンかなと時間を気にしていると、眼下に鏡湖がキラキラと輝いているのが見えました。でもすぐ見えなくなり。でも若干上空は明るくなりつつあったので、その場で展望ポイントの嶮岨森の頂上付近の尾根を行ったり来たりしながら、その時を待っていました。スタートして4時間半後。ようやくここに来た、ここで見たかったものたちが、どんどん現れてきます。目の前に走ってきた尾根や八幡平方面の尾根の姿が見えてきた。そして、岩手山の頂き。さらには秋田駒ヶ岳の山々や八幡平、茶臼岳、秋田方面の山々も。こんなに沢山一度に山の頂きを見たのは初めてだったので、とても感動しました。霧の中に居て、辺がどんどん晴れて来たからなお一層だったかもしれません。
もっと観たいと思っていましたが、先ほどガスって見えなかった大深岳の眺望のいいところに戻り、また感動。大きい岩手山。それから、ガスってて何も見えなかった三ツ石山、 小畚山も見え、これからたどる源太ヶ岳も。すごい山並みでした。
路面状況は最悪で走れるもんじゃなかったですが、昨夜攣ったふくらはぎもまだ痛みがあったし、走れない路面だったので良かったのかなぁ〜とも。後付けですがね。帰りの源太ヶ岳から松川登山口駐車場へは悪路でした。僕のスキルの無さかもしれませんが、故障した時のエスケープルートには使えませんね。山小屋で身を寄せることも選択肢のひとつかも。
奥久慈以来のトレイルでした。アフターは地熱発電所もある松川温泉で露天風呂〜。湯の花わんさか。湯船は貸切〜。
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